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SIGMABLADE+SigmaSystemCenterによる仮想マシンの自律運用システム

マスタマシンの登録

ここまでの作業で、システムを構成するサーバの定義をSigmaSystemCenter(SSC)に追加することができました。次はこのサーバの定義にリソースを割り当てます。まずはESXグループのホストにリソースを割り当ててみましょう。運用ビューのツリービューでESXグループをクリックすると、グループの情報が表示されます。「ホスト一覧」の中からリソースを割り当てるホスト(ここでは「esx1」)をチェックし、アクションメニューから「マスタマシン登録」を選択してください。

すると、割り当てるマシンを選択する画面が表示されます。ここには登録済みのリソースの中から、対象ホストのモデルに適合するものだけがリストアップされます。割り当てるマシンのラジオボタンをチェックして「次へ」をクリックします。

マスタマシン登録の確認画面が表示されるので、間違ったマシンを選択していないことを確認してから「完了」をクリックしてください。

グループの情報画面に戻るので、同じ手順で2台目の物理サーバホスト「esx2」にもマスタマシンを登録します。下は、2台の物理サーバにマスタマシンを登録した状態です。

仮想マシンのホスト定義にも物理サーバと同じようにしてマスタマシンを登録します。下は、3台の仮想マシンにマスタマシンを登録した状態です。

手動でのライブマイグレーション

以上の作業により、システム構成定義と管理対象サーバ(リソース)の対応関係がSSCに設定されました。目標の自律運用を実現するには運用ポリシーを作成して適用する必要がありますが、この段階でも手動での制御はSSC上から行えます。そこで、テストを兼ねて手動でのライブマイグレーションを行ってみることにしましょう。“ライブマイグレーション”(VMwareの用語では「VMotion」)は、仮想マシンを稼働させたままの状態で、物理サーバ間で移動させることを指します。

SSCでは、仮想マシンの状態確認や手動での制御は仮想ビューから行います(タイトルバーの「仮想」をクリック)。ツリービューを確認すると、物理サーバ「esx1」上で仮想マシン「VM-01」、「VM-02」が動作しており、物理サーバ「esx2」上で仮想マシン「VM-03」が動作していることが分かります。ここではVM-02をesx1からesx2に移動してみます。ちなみに仮想マシンの制御は運用ビューから行うこともできますが、仮想ビューのほうが仮想マシンの配置状況が把握しやすいのでオペレーションミスの発生を防ぎやすいでしょう。

仮想マシンを移動させるには、まずツリービュー上で当該仮想マシンが使用している物理サーバをクリックして選択します。表示された画面を中ほどまでスクロールすると「稼働中VM一覧」という枠があるので、移動させる仮想マシンをチェックして、アクションメニューの「VM移動」をクリックしてください。

「VM移動」をクリックすると、移動先の物理サーバと移動方法を選択する画面が表示されます。今回は物理サーバが2台しかないので、移動先候補は「esx2」だけが表示されています。移動先候補が複数存在する場合は適切な移動先をチェックしてください。一方、移動方法としては以下の3つが用意されています。

  • Hot Migration/Cold Migrationを行います:仮想マシンを稼働状態を保持したまま移動します。
  • Moveを行います:いったん仮想マシンをシャットダウンし、ディスクイメージを物理サーバ間で移動させてから移動先で仮想マシンを起動します
  • Failoverを行います:仮想マシンを障害が発生した物理サーバから正常稼働中の物理サーバに移動します。仮想マシンの稼働状態は保持されず、コールドブートします。

このうち、「Hot Migration/Cold Migrationを行います」と「Failoverを行います」は共有ストレージ上に仮想マシンの構成ファイルが存在する場合にのみ利用することができます。残りの「Moveを行います」は仮想マシンの構成ファイルを物理サーバのローカルディスク上に置く場合の移動方法となります。ここでは、仮想マシンを稼働させたまま移動させたいので「Hot Migration/Cold Migrationを行います」をチェックします。移動先と移動方法を選択したら「OK」をクリックします。

下は仮想マシンを移動させたあとの仮想ビューです。ツリービューを見ると、「VM-02」が「esx2」に移動していることが分かります。なお、仮想マシンの移動がツリービューに反映されていない場合は「操作」メニューの「画面更新」をクリックしてみてください。


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