OSDNでは、VHOSTサービスを提供しています。これにより、ユーザドメインに対するトラフィックにWebサーバが対応できるように設定できます。設定は、次の4つのプロセスで行います。
OSDNを自分のドメインに対応させるには、まず希望ドメインが正しく登録されているか確認します。ほとんどのタイプのドメイン名登録では、年間使用料を登録業者に支払う必要があります。希望するドメイン名の登録は、ユーザとユーザが選択したドメイン名登録業者の間で直接処理されます。
現在利用可能なドメイン名登録業者は、register.com、Network Solutions、およびDosterなどたくさんあります。もちろん、日本語でドメインの登録やサポートを行っている業者もたくさんあります。
現在、OSDNではDNSサービスを提供していません。したがって、自分のドメインに対してDNSをホスティングしてくれるプロバイダを探す必要があります。多数のプロバイダから1つ選んでDNSサービスを受けてください。ほとんどのインターネットサービスプロバイダは、DNSサービスを有料で提供しています。ドメイン名登録サービスの一部としてDNSサービスを提供するドメイン名登録業者のサービスもあります。また、DNSサービスも提供する無料または低価格のWebベースプロジェクト(dyndns.orgなど)もあります。
ドメイン登録が終わり、自分のドメインのDNSホスティングサービスを取得したら、次のようにドメインレコードを設定します(または設定してもらいます)。正しい設定方法は、選択したDNSホスティングプロバイダによって異なります(設定してくれるプロバイダもあれば、DNS情報を自分で設定できるようにWebインタフェースを提供するプロバイダもあります)。設定のサポートが必要になった場合は、DNSホスティングプロバイダにお問い合わせください。 例えば、www.example.com というドメインをVHOSTで利用する場合は 以下を設定します。
bind の zone ファイルでは以下のような設定となります。
www.example.com. IN CNAME vhost.osdn.jp.
なお、上記ホスト vhost.osdn.jp. の IP アドレスは予告なく変更になる場合がございます (変更があった場合も特にアナウンスはされません) 従いまして、vhost.osdn.jp. の IP アドレスを指定したAレコードをDNSに設定する方法は 推奨いたしません
この設定についてご質問があれば、 サポートリクエストにご記入の上、OSDNのスタッフに直接お送りください 。
このプロセス中、ユーザはいつでもOSDNに対して、Webサーバに自分のドメイン名に向けられたトラフィックへの対応開始を指示するよう要求できます。(OSDNサーバは、上記の3ステップが完了するまではユーザのドメインに向けられたトラフィックを確認できません。しかし、ダウンタイムを短縮するために、我々は喜んでこれを事前にセットアップします。)VHOSTの設定プロセスは、自動サービスツールの利用により自動化されています(プロジェクト管理者は、VHOST設定を自分のプロジェクトに合わせてセットアップできます)。プロジェクトの「プロジェクト管理」ページで「バーチャルホストの編集」をクリックすれば利用できます。追加したVHOSTは、手続き後6時間以内に有効になります。
現時点において全てのVHOSTドメインに対して自動的にHTTPSアクセスを提供する計画はありません。VHOSTドメインのHTTPS化を希望するプロジェクトに対しては、OSDN側で手動でHTTPSの設定を行います。VHOSTドメインのHTTPS化を希望するプロジェクトは、通常通り VHOST を HTTP でアクセスできるようにセットアップした上でサポートリクエストのチケットを作成してください。
HTTPS VHOST の証明書には Lets encrypt の証明書を利用しています。ドメインの認証に HTTP-01 を利用するため、 予め HTTP-01 での認証ができる状態 = HTTP での VHOST へのアクセスの設定が完了している状態が必要になります。 チケットを作成する前に必ず以下をご確認下さい。以下に問題がある場合は HTTPS の設定は(技術的に)できません。
なお、問い合わせの際にはかならず対象プロジェクト名 と 対象となるVHOSTのホスト名を必ず明示してください(チケットに必ずプロジェクト名とVHOST名を書いて下さい)
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LastUpdate: 2021-01-22 15:01:47, ModifiedBy: ishikawa
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