オープンソースのQRコードデコードライブラリのバージョン0.7.2をリリースしました. 本リリースでは主に,Reed-Solomon誤り訂正符号処理(ReedSolomon.java),および誤り訂正後に記録されたデータを解釈する部分(QRCodeDataBlockReader.java)に残っていたバグを修正しました.これにより「入力画像には問題ないはずなのに,なぜかデコードできない」ようなQRコードがかなり減少したはずです. また,Reed-Solomon誤り訂正符号処理の扱い方の改善により,\"エラー訂正後にまだエラーが含まれているかどうか\"を検出できるようになりました.これで,デコードの際にエラー訂正が完全に行われたかどうかをクライアントプログラムから確認できるようになりました.