wx.html2 を使いたいという要望はいまのところ本家では出ていないようですが、 MSHTML エンジンを呼び出す処理は、すでに NVDA+F を2回押したときに使われています。
2016.2 の最新情報「開発者向けの変更」: ui.browseableMessage によってテキストや HTML メッセージをユーザーにブラウズさせることが可能になりました。
https://github.com/nvaccess/nvda/issues/4908
wxPython に関する改善や変更は 2016.4 に向けていろいろ入りそうなので、 2016.3jp をリリースしたら早く本家 master を追わなくてはなりません。
それから、もうちょっと長期的な課題として、 NVDA が Python 3 に移行するための準備として、 wxPython を Phoenix (開発版)に置き換えるプロジェクト:
ui.browseableMessageによるhtmlメッセージのブラウズですが、isHtml=Trueの指定で出来ることを確認しました。
本チケットのwx.html2モジュールの追加については、javascriptの実行を含む拡張機能の検討を目的とするものです。
NVDAヘルプデスクやICTボランティアの中でも、サポーターが扱いやすいUIの検討についての要望があり、それに対応するためです。
可能であれば、nvdajpの開発版での対応を検討いただきたく。
こちらでは、source/gui/init.py の中のimport subprocess #nvdajpの下の空白行(35行目)にimport wx.html2を追加することでモジュールが利用できることを確認しています。
nishimoto への返信 このリクエストは本家のMLにしたほうが良いでしょうか?
アドオンなどからwxPythonのwx.html2.WebViewを利用することが目的。
これによりhtml、css、javascriptを利用したhtmlブラウザなど拡張機能の実装を容易にします。
モジュールの追加は、import wx.html2 をソースコードの適切な位置に配置します。
このモジュールの追加により配布ファイルのサイズはおよそ+70キロバイトくらいになります。
確認事項は、wx.html2モジュールのセキュリティー面でのメンテナンスの対応状況などです。