JMX情報取得ツール(JMX Tool Ver1.0.0)

概要

JMX情報取得ツール(JMX Tool)は、HinemosマネージャのMBeanの属性値を、JMX経由で取得しCSVファイルに出力するツールです。
本ツールを使うことで、HinemosマネージャのMBeanの属性値の状態を把握することが可能となります。

  • 動作確認済みHinemosバージョン
    • 3.0.0
    • 3.0.1
    • 3.0.2
    • 3.0.3
    • JMX経由で情報を取得するため、上記動作確認済みバージョン以外でも動作すると思われます。

JMX Toolは、NTTデータ先端技術株式会社様より、提供していただきました。

仕様

  • HinemosマネージャのMBeanの属性値情報を定期的にCSVファイルに出力する。
    • Hinemosマネージャの以下のURLにて参照可能な情報をCSVに出力することが可能です。
      • http://***.***.***.***:8080/jmx_console/
  • Hinemosマネージャに配置し使用する。
  • 出力対象
    • デフォルト定義
      • MBean.Name:jboss.system:type=ServerInfo
      • MBean.Name:jboss.jca:name=HinemosDS,service=ManagedConnectionPool
      • MBean.Name:jboss.messaging.destination:name=clustercontrolNotifyControl,service=Queue
    • 出力対象の追加は、定義ファイルに追記することで可能。

インストール

  1. パッケージの配置
    1. Hinemosマネージャの適当なディレクトリに「hinemos_jmx_tool-1.0.0.tar.gz」を配置する。
    2. 「hinemos_jmx_tool-1.0.0.tar.gz」を解凍する。
      tar xzf hinemos_jmx_tool-1.0.0.tar.gz
      
    3. 解凍された「hinemos_jmx_tool」ディレクトリを適当なディレクトリに配置。
  2. 設定ファイルの変更
    1. 「hinemos_jmx_tool/lib/config.properties」の以下の項目を環境に合わせて変更する。
      Login.URL=jnp://127.0.0.1:1099
      Login.USER=hinemos
      Login.PASSWORD=hinemos
      Output.Dir=./csv/
      Interval=30000
      
      MBean.Name.1=jboss.system:type=ServerInfo
      MBean.FileName.1=ServerInfo
      MBean.Name.2=jboss.jca:name=HinemosDS,service=ManagedConnectionPool
      MBean.FileName.2=HinemosDS
      MBean.Name.3=jboss.messaging.destination:name=clustercontrolNotifyControl,service=Queue
      MBean.FileName.3=Queue_NotifyControl
      
      • Login.URL:HinemosマネージャのURLを指定。(Hinemosクライアントにて指定しているURLと同じ)
      • Login.USER:Hinemosの全機能の参照アカウントを付与されているアカウントを指定。
      • Login.URL:Login.USERに指定したHinemosアカウントのパスワードを指定。
      • Interval:MBeanの属性値情報の取得間隔を指定。
      • MBean.Name.*:出力対象MBean名を指定。
        • Hinemosマネージャの以下のURLにて参照可能なMBeanを追加定義することが可能。
          • http://***.***.***.***:8080/jmx_console/
      • MBean.FileName.*:出力CSVファイル名プレフィックスを指定。
        • 出力CSVファイル名は、出力CSVファイル名プレフィックスの後に「YYYYMMDD」が付与されたものとなる。

使用方法

  • 実行方法
    • 起動
      • 「hinemos_jmx_tool」ディレクトリの直下の「!jmx_tool_start.sh」を実行する。
      • MBeanの属性値情報が「hinemos_jmx_tool/csv/」ディレクトリに、定期的にCSVファイルとして出力される。
    • 停止
      • 「hinemos_jmx_tool」ディレクトリの直下の「!jmx_tool_stop.sh」を実行する。
  • ログファイル
    • ログファイルは「hinemos_jmx_tool/log/」に出力される。

注意事項

  • CSVファイルの区切り文字は「タブ」となる。
  • CSVファイル定義
    日時,第1属性名,第1属性値,以降、属性名と属性値のセットを繰り返す
    

備考

  • バグ報告
    • バグの報告は、 「メーリングリスト」または、「トラッキング情報-Bugs」までお願いいたします。