[tomoyo-users 23] Re: セキュリティ強化 OS によるログイン認証の強化手法 (CERBERUS) について

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tmyus****@mail***** tmyus****@mail*****
2005年 11月 20日 (日) 12:27:23 JST


> TOMOYO Linuxは使い始めると比較的容易に管理できるのですが、
> ポリシーを学習し、それに基づいてアクセスを制御するまでの
> 環境構築がSELinux等より難しいことに気がつきました。
> 
> 情報としては、http://tomoyo.sourceforge.jp/ にある内容で
> 提供されていますが、利用者およびこれから導入してみようと思う人に
> とっての指針が不足していますし、(情報が多いが故に)行うべき手順が
> 見えにくくなっています。この状況を改善するために、現在、
> TOMOYOカーネルの構築から最初のポリシー学習とアクセス制御を行う
> までの流れの資料化を行っています。

有り難う御座います。


> > >root のログインシェルを falsh にして、
> > >全員が root としてログインしてもらいます。
> > >ここまではドメイン遷移は共通です。
> > >その後で役割に応じて異なる追加の認証プログラムを
> > >実行することでドメイン遷移を分割することができます。
> > >例えば、
> > >「ログインシェルから honey を実行するとWebサービスの管理だけが行なえる」
> > >「ログインシェルから candy を実行するとFTPサービスの管理だけが行なえる」
> > >みたいな使い方です。
> 
> 元のメールが送信された際に説明を補足しようかと思ったのですが、
> honey, candy, groovyについては、あくまで「セキュリティ強化OSによる
> ログイン認証の強化手法」の「実装例(サンプル)」として、TOMOYOのリリースに
> 含まれているプログラムの名前であり、TOMOYO Linuxの固有の
> 名称ではありません。サンプルなので、それらのファイルを削除しても
> TOMOYOは構築、利用できますし、違う名前にしても他の
> identifierの名前を変更するような影響は生じません。
> 
> これは私の考えなのですが、個別の名称を持つ必要のないものに
> こうした個別の名前を持たせるべきではないと思っています。
> honey, candy, groovyは、auth1, auth2, auth3のような
> 名前が本来ふさわしいのです。実際、Linux Kernel Conference 2005で
> 講演を行った際には、デモの中でauth1, auth2, auth3の名前で
> 操作、ポリシーの説明をしています。

そのあたりは、一応きちんと理解しているつもりです。

falsh以外は、名前自体に意味はありませんからその方が良さそうですね。

しかし、個別に見ていくと、名称に意味があるように思えますが、honey,

candy, groovyの3つが集まると、「一部の人間」には、

 groovy=auth1,honey=auth2,auth3=candy,

と対応付けられるので問題ありません(ぇ


> > しかし、逆を言えばTOMOYOでは、「プログラムを実行するたびにドメイン遷移を行なう」ので、
> > 「su」コマンドは、事実上使えないと言う事でいいんですよね?
> > (まぁ、それぐらいの制約があっても不便だとは思いませんが)
> 
> SELinuxでは、一部ユーザランドのプログラムをSELinux対応に
> 置き換えていますが、TOMOYO Linuxについては特にそのような必要が
> ありません(これもTOMOYO Linuxの特徴のひとつです)し、特に制約も
> 存在していません。「suコマンドが事実上使えない」という意味が
> よくわからないのでもう少し説明いただけませんか?

今見ると、自分勝手に理解して、かなり言葉がしすぎています飛躍しています。
すいません(^^;

