Tetsuo Handa
from-****@I-lov*****
2006年 9月 30日 (土) 15:22:35 JST
熊猫です。 TOMOYO Linux 1.2 に含まれる fs/tomoyo_file.c にバグが見つかりました。 バグの内容は、まだ参照される可能性の残っているオブジェクトの参照カウントを減らしてしまうというものです。 TOMOYO Linux のフックの「呼び出し元」と「フック自身」の双方が同一のパス名を解決しているため、 (予期せぬ競合状態が発生しない限り)得られるオブジェクトは同一のものであり 「呼び出し元」のほうで保持している参照が残っているので、 (予期せぬ競合状態が発生しない限り)問題が発生することはありません。 パッチを添付します。ソースパッケージからコンパイルされている方は適用をお願いします。 バイナリパッケージについては順次修正版をコンパイルしてアップロードする予定です。 1.1.3 → 1.2 の過程でなるべくフックの変更が生じないようにするためにそのまま利用していたのですが、 同一のパス名を2度続けて解決するのは無駄が多そうなので、次のバージョンではフックのパラメータを変更して 呼び出し元で取得済みのオブジェクトをそのまま使うようにしたいと思います。 -------------- next part -------------- テキスト形式以外の添付ファイルを保管しました... ファイル名: patch.txt 型: application/octet-stream サイズ: 516 バイト 説明: 無し 下載