DTXMania 099 series, and DTXCreator: (099g(191022)) | 2019-10-23 00:21 |
DTXMania 100 series, and DTXCreator: (119(211020) and 035(191001)) | 2021-10-20 00:00 |
DTXMania Release104以降では、動画の再生機能を実現するために、DirectShow機能を使用しています。 (従来のDTXManiaでは、Video for Windowsを使っていました。)
DirectShowやVideo for Windowsを使って動画を再生するためには、 コーデック(codec)というものをインストールして動画再生機能を追加しますが、 このcodecは、動画のフォーマットごとに、DirectShowをサポートしているか、Video for Windowsをサポートしているかが異なります。
そのため、従来のDTXManiaでは再生できなかった動画が再生できるようになったり、逆に再生できなくなったりします。
当方では、ffdshow tryoutと、K-Lite Codec Packという、2つのcodecで、DTXManiaの動作確認をしました。 これら2つのcodecのメリット/デメリットは、以下の通りです。
ここでは、その2種類のcodecの導入方法をご紹介いたします。 ただし、複数のcodecを同時に導入することはできません。どれか1つを選んで導入してください。
1. K-Lite Mega Codec Packをダウンロードする。
Download: のところにある、Location のところの Server 1, Server 2, Server 3のどれかをクリックしてください。(どれをクリックしても、ダウンロードされるファイルは同じものです。)
2. ダウンロードしたファイルを実行して、インストールしてください。
ffdshowなど、既に別のcodecがインストールされている場合は、この時にアンインストールしてもよいか確認があります。
(そのまま進めると、アンインストールされますので、アンインストールしてください)
3. そのまま、何度かNextをクリックして、インストールを最後まで完了させます。
3. 動画再生時に、このcodecが使われるような設定をします。
(StrrokeStyle<T>でのcodec導入手順を、ほぼそのまま引用しています。)
1. ffdshow tryoutのサイトから、最新のclsidシリーズをダウンロードする。2015年12月11日時点では、ffdshow_rev4533_20140929_clsid.exe が最新でした。
なお、ファイル名の最後に_x64とついているものとついていないものがありますが、必ずx64が付いていないもの(32bit版)をダウンロードしてください。お使いのOSが64bit版であっても、32bit'版を使います。
2. ダウンロードしたファイルを実行して、ffdshow tryoutをインストールします。インストール途中の 「コンポーネントの選択」画面では、「DXVAビデオデコーダー」にチェックを入れます。他はそのままで良いです。
3. インストール途中の 「追加タスクの選択」画面の設定は、そのままで良いです。(というか、それぞれの検証を全然やってない...)
4. 次に、Video for Windowsの設定を行います。
4-1.「スタートボタン」 →「すべてのプログラム」→ 「ffdshow」→「VFWの設定」を起動します。(OSにより「スタートボタン」などの表記が若干異なりますが、うまく読み替えてください)
4-2.「Decoder」タブを選択します。
4-3. ウィンドウ左側のリストの一番上、「コーデック」をクリックします。
4-4. 右側のリスト領域のどこかで右クリックし、「安定な形式をすべて libavcodec に設定する」を選択します。
4-5. 「OK」ボタンを押下し、ウィンドウを閉じます。
5. ビデオデコ-ターの設定
5-1. 「スタートボタン」→「すべてのプログラム」→「ffdshow」→「ビデオデコーダーの設定」を起動します。
5-2. ウィンドウ左側のリストの一番上、「コーデック」をクリックします。
5-3. 右側のリスト領域のどこかで右クリックし、「安定な形式をすべて libavcodec に設定する」を選択します。
5-4. ウィンドウ左側のリストの下のほう、「出力」をクリックします。
5-5. 「サポートされた出力色空間」グループの中にある「RGB32」にチェックが入っていることを確認し、「優先的に使用する色空間」を「RGB32」に変更して下さい。
5-6. 「OK」ボタンを押下し、ウィンドウを閉じます。
6. DXVA ビデオデコーダーの設定
6-1. 「スタートボタン」→「すべてのプログラム」→「ffdshow」→「DXVA ビデオデコーダーの設定」を起動します。
6-2. ウィンドウ左側のリストの中段、「ハードウェアアクセラレーション」をクリックします。
6-3. 「DXVAを有効にする」グループについて、DXVA を有効にしたい種別にチェックを入れます。基本的に全部にチェックを入れることをお勧めします。
6-4. 「OK」 ボタンでウィンドウを閉じます。
7. オーディオデコーダーの設定
7-1. 「スタートボタン」→「すべてのプログラム」→「ffdshow」→「オーディオデコーダーの設定」を起動します。
7-2. ウィンドウ左側のリストの一番上、「コーデック」をクリックします。
7-3. 右側のリスト領域のどこかで右クリックし、「安定な形式をすべて libavcodec に設定する」を選択します。
7-4. 「OK」ボタンでウィンドウを閉じます。
8. MPC-Standalone Filters のインストール
