Nimbus

バグFIX、機能追加、機能改善、動作変更を行いました。

1. バグFIX
(1)jp.ossc.nimbus.recset.RecordSetの不具合を修正
・createPartUpdateRecords()で取得したPartUpdateRecordsを使って、fillPartUpdateRecords(PartUpdateRecords)を呼び出しても、PartUpdateRecords#isFilledRecords()がfalseになってしまう不具合を修正した。
・PartUpdateRecords#isFilledRecords()がfalseとなるPartUpdateRecordsで、setWhere(PartUpdateRecords)を呼び出すと、正しくないSQL文が発行される不具合を修正した。
(2)jp.ossc.nimbus.service.aop.interceptor.servlet.ExceptionHandlingInterceptorServiceの不具合を修正
ExceptionAndHandlerMapping属性を指定していない時に、ClassCastExceptionが発生する不具合を修正した。
(3)jp.ossc.nimbus.service.aop.interceptor.servlet.HttpServletResponseDeflateInterceptorServiceの不具合を修正
レスポンスのサイズが、バッファサイズ以上の場合に、正しく圧縮されない不具合を修正した。
(4)jp.ossc.nimbus.service.beancontrol.BeanFlowInvokerAccessImpl2の不具合を修正
・attribute要素の親要素でjournal属性をfalseにしても、attribute要素のジャーナルが出力される不具合を修正した。
・field要素の親要素でjournal属性をfalseにしても、field要素のジャーナルが出力される不具合を修正した。
・for要素で、CollectionまたはEnumerationをループする場合で、ループ中にcotinue要素を使用すると、for要素の次の要素がスキップされる不具合を修正した。
・JBoss4.2.3にバインドされたTomcatのValveで、トランザクションが完了していない旨のエラーログが出る問題に対応した。
(5)jp.ossc.nimbus.service.beancontrol.DefaultBeanFlowInvokerFactoryServiceの不具合を修正
reload中にリクエストされると、例外が発生する不具合を修正した。
これにより、安全に定義ファイルのリロードが行えるようになった。
(6)jp.ossc.nimbus.service.codemaster.PartUpdateRecordsの不具合を修正
大量データの部分更新時に性能が劣化する問題を修正した。
(7)jp.ossc.nimbus.service.graph.DatabaseTimeSeriesCollectionFactoryServiceの不具合を修正
・collateDataTypeがCOLLATE_DATA_TYPE_AVERAGEの場合に、平均値が桁落ちして整数になる不具合を修正した。
・collateDataTypeがCOLLATE_DATA_TYPE_END、COLLATE_DATA_TYPE_AVERAGE、COLLATE_DATA_TYPE_SUMの場合に、同値制御が正しく動作していない不具合を修正した。
(8)jp.ossc.nimbus.service.http.httpclient.HttpClientFactoryServiceの不具合を修正
Connectionヘッダがcloseでない場合に、レスポンスのストリームを閉じてしまう不具合を修正した。
(9)jp.ossc.nimbus.service.http.httpclient.HttpResponseImplの不具合を修正
・レスポンスヘッダが取得できない不具合を修正した。
・Connectionヘッダがcloseでない場合で、リクエスト直後にはレスポンスのストリームが終わらない場合、リクエスト処理がブロックされてしまう不具合を修正した。
(10)jp.ossc.nimbus.service.journal.editor.JournalHttpServletResponseWrapperの不具合を修正
HttpServletResponseDeflateInterceptorとJSPを組み合わせた場合、flushされない不具合を修正した。
(11)jp.ossc.nimbus.service.keepalive.AbstractKeepAliveCheckerSelectorServiceの不具合を修正
マルチスレッドでKeepAliveCheckerを選択しにきた時に、同じKeepAliveCheckerが選択可能なKeepAliveCheckerとして複数登録されてしまう不具合を修正した。
(12)jp.ossc.nimbus.service.scheduler.TimerSchedulerServiceの不具合を修正
waitUntilScheduleCloseメソッドで、スケジュールの終了待ちをしている場合に、サービスを停止しようとしても、スレッドが終了しない不具合を修正した。
(13)jp.ossc.nimbus.service.scheduler2.DatabaseScheduleManagerServiceの不具合を修正
・ControlStateCheckInterval属性に0以下の値を設定しても、制御状態のチェックが行われてしまう不具合を修正した。
・タイムオーバーチェックを複数のDatabaseScheduleManagerServiceで行った場合、同じスケジュールに対して、それぞれでタイムオーバーチェックが掛かってしまう不具合を修正した。

2. 変更
(1)jp.ossc.nimbus.beans.dataset.DefaultPropertySchemaの変更
・primitive型の型情報をラップせずにそのまま持つようにした。
