phpLdapAmin on Windows

Windows上でphpLdapAdminを動作させる方法について書いています。

1.Apacheの導入

phpLdapAdmin実行にはApacheが必要なので、本家のサイトからWindows版バイナリ(インストーラ)をDLしてインストールします。 このとき、必ずOpenSSLが含まれているインストーラを選択してください。(理由は後述)

又、Apacheは2.0.xxもしくは2.2.xxのものを選択してください。

2.php for Windowsの導入

phpのDLサイトhttp://www.php.net/downloads.phpから最新版のphp5のパッケージをDLします。今回はインストーラ形式のものではなく、zip形式のものを選びました。(PHP 5.2.9-2 zip package)

DLしたphpパッケージを任意の場所に展開し、c:\php にフォルダ名を変更してコピーします。 (c:\php\php.exe となるように配置します)

c:\php\php-dist.iniをc:\php\php.iniへとコピーします。そして、gettextとldapのモジュールを使うようにコメントをはずします。

extension=php_gettext.dll ←行頭のコメントを消す
;extension=php_gmp.dll
;extension=php_ifx.dll
;extension=php_imap.dll
;extension=php_interbase.dll
extension=php_ldap.dll ←行頭のコメントを消す

php_ldap.dllはOpenSSLのライブラリを使用するモジュールですので、Apache導入時にOpenSSLが含まれている必要があります。 もし、ApacheでOpenSSLモジュールが含まれていないものを使用する際はこの点を考慮して設定してください。

3.Apacheのhttpd.confを編集

httpd.confにphp5のモジュールを読み込むように設定します。以下のブロックを追加

#
# Configuring PHP5/Server-Module
#
<IfModule php5_module>
    AddType application/x-httpd-php .php
    Action application/x-httpd-hph "/php/php-cgi.exe"
    PHPIniDir "C:/php"
</IfModule>

又、LoadModule文が固まっている箇所の一番下に以下の一文を追加

LoadModule php5_module "c:/php/php5apache2_2.dll"

上記はApache2.2.xの場合、Apache2.0.xの場合はphp5apache2.dllになります。

4.phpLdapAdminの導入

phpLdapAdminをDLします。この時php5用を選択します。(2009/5月時点で1.1.0.7でした。)

任意の場所に展開したあと、フォルダの中の全ファイル/フォルダをApacheのhtdocsフォルダ以下にコピーします。

ApacheのインストールパスがC:\Program Files\Apache Software Foundation\Apache2.2\ であれば、C:\Program Files\Apache Software Foundation\Apache2.2\htdocs 以下にコピーします。

(デフォルトで入っているindex.htmlと同じ場所にindex.phpが配置されるようにする)

5.OpenLDAPの実行

本プロジェクトのOpenLDAP for Win32パッケージを導入し、実行します。

6.phpLdapAdminの実行

ブラウザのアドレスバーにhttp://localhost/index.phpと入力して、phpLdapAdminの画面が表示されたら成功です。