slackware (13.37) | 2011-08-21 14:54 |
スクリプトすべては、Slackwareの最新安定版リリース用に書かれています。Slackwareの古いバージョンに適用する場合は、FAQで参照されているこのページをお読みください。
構築したいアプリケーションのSlackBildアーカイブをダウンロードして、ビルド環境に解凍します。例えば、chemtool.tar.gzアーカイブを解凍した後は、次のディレクトリツリーになっています:
./chemtool |-- README |-- chemtool.info |-- chemtool.SlackBuild |-- chemtool.desktop |-- chemtool.png |-- slack-desc
さらに利便性をあげるならば、アノニマスftpとしてftp://ftp.slackbuilds.org にアクセスすることもできます。
次に、chemtool.infoファイルにリストされているアドレスから、アプリケーションのソースをダウンロードし、上記のchemtoolディレクトリに置きます。SlackBuilds.orgリポジトリ内の各アプリケーションのページには、ソースのtarballへの直接リンクもあります。
chemtoolのバージョンがSlackBuildスクリプトで指定されているものよりも新しい場合は、必要に応じてスクリプトを変更する必要があります。好みのエディタを使用して、chemtool.SlackBuildスクリプトを開き、"VERSION"で始まる行を見つけます。
VERSION=1.6.7
chemtoolソースの現在のバージョンを反映するために、この行を変更します。
必要に応じてchmodに実行権限を付与します:
chmod +x chemtool.SlackBuild
スクリプトを実行します:
./chemtool.SlackBuild
多くのビルドのためには、正確なインストール環境のためには本当のログインシェルを必要とするので、注意してください。特に、単純に"su"と実行しただけでは、/usr/share/texmf/binは環境変数PATHに含まれていません。そのため、rootに切り替えるときには"su -l"を使うか、"su"を実行した後にsource /etc/profileスクリプトを実行するか、必要に応じて環境変数PATHの要素として含めるために/root/.bashrcを修正する必要があります。
すべてが計画通り(コンパイルがエラーなしで終了)であったと仮定すると、管制したパッケージはSlackBuildスクリプトの"OUTPUT"で宣言したディレクトリ(デフォルトは/tmpディレクトリ)にあります。このパッケージをインストールするには、installpkgコマンドを使います。インストール後に保管しておくためには、他の場所に移動しておいたほうがよいでしょう。
SlackBuildスクリプトの使用、編集、作成についての詳細な情報は、SlackWiki.comにある以下のものと他のチュートリアルでも見ることができます。