KANOU Hiroki
kanou****@khdd*****
2005年 1月 22日 (土) 22:07:17 JST
狩野です。もう1点追記です。 線幅の問題点により、現在のバージョンの FontForge では文字がごく細い 縁取りになって消えてしまう問題ですが、このパッチで対処しています。 --- scripts/EPSCut.pm.orig Sat Jan 22 14:19:51 2005 +++ scripts/EPSCut.pm Sat Jan 22 18:58:02 2005 @@ -40,6 +40,7 @@ if (m/^%%BoundingBox:/) { &print_eps("%%BoundingBox: 0 0 $size[0] $size[1]\n"); } else { + s/setlinewidth/pop/g; &print_eps($_); } last if $_ =~ m/^%%EndSetup/; Windows 上の Illustrator CS での EPS 書き出しを私も試してみたんですが、 線幅を 0 にしても 1 ポイントになって出て来るみたいです。この振る舞いを 調整するオプションなどは見つかりませんでした。線幅 0 (デバイス上で表現 できる最も細い幅) のデータを書き出して、印刷時に細すぎて飛んでしまうのを 避けるためにこういう仕様になっているのではないかと推測しています。 それと、カーニングデータについても実験の結果をお知らせします。森下さんの blog を読んだのですが、j が左に食い込むので、負の値を設定できるか、例外的 な追加設定ができるかが知りたいとのこと。 LBearing を負にすることは可能です。 カ−ニングペアは、afm ファイルに書き込んで読み込ませるのが簡単です。 以下のようなファイルを、例えば mplus1p-regular.afm という名前で保存 します。FontForge の編集画面から「ファイル(F)→カーニング情報の統合(M)」 を選んでこの afm ファイルを選択すれば、「gj」の間隔が通常より 90 ユニット、qj の間隔が通常より 100 ユニット開きます。狭くしてやりたい 場合は、負の値を KPX の項目に指定します。 StartFontMetrics 2.0 EncodingScheme ISO10646-1 StartCharMetrics 0 EndCharMetrics StartKernData StartKernPairs 2 KPX g j 90 KPX q j 100 EndKernPairs EndKernData EndFontMetrics 「KPX 前文字 後文字 カーニング幅」という形式の行を StartKernPairs と EndKernPairs の間に付け加えれば項目を追加することができます。その場合、 StartKernPairs の後ろの数字も増やしておいてください。 狩野 宏樹 <kanou****@khdd*****>