MPC-Standalone Filters は、MPC Home Chinema という製品から DirectShow 用のフィルタだけを取り出したパッケージです。ここでは、この中から「FLVSplitter」だけをインストールします。(.flv ファイルを DirectShow で利用可能にするスプリッターフィルタです。)
8-1. MPC Home Chinema プロジェクトの Standalone Filters ページから、最新の 「Filters vM.N.R.B _ Win32」 フォルダをクリックします。(OS が 64bit 版 Windows であっても、32bit 版をダウンロードしてください。M.N.R.B はバージョン番号です。)
8-2. 「MPC-Standalone Filters.M.N.R.B.x86.zip」をダウンロードします。(M.N.R.B はバージョン番号です。)
8-3. zip を解凍し、中にある「FLVSplitter.ax」ファイルを、以下のフォルダにコピーまたは移動します。
8-4. コマンドプロンプトを管理者権限で起動します。
「スタートボタン」→「すべてのプログラム」→ 「アクセサリ」→「コマンド プロンプト」を右クリックし、「管理者として実行]」を選択します。
OSによっては、コマンドプロンプトを選択するまでのパスが違っているので、手k氏悦に読み替えてください。また、「管理者として実行」は、最新のWin10では「その他」メニューの中にあるので注意してください)
8-5. コマンド 「regsvr32 <先ほどコピーしたフォルダ>\FLVSplitter.ax」 を実行します。何か成功(Succeed)したようなウィンドウが表示されれば OK です。
8-6. 「OK」ボタンを押下してウィンドウを閉じ、コマンドプロンプトを終了します。
9. Haali Media Splitter のインストール
Haali Media Splitter は、.mp4/.mkv/.ogg/.ogm/.ts/.m2t/.m2ts ファイルを DirectShow で利用可能にするスプリッターフィルタです。現在は「MatroskaSplitter」という名称になっています。
9-1. Haali Media Splitter のページ から、「MatroskaSplitter」をダウンロードします。(ページの右上の方に「Download」欄があります。)
9-2. MatroskaSplitter をインストールします。途中に出てくるオプション画面の変更は不要です。
10. 優先コーデックの選択
Windows7以降のOSでは、ffdshow をインストールしても、DirectShow が必ず ffdshow を使ってくれるとは限りません。例えば、H.264 コーデックには、ffdshow 版と Microsoft 版の2つが存在することになる場合があります。そして、少なくともWindows7 の初期状態では、常に Microsoft 版を優先して使用するように「設定」されています。このままでは、せっかく ffdshow を入れたのに DirectShow はそれを使ってくれません。
この競合するコーデックの「優先設定」を行うには、「Win7DSFilterTweaker」というツールを使用します。
10-1. Win7DSFilterTweaker をダウンロードします。必ず最新版を使用して下さい。
10-2. Win7DSFilterTweaker を起動すると、メニュー画面が表示されます。
10-3. 「Preferred decoders」ボタンを押下すると、どのフォーマットにどのコーデックを優先して割り当てるかを設定できる画面が表示されます。
64bit版のOSをお使いの方は、32bit側の設定を行ってください。(64bit側の設定は不要です)
10-4. ffdshow が使えるフォーマットについて、すべて ffdshow を選択して下さい。
ただし、「MP2」と「MP3」は変更しないで下さい。(「Microsoft」以外のものに変更しようとすると警告が出ます。)
また、「ffdshow (DXVA)」が選択できる場合は、そちらを優先して選択して下さい。
10-5. 「Apply」(適用する)または「Apply & Close」(適用して閉じる)ボタンを押下し、メニュー画面に戻ります。
普通に Enter キーを押したりすると、Apply されずに Close されてしまいますのでご注意下さい。[[BR}]
10-6. 最後に、メニュー画面で「EXIT」ボタンを押下し、Win7DSFilterTweaker を終了します。
注意:Apply したにも関わらず、再び Win7DSFilterTweaker を開くと設定が元に戻されている場合があります。原因はよく分かっていないのですが、この場合は、ffdshow をアンインストールし、再びインストールすると治るようです。
1. 「すべてのプログラム」→「K-Lite Codec Mega Pack」→「Codec Tweak Tool」として、Codec Tweak Toolを起動する。
2. Configurationの、!DirectSHow Filtersをクリックする。
3. Video Decodersの、LAV Video decoder をクリックする。
4. 右上にある「Hardware Acceleration」の「Hardware Decoder to use:」のところを、None以外にする。(どれにするかは、PCによって異なります。色々試してください)
5. OKを押して、「プロパティ」ウインドウを閉じる。
6. Closeを押して、「DirectShow Filter Configuration」ウインドウを閉じる。
7. Exitを押して、Codec Tweak Toolを終了する。