lxcficon.jpg LXCFの基本操作

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1. 基本操作

LXCFコンテナの操作はlxcfコマンドで行います。

step 1) LXCFコンテナ作成

例ではasia-srvとeuro-srvを作成することとする。

# lxcf sysgen asia-srv euro-srv

ホストの起動時にコンテナも同時に起動したい場合はautostartを設定

# lxcf autostart asia-srv

autostartを解除する場合は、-dオプションを使う

# lxcf autostart -d asia-srv

ssh asia-srvでログインする。
または、virt-managerの一覧からコンソールを開いてログインする。

step 2) LXCFコンテナ一覧表示

# lxcf list

step 3) リソースの設定

asia-srvのcpu使用率を80%と指定

# lxcf cpurate asia-srv 80

asia-srv, euro-srvのcpu使用率をまとめて10%と指定

# lxcf set -c 10 asia-srv euro-srv

step4) リソースの表示

すべてのコンテナのリソース表示

# lxcf show

指定したコンテナのリソース表示

# lxcf show asia-srv

step 5) アップデート、パッケージ適用

yumでアップデート

# lxcf update yum update -y

yum update -y がホストおよび全コンテナで実行される。

rpmでインストールするにはパッケージファイルをdeployしてからrpmコマンドをupdateから実行する。

# lxcf deploy perl-XML-Parser-2.41-8.el7.x86_64.rpm

lxcf deployでパッケージを全コンテナに配送する

# lxcf update rpm -ivh perl-XML-Parser-2.41-8.el7.x86_64.rpm

全コンテナでrpmのインストールを実行

# lxcf deploy -d perl-XML-Parser-2.41-8.el7.x86_64.rpm

全コンテナからdeployしたファイルを削除

step 6) LXCFコンテナの停止と再開

シャットダウン

# lxcf stop asia-srv

ブート

# lxcf start asia-srv

一時停止(サスペンド)

# lxcf suspend asia-srv

再開

# lxcf resume asia-srv

step 7) LXCFコンテナの削除

# lxcf erase asia-srv euro-srv

2. LXCF コンテナの異常発生時の対処

1) /opt/lxcf/コンテナ名 のバックアップ

LXCFのコンテナのファイルは、/opt/lxcf/コンテナ名 のディレクトリ配下に配置されてます。 必要なファイルがあれば、その中から外部にコピーしてバックアップしてください。

2) eraseコマンドでコンテナを削除

eraseコマンドは、どんな異常が発生したLXCFのコンテナも確実に消去する強力な能力を持ちます。 異常が発生したコンテナを指定して削除してください。

# lxxcf erase 異常コンテナ名