(よくみると、文章全体のテンションがかなり高いな?(笑)

falsh -> honey -> candy -> bash 

で、入ったとして、suで、

falsh -> groovy -> honey -> candy -> bash 

に成れるかと言う事です。

falsh -> honey -> candy -> bash から、呼び出されたsuコマンドの

ドメインは、

falsh -> honey -> candy -> bash -> su

になると思うのですが、suから呼び出すfalshのドメインは、

falsh -> honey -> candy -> bash -> su ->falsh

または、

su -> falsh

となると思ったので、そこから、-> honey -> candy -> bashと入っても、

su -> falsh -> groovy -> honey -> candy -> bash

なって、ドメインが変わってくるのではないかと考え、

suが使えないのではないかと、考えたわけです。


> > あと、開発コードSAKURA,TOMOYO,CERBERUS,YUE の「正式名称」は分かったのですが、
> > SYAORANの「正式名称」をよければ教えてください(笑
> 
> (>_<)
> 「正式名称」ですが、TOMOYO Linuxおける「正式名称」はTOMOYOだけです。
> 半田からのメールに「CERBERUS という開発コードの正式名称は論文の
> タイトル欄に英語で書かれています」とありますが、これは正しくは
> 「CERBERUS という開発コードの略称の意味は論文のタイトル欄に
> 英語で書かれています」が正しいです。ここで言う論文とは、
> 情報学ワークショップ2005で発表した「セキュリティ強化OSにおける
> ログイン認証の強化手法」のことを指しており、確かにその論文の
> 英文タイトルは「Chained Enforceable Re-authentication Barrier Ensures
> Really Unbreakable Security(連鎖して執行可能な認証による破れない障壁)」と
> なっていますが、私としてはCERBERUSをTOMOYO Linuxの
> 「正式名称」の一部として認定したつもりはありません。

  別に困らせる気はありませんでした。

  TOMOYO Linuxは、Task Oriented Managementあたりが、他のどれよりもcoolですよね。

  YUEでは、「Rule」の「R」がないのに上手く対処(?)しているのも素晴らしい。

  SYAORANでも、「Device」の「D」がないが、どのように対処(?)されているのかが
  気になっただけです。

  開発コードに正式名称も何もありませんよね(開発コード=正式じゃないのですから)。

  昔聞いた話したでは、東京の人は開発コードに意味を持たせたがるものみたいですが
  大阪の人は、どちらかと言うと開発コードは士気高揚のためのものみたいです。

  東京のとある商社のシステムの開発コードが「SUCCESS」(勿論、何かの略)だったとしても、
  大阪に行けば、同じようなシステムでも、「OKAN」(意味はない)ですから。

  「SUCCESSが動かない」よりも「OKANが動かん」の方が楽しいですよね
   (どちらも、大変である事には変わりはないが・・・(苦笑)

> という事を言い出すと、「正式名称とは何か?」という非常に難しい話に
> なってしまうのですが、私は「人々に対象を指す言葉として広く認知され、
> かつ主体によりオーサライズされた言葉」だととらえています(今このメールを
> 書きながら考えた説明です)。TOMOYO Linuxプロジェクトにおいては、
> 一応私がプロジェクトマネージャとしてオーサライズすることになっているので、
> 私がオーサライズしていないと言っている以上正式名称ではありません。
> では何がオーサライズされているかというと、Linux Conference 2004で
> 発表した論文の日本語タイトル 「TOMOYO Linux-タスク構造体の拡張に
> よるセキュリティ強化 Linux」における"TOMOYO Linux"は正式名称です。
> ただ、タイトルを例外として、プログラムの中で使う関数、モジュール名に
> ついては他者に迷惑をかけない範囲で、好きな名称を使って良いし、
> 機能の名称についてその略称が、既存のキャラクターと一致するくらいの
> ことはあっても良いのではないかと考えています。プログラムに
> 限らなくても自分が好きな作品や人物の名前、あるいはその一部を
> 使ったりすることはあるわけですし、知る人が見ればわかるくらいの事は
> (他者に迷惑をかけない限り)遊び心として許して欲しい気はします。

むしろ、遊び心がないとダメでしょう。

そもそも、Linuxと言う名前自体、遊び心から生れた言葉で
深い意味はないのですから。

だれも、pingの正式名称やUSAGIプロジェクトの正式名称に、

真剣さ(?)なんて望んでいません。重要なのは中身ですから。

SAKURA Linux, それを受け継いだTOMOYO Linuxに求めるのは、

「絶対 だいじょうぶだよ」なOSです(結局、それかよ)



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