[cvs-jp-info 728] Re: pserverのパスワード認証について

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Takahiro Kambe taca****@back-*****
2005年 11月 26日 (土) 23:46:21 JST


In message <20051****@s9*****>
	on Sat, 26 Nov 2005 13:33:55 +0900,
	"K.Moriyama" <mistl****@s9*****> wrote:
>   すみません、間違えて直接送信してしまいましたので、
> 再度送信しています。神戸さん、どうもすみませんでした。
全然、気にしていません。:-)

> #  本 ML の Replay-to の処理は、変では無いでしょうか?
> #     → ML 管理の方
Reply-Toが設定されないのは、それなりの理由があってのポリシーの下で行っ
ている場合もあります。また、本当に管理者にリクエストを出したいのならば、
それなりのアドレスに送るべきで、(厳密には)メーリングリスト宛のメールの
中でついでに触れるべきではありません。

> > /etc/shadowがなくても、/etc/passwdに(いわゆる)暗号化されたパスワードを
> > 持たないシステムもあります。パスワード情報をどこに保持しているかは単に
> > パスワードファイルの実装の問題と解釈しても良いのではないでしょうか。
> 
>   これは知りませんでしたので、勉強になりました。どうも
今時のBSD系のOSはそうなっています。歴史的には、shadow passwdを出してき
たのは System V系UNIXだったと記憶していますが、それよりも後に作られた
方式です。

System V系UNIXのshadow

	- /etc/shadowと/etc/passwd
	- 両者の内容(やユーザの順序)を一貫させる必要あり
	- shadowの情報を得るための専用のAPIがあったかな?

*BSDのmaster.passwd

	- /etc/master.passwdから、/etc/passwd, /etc/pwd.db, /etc/spwd.dbを
	  生成(/usr/sbin/pwd_mkdb)
	- コマンドで生成するので、一貫性を守る必要は気にしなくていい。
	- /etc/master.passwdと/etc/spwd.dbはroot権限でないと読めない。
	- pwd.dbやspwd.dbは(古い)Berkely DBな形式なので、ユーザ数が増
	  えてもパスワード情報へのアクセス速度に影響は出ない。
	- 従来のgetpwent(3)は、実効ユーザIDが0の場合に/etc/spwd.dbを、
	  それ以外の場合に/etc/pwd.dbを使うので、特別なAPIは不要

まぁ、後から作ったものなので、中身がよくなるのは当然なのですが、Linux
系OSは素直に/etc/shadowを使ったものが多いようです。

-- 
神戸 隆博 / Takahiro Kambe



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