・primitive型に対して、parse("")を呼ぶと、その型のデフォルト値になるようにした。
(2)jp.ossc.nimbus.core.AttributeMetaDataの変更
コンストラクタの引数の型を変更した。
AttributeMetaData(ObjectMetaData) → AttributeMetaData(MetaData)
(3)jp.ossc.nimbus.core.DefaultServiceLoaderServiceの変更
プロパティの優先順位が、
server-property > システムプロパティ
となっていたのを、
システムプロパティ > server-property
に変更した。
(4)jp.ossc.nimbus.core.DefaultServiceManagerServiceの変更
プロパティの優先順位が、
server-property > システムプロパティ
となっていたのを、
システムプロパティ > server-property
に変更した。
(5)jp.ossc.nimbus.core.FieldMetaDataの変更
コンストラクタの引数の型を変更した。
FieldMetaData(ObjectMetaData) → FieldMetaData(MetaData)
(6)jp.ossc.nimbus.core.ServiceMetaDataの変更
プロパティの優先順位が、
server-property > システムプロパティ
となっていたのを、
システムプロパティ > server-property
に変更した。
(7)jp.ossc.nimbus.daemon.Daemonの変更
・susupend()メソッド呼び出し時にsuspend中なら空振りするようにした。
・resume()メソッド呼び出し時にsuspend中でなければ空振りするようにした。
(8)jp.ossc.nimbus.recset.RecordSetの変更
setRecord(Record)メソッドを追加した。
(9)jp.ossc.nimbus.service.aop.DefaultInterceptorChainの変更
必要な時だけgetInvoker()を呼び出すようにした。
(10)jp.ossc.nimbus.service.aop.interceptor.ThreadContextInitializeInterceptorServiceの変更
出口でも、ThreadContextをclearするようにした。
(11)jp.ossc.nimbus.service.aop.interceptor.servlet.DefaultExceptionHandlerServiceの変更
以下のメソッドを追加した。
・setResponseObjectAttributeName(String)
・getResponseObjectAttributeName()
・setResponseObject(Object)
・getResponseObject()
(12)jp.ossc.nimbus.service.aop.interceptor.servlet.StreamExchangeInterceptorServiceの変更
変換で失敗した場合に、ExchangeExceptionをthrowするようにした。
(13)jp.ossc.nimbus.service.aop.interceptor.servlet.ThreadContextInitializeInterceptorServiceの変更
出口でも、ThreadContextをclearするようにした。
(14)jp.ossc.nimbus.service.beancontrol.BeanFlowInvokerAccessImpl2の変更
・flow要素のname属性のDTDをIDからCDATAに変更
・return要素の内容に文字列を指定できるようにした。
・プロパティの優先順位が、
server-property > システムプロパティ
となっていたのを、
システムプロパティ > server-property
に変更した。
・result要素の子要素にstatic-field-ref要素を記述できるようにした。
・while要素、if要素、case要素、にnullCheck属性を追加した。
これにより、これらの要素のtest属性で、ネストしたプロパティを持つキーを指定した場合に、ネストされたプロパティがnullでも、デフォルトでは、例外が発生しないように動作変更された。
以前と同じように例外をあげたい場合は、nullCheck属性をtrueにする必要がある。
・input要素、step-ref要素、var要素、this要素、expression要素にnullCheck属性を追加し、デフォルトではnullチェックを行わないようにした。
・argument要素にnarrowCast属性を追加した。
・TransactionManagerのJNDI名を取得するgetTransactionManagerJndiName()メソッドを追加した。
このメソッドをオーバーライドする事で、TransactionManagerのJNDI名を変更可能になった。
(15)jp.ossc.nimbus.service.codemaster.PartUpdateRecordsの変更
setFilledRecord(boolean)メソッドを追加した。
(16)jp.ossc.nimbus.service.http.HttpResponseの変更
close()メソッドを追加した。
(17)jp.ossc.nimbus.service.http.httpclient.HttpResponseImplの変更
close()メソッドを追加した。
(18)jp.ossc.nimbus.service.journal.editor.DataSetJournalEditorServiceの変更
以下のメソッドを追加した。
・setOutputDataSetName(boolean)
・isOutputDataSetName(boolean)
(19)jp.ossc.nimbus.service.keepalive.AbstractKeepAliveCheckerSelectorServiceの変更
