[Testlinkjp-users] TestCaseとテスト仕様のリンクに関して

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Akipii Oga akipi****@gmail*****
2008年 10月 27日 (月) 22:06:40 JST


OREOさん、はじめまして。
あきぴーです。
僕も今運用し始めたばかりでTestlinkは初心者なのですが、運用した経験も踏まえながら
コメントします。

2008/10/27 9:10 OREO <koreo****@gmail*****>:
> TestLinkで書くTestCaseにはTestDataを書くべきところが見当たらないので、
> ・どうやって管理しているのか?
> ・Test仕様書とTestCaseの中身はどのようにする普通なのか?

【Testlinkの弱点】
1.Testlinkのテストケースには、Process(作業手順)と期待値(事後条件)しかなく、事前条件
の欄がありません。
そのため、下記の運用をしています。

1-1.テストケース概要に事前条件を書く
1-2.実際のテストケース概要、テストケースの目的は、テストスイート名する

Testlinkが対象とするシナリオベースのテストでは、テストの事前条件が非常に重要です。
結合テスト以降ではテストデータの作りこみやテストケースを理解するのに時間がかかる
からこそ、事前条件にテストデータ、テスト環境を詳しく書くのが普通だと思います。
だから、早く事前条件の欄を対応して欲しいです。

どうやらTestlinkでは、作業手順に事前条件を書くルールのようで、僕もOREOさんと同じく、
事前条件のないTestlinkの運用にやや不満があります。

2.Testlinkのテスト仕様は、階層化されたテストスイート+テストケースのようです。
テストケースを階層化できる点は、テストケースを色んな観点でグルーピングするのに
役立ちます。
Testlinkのテスト結果欄では、テストスイート+テストケースをつなげた項目で成功・失敗
などの進捗率を表示しているので、テストスイートをうまく使うと、見た目も分かりやすく
なります。

【Testlinkの可能性】
3.細かなUIで使い辛さはありますが、Testlinkには非常に可能性を感じます。
特に、失敗したテストケースをバグ管理システムとスムーズに連携できるので、バグ修正と
バグ検証が非常にやりやすくなりました。

そもそもバグは、テストケースから発生するのが殆どなので、バグの発生源を追跡できる
意味から、要件管理と連携すれば、強力な変更管理機能として使えるだろうと思います。

4.個人的には、Testlinkでバグ収束曲線やバーンダウンチャート等のソフトウェアメトリクスに
対応して欲しいです。
そうすれば、Testlinkのテスト結果を見ながら、情報処理試験で習ったソフトウェア工学の知識を
流用して、プロジェクト運営の意思決定として使えます。

つたない文章で申し訳ありませんが、よろしくお願いします。




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