Hinemosは、複数のコンピュータを単一のコンピュータのイメージで運用管理することを実現するオープンソースソフトウェアです。 ユーザが運用目的ごとにコンピュータをグループ登録し、グループに対して状態監視、ジョブ管理、性能管理、一括制御を行う機能を備えて...
リリースバージョン:4.0.2
リリース予定日:2013/4/22
1.下位互換性
1.1.バージョン4.0.1からの内部データベースの移行
- 4.0.1の内部データベースバックアップを4.0.2の内部データベースに適用するには、
以下が必要です。
・リソース監視に使用するマスタデータの修正
1.2.内部データベース変更点
- リソース監視に使用する不要なマスタデータが削除されました。
1.3.互換性
- 4.0.2のマネージャ・クライアントには
4.0.1のマネージャ・クライアントとの相互互換性があります。
- 4.0.2のマネージャ・エージェントには
4.0.1のマネージャ・エージェントとの相互互換性があります。
2.新機能・機能改善
- キャンセル押下までテーブルがリフレッシュされない(カレンダ、カレンダ実行例外、カレンダ実行規則、ユーザ登録)
- SNMP拡張エージェントにおけるイベントログ制御設定の追加
- エージェントアンインストール時にNTSyslogのアンインストールが失敗しても無視して完了する
- エージェントのWindows Server 2012対応
- Amazon Linux対応
- クライアント・マネージャ間接続のHTTPS対応
- WebService経由で実行される処理の多重度が指定できない
- プロセス監視対象が停止している時に多数のポーリングが実行される
- 操作ログに認証失敗のログ出力の追加
- Hinemosクライアントのログをclient.logに統合する
- 内部キャッシュのリフレッシュ時間をログに出力
- クライアント、エージェントのHTTP proxy対応
- fpingの-bオプション(icmpパケットのデータ長)を指定可能とする
- ジョブ履歴が多い場合に、監視設定の変更に時間がかかる
- 監視設定[一覧]ビューの高速化
- システムログ監視のキャッシュ機構の整備
- クライアント表示処理の性能改善
3.不具合改修
以下の不具合、不具合の可能性を修正しました。
- Windowsのリソース監視で取得したメモリ使用率が不正な値になる
- SNMP拡張エージェントで特定のAPI実行時に誤ったエラーイベントが出力される
- SNMPTRAP監視でvarbindの位置がずれる
- sblim-cim-clientパッケージがインストールされていない環境で、Windowsサービス監視が必ず失敗する
- RHEL4にエージェントをインストールすると、net-snmpのバージョン警告が出る
- 文字列置換で#[ORG_MESSAGE:original]が正しく置換されない
- イベント履歴をダウンロードしたCSVファイルの書式が崩れる
- メール通知失敗時にINTERNALイベントが出力されない
- 文字列監視のフィルタ条件の順序性に関する不具合
- Hinemosマネージャ(英語版)アンインストール時にシンタックスエラーが発生する
- 1ノードに複数のファシリティIDが割り当てられている時に、ログファイル監視が二重に通知される
- カレンダ参照権限がないユーザでジョブ管理機能にてカレンダを指定して設定できてしまう
- 権限がないユーザが特定の操作を実行した際にアクセス権のエラーが発生しない
- NTSyslogのデータ送信処理の異常系でメモリリークが発生する
- WindowsノードのCPU使用率(Niceプロセス/入出力待機)が監視項目として選択できてしまう
- Hinemosクライアントを再起動しないと、JAX-WSタイムアウト値の変更が反映されない
- プロセス監視・リソース監視のポーラー起動処理と閾値監視処理に関する不具合
- WebサービスAPI経由で参照不可のジョブユニットのジョブが実行できる
- ファイルシステム名によっては、FindBySNMPに失敗する
- カレンダ設定の妥当性チェック(実行規則の開始・終了の前後関係)の不具合
- ログファイル監視においてファイル初回アクセス時に一部のログをスキップする
- Hinemosから実行されるJavaの環境変数がエージェントと同一になってしまう
- 特定のカレンダの設定でリソース監視の結果が不明で通知される
- OracleJDKでHinemosマネージャが起動できてしまう
- OracleJDKでHinemosエージェント(Linux)が起動できてしまう
- ジョブ定義のカレンダ設定の解除ができない
- 画面表示に使用されるプロパティにおいて英語化されていないものが存在する
- syslogヘッダのホスト名が予期せず置換されて、システムログ監視で検知できない
- PostgreSQL内で予期せずクエリ実行が失敗する(missing chunk number 0 for toast ...)
- 有効期間外の実行例外などが含まれるカレンダを使用した監視設定などが実行時エラーとなる
4.仕様変更
- 監視設定やリポジトリの設定変更時にカスタム監視が再スケジュールされる