getAliveCheckers()メソッドを追加した。
(20)jp.ossc.nimbus.service.keepalive.ClusterServiceの変更
UIDのローカルアドレスを指定する以下のメソッドを追加した。
・void setLocalAdress(String)
・String getLocalAdress()
(21)jp.ossc.nimbus.service.proxy.RemoteClientServiceの変更
CreateNewProxy属性、CreateInterceptorChainByProxy属性を追加した
(22)jp.ossc.nimbus.service.proxy.invoker.LocalClientMethodCallInvokerServiceMBeanの変更
isAlive()メソッドを追加した。
(23)jp.ossc.nimbus.service.proxy.invoker.RemoteClientMethodCallInvokerServiceMBeanの変更
isAlive()メソッドを追加した。
(24)jp.ossc.nimbus.service.publish.DefaultPublishContainerFactoryServiceの変更
ThreadPriority属性を追加した。
(25)jp.ossc.nimbus.service.publish.DefaultPublishContainerServiceの変更
ThreadPriority属性を追加した。
(26)jp.ossc.nimbus.service.publish.DefaultPublisherServiceの変更
・QueueServiceNames属性に、QueueHandlerContainerのサービス名を指定できるようにした。
・サービスを停止させる時は、JMSのリスニングを中止するようにした。
(27)jp.ossc.nimbus.service.queue.QueueHandlerContainerServiceの変更
・QueueHandlerContainerインタフェースを実装した。
・QueueHandlerが設定されていなくても、サービスが起動できるようにした。
(28)jp.ossc.nimbus.service.scheduler2.DatabaseScheduleManagerServiceの変更
makeScheduleメソッドで、指定された日付のスケジュールが存在したら例外をthrowするチェックを外した。
(29)jp.ossc.nimbus.service.scheduler2.DefaultScheduleManagerServiceの変更
makeScheduleメソッドで、指定された日付のスケジュールが存在したら例外をthrowするチェックを外した。
(30)jp.ossc.nimbus.service.writer.mail.MailWriterServiceの変更
toInternetAddress属性を指定しなくてもエラーにならないようにした。
(31)jp.ossc.nimbus.util.converter.DataSetXMLConverterの変更
convertToObject(InputStream, Object)で渡されたDataSetはcloneしてデータを詰めるようにした。

3. 追加
(1)jp.ossc.nimbus.service.aop.interceptor.servlet.ExchangeExceptionを追加
(2)jp.ossc.nimbus.service.aop.interceptor.servlet.InputExchangeExceptionを追加
(3)jp.ossc.nimbus.service.aop.interceptor.servlet.OutputExchangeExceptionを追加
(4)jp.ossc.nimbus.service.aop.interceptor.servlet.ServletRequestExchangeInterceptorServiceを追加
ServletRequestの情報からConverterを使って、Beanに変換するInterceptorを新規追加した。
(5)jp.ossc.nimbus.service.queue.QueueHandlerContainerを追加
QueueHandlerContainerのインタフェースを定義した。
(6)jp.ossc.nimbus.service.queue.DistributedQueueHandlerContainerServiceを追加
Queueを分散させるQueueHandlerContainerサービスを新規追加した。
(7)jp.ossc.nimbus.service.queue.DistributedQueueSelectorを追加
分散Queueセレクターのインタフェースを定義した。
(8)jp.ossc.nimbus.service.queue.AbstractDistributedQueueSelectorServiceを追加
分散Queueセレクターの抽象クラスを提供した。
(9)jp.ossc.nimbus.service.sequence.NumberSequenceServiceを追加
数字Sequenceサービスを新規追加した。
(10)jp.ossc.nimbus.service.writer.DistributedCategoryServiceを追加
出力先のI/O性能をカバーするために、出力先を分散するCategoryサービスを追加した。
(11)jp.ossc.nimbus.servlet.BeanFlowServletを追加
BeanFlowを実行するサーブレットを新規追加した。
(12)jp.ossc.nimbus.util.converter.DataSetServletRequestParameterConverterを追加
ServletRequestのリクエストパラメータをDataSetに変換するConverterを新規追加した。