漢字で「色々」と書いてあるとそれを「イロオドリジジ」と読み上げる
記号読み上げレベル「すべて」の場合にだけ、音声エンジンにかかわらず「オドリジ」と読んでいます。
句読点・記号の読み設定で「々」を「文字」にする、あるいはユーザー設定ディレクトリの symbols-ja.dic を下記のようにすることで、解決すると思います。
symbols: 々 - char
記号読み辞書でこの文字を最初から char にしたいと思います。
同じ問題はカタカナとひらがなの繰り返し記号(濁点なし、濁点あり)にも起こります。
ヽ カタカナ繰り返し記号 ヾ カタカナ繰り返し記号(濁点) ゝ ひらがな繰り返し記号 ゞ ひらがな繰り返し記号(濁点)
例えば「いすゞ」を「イス クリカエシダクテン」と読んでいます。
これらも同様に、記号読み設定にかかわらず記号として読まない、ということでよいでしょうか。
カタカナとひらがなの繰り返し記号(濁点なし、濁点あり)についても、記号読み設定にかかわらず記号として読まないという動作が望ましいと思われます。 例えば「いすゞ」と書かれていたものを「イス クリカエシダクテン」と読まれたとしてユーザーはその意味を掴みづらいなどする為です。
以下のような繰り返し記号(濁点なし、濁点あり)も、記号読み設定にかかわらず記号として読まないという方向でお願いできればと考えています。
ヽ カタカナ繰り返し記号 ヾ カタカナ繰り返し記号(濁点) ゝ ひらがな繰り返し記号 ゞ ひらがな繰り返し記号(濁点)
翻訳 svn 7838 および NVDA 日本語版 bzr jpmain 4513 にて本件の修正をコミットしました。
「色々」「いすゞ」以外はテストしていませんが、カナ文字の繰り返し記号についてなにかテストケースがあればお知らせください。
NVDA 起動時にログを確認して、symbols.dic の書式エラーが出ていないことを確認しています。
平仮名を2字重ねるときを、片仮名を2字重ねるときを使用する。 昨今の文章で「ゝ」「ゞ」「ヽ」「ヾ」が用いられることはあまりないようです(←Wikipedia より)ので、具体例は思いつきませんが、固有名詞ではまれに使われることもあるようです。
例えば すすめ → 学問のすゝめ 学問のスヽメ いすず → いすゞ イスヾ など
以下引用です。
「色々」「いすゞ」以外はテストしていませんが、カナ文字の繰り返し記号についてなにかテストケースがあればお知らせください。 NVDA 起動時にログを確認して、symbols.dic の書式エラーが出ていないことを確認しています。
以下のパターンを JTalk および Microsoft Haruka Desktop (Windows 8)で確認して、読めないパターンはいくつかあるもの、記号読み上げレベルの影響は受けていないことを確認しました。
すすめ 学問のすゝめ 学問のスヽメ いすず いすゞ イスヾ
Haruka Desktop は「学問のスヽメ」「イスヾ」の繰り返し文字を「オナジ」と読むようです。
音声エンジンに依存する課題や JTalk の未知語対応は、必要であれば別のチケットで検討させてください。
他者から提供された文書に「いろいろ」という言葉を漢字で「色々」と書かれていたり、或いはそう自分で書いたりした場合「イロオドリジジ」と読み上げます。 これは助詞が付いても同じで、例えば「色々と」と書いてあると「イロオドリジジト」と読み上げますし「色々な」と書いてあると「イロオドリジジナ」と読み上げます。
環境は Windows7 32bit で、NVDA 2012.3.1jp から、最新のスナップショットまで、どのバージョンでも出ています。 文字入力ができるところであれば、テキストエディタでもWEBのテキストボックスでも再現している状況です。