jd4linux (2.8.9-150226) | 2015-02-26 23:09 |
jd4linux-win32 (2.8.9-beta150226) | 2015-02-26 23:18 |
theme (jd_famsilk) | 2011-09-06 18:45 |
JDをどうしてもWindowsで使いたい方向けの暫定版で、Windows XP/Vista/7に対応する。JDはLinux版を中心に開発されているので、Windows版でのトラブルは対応が後手にまわる。Windows版の位置づけを理解した上でご利用願いたい。
jdのキャッシュディレクトリは、ユーザプロファイルフォルダの下にあり
(XP) C:\Documents and Settings\xxxxx\.jd\
(Vista/7) C:\Users\xxxxx\.jd\
となる。変更したい場合は、マイコンピュータのプロパティで、環境変数JD_CACHEにフルパスを指定する。キャッシュディレクトリ内のファイルはLinuxのjdと互換性がある。
Windowsでは、次の点は仕様である。
次の問題点は偶発的なため、jdを再起動することで回避できる。またタスクバーをクリック(最小化)したり、ウインドウ切り替え(Ctrl+Tabキーなど)で一時的に復帰できる。
他にも、開発者が気づいていない潜在的な問題もあると考えられる。もし解決策を発見されたなら、パッチ寄稿をお願いしたい。
jd4linux-win32の最新パッケージをダウンロードして任意のフォルダに解凍し、binフォルダにあるjd.exeを起動すればよい。
jd4linux (2.8.9-150226) | 2015-02-26 23:09 |
jd4linux-win32 (2.8.9-beta150226) | 2015-02-26 23:18 |
theme (jd_famsilk) | 2011-09-06 18:45 |
Vista/7においてgtk2.22以降(バイナリ版では2.8.0以降)を使用した場合、システムフォントの設定がメニューなどに反映されない場合がある。JDのシステムフォントを変更したい場合は、以下のファイルを開いてfont_nameを設定するとよい。
(インストールフォルダ)\etc\gtk-2.0\gtkrc
例えばVista/7では、以下の様に設定するとよい。
style "jd-msw-systemfont" { font_name = "Meiryo 9" } class "*" style "jd-msw-systemfont"
バイナリ版JDは、Windowsのコマンドプロンプトへのエラーメッセージ出力に対応していない。コマンドプロンプトからjdを起動しても、ヘルプメッセージもエラーメッセージも表示されない。(なお、MSYSのプロンプトには表示される。)
Windowsではエラーメッセージをファイルに保存しておく、-lコマンドオプションをショートカットに設定しておくと良い。
エラーメッセージは、jdのキャッシュディレクトリのlog\msglogファイルに追記されているので、異常な動作をしたときにエラーメッセージが出力されていないか確認できる。
JDがウインドウ配置を行うと、Windowsによって前回終了時の状態を元にウインドウが配置された後に、JDが強制的に移動させてしまい、操作感が悪くなるため以下の設定を推奨する。
※Windows版では、2.8.1以降でデフォルト設定をいいえに変更した。以前の設定がキャッシュフォルダに残っている場合はこの設定を行って頂きたい。
ビルドするためにはプログラミングに関する知識と、それなりに時間と手間がかかる。
gtkmm、MinGW/MSYS、gnutls、Regexを用意する。
パッケージ | インストール先 | コメント |
gtkmm-win32-devel-2.16.0-4.exe | C:\GTK | (注1) |
MinGW-5.1.6.exe | C:\MinGW | base utilsとMakeのみ選択 (注2) |
gcc-c++-4.4.0-mingw32-bin.tar.gz gcc-c++-4.4.0-mingw32-dll.tar.gz gcc-core-4.4.0-mingw32-bin.tar.gz gcc-core-4.4.0-mingw32-dll.tar.gz gmp-4.2.4-mingw32-dll.tar.gz libiconv-1.13-mingw32-dll-2.tar.gz mpfr-2.4.1-mingw32-dll.tar.gz pthreads-w32-2.8.0-mingw32-dll.tar.gz | C:\MinGW | gcc-full-4.4.0パッケージでも良い (注3) |
MSYS-1.0.11.exe msysDTK-1.0.1.exe | C:\msys\1.0 | |
crypt-1.1-1-MSYS-1.0.11-1.tar.bz2 | C:\MinGW | 要ヘッダ修正 |
gnutls-2.8.0.zip | C:\MinGW | exeパッケージでも良い |
regex-2.7-bin.zip | C:\MinGW | gnuwin32版を使用 |
注意事項
/etc/fstab
c:/mingw /mingw c:/gtk /gtk
~/.profile
export PKG_CONFIG_PATH=/gtk/lib/pkgconfig:/mingw/lib/pkgconfig export ACLOCAL="aclocal -I /gtk/share/aclocal"
/mingw/lib/libregex.la, libgnutls.la, libgcrypt.la
正しいlaファイルを作るより、移動するか拡張子をla_などと適当に変更してしまった方が早い。
/gtk/share/aclocal/iconv.m4
gtkmm同梱のiconvをaclocalから使うためのファイル。gtkmmには含まれないので、iconvのバージョンに適合したファイルを必要とする。gtkmmで使用されているiconvはGTK+の依存パッケージにあり、GNU libiconvのSourceパッケージに含まれている。
/mingw/include/crypt.h
MSYS用のヘッダをMinGWで使うための修正。cryptをMinGWでビルドすればMSYS(msys-1.0.dll)との依存関係が外せる。
#include <ansidecl.h> void EXFUN(encrypt, (char *block, int edflag)); void EXFUN(setkey, (char *key)); char * EXFUN(crypt, (const char *key, const char *salt));
最新svnの取得にはTortoiseSVNなどを使用してチェックアウトする。ウイルスバスターやノートンなどのセキュリティソフトが働いてると、ビルド時間が倍以上かかることやパーミッションエラーなどが出ることがある。
autoreconf -i ./configure --with-sessionlib=no --with-gthread --with-native CXXFLAGS="-O2 -pipe -mthreads -fexceptions -fasynchronous-unwind-tables -I/gtk/include" LDFLAGS="-mwindows -L/gtk/lib -lz -liconv" make strip -s src/jd.exe -o jd.exe
JDの実行に必要なファイルとディレクトリはバイナリ版JDを参考にして貰いたい。gtkmmの必要ファイルについて詳しくはgtkmmのRedistributingに記述がある。
問題点の報告はこちらかJDサポートBBSでお願い致します。