> > po ファイル内の日本語訳文の行末に "\n" を挿入している箇所が散見される。 > > これは、emacs の po モードの仕様です。emacs を使うと、こうなります。 正確に言うと、 emacs の po-mode の仕様ではありません。 これは長南さんの誤解だと思います。 少なくとも10年前の po-mode からこのような制約はありません。 po-mode で編集した際に、編集バッファの末尾を改行で終えると、 明示的に \n を挿入するものとみなされ、 po ファイルに \n が入ります。 個人的には msgid と msgstr の行末の改行を一致させるために、po-mode を使うときは 気を付けていますし、最近の gettext のツール群はこれを検知してくれるはずです。 On Sun, May 23, 2021 at 11:59 AM 長南洋一 <cyoic****@maple*****> wrote: > > 長南です。 > > 基本的に、後を引き継ぐ人は、前の訳を自由に改変してよいと思っています。 > そうでなければ、やりにくいし、よりよいものにならないでしょう。 > より悪くなっては困りますけれど。 > > なお、現在、体調がよくないので (まあ、年齢のせいなんでしょうが)、当分活動を休みます。 > この件についても、これが最後です。 > > 以下引用は、reviewForOldTrans.txt.gz から。 > > > po ファイル内の日本語訳文の行末に "\n" を挿入している箇所が散見される。 > > これは、emacs の po モードの仕様です。emacs を使うと、こうなります。 > > > これはもはや解説本である。man ページとしては不適切。 > > man ページはざっとした内容確認や、場合によってはオプション引数が何で > > あったかをさらっと確認するような利用が基本。つまり製作者側からしても、 > > これを読ませてすべてを理解させるような意図はない。info を読めという > > ケースも多々あり。したがって本記述はやりすぎ(オーバースペック)。 > > 文章も極端に長すぎて、もはや訳注ではない。 > > これは、manpage に対する見解の相違です。manpage は、自然発生的な > ところがありますから、作者次第でいろんなタイプのものがあります。 > coreutils の manpage などは、--help の出力を manpage のスタイルに > したもので、ほとんど備忘録ですが、仕様書、詳しいリフェレンスブック > といったものもありますし (POSIX の manpage は、事実上仕様書なんじゃ > ありませんか)、取説、使用説明書と言えそうなものもあります。この xarg.1 > などは、かなり詳しい使用説明書だと思います。 > > manpage を読む方から見たらどうでしょう。たいていの場合、使い方の > 分からないコマンドについて、使い方を知るために読むのではないでしょうか。 > 市販のコマンド解説書より、もう少し詳しく正確な説明を求めて。 > 私としては、manpage を基本的にそういうものだと考えていますから、 > 使い方をまだ良く知らない人が、読んだだけで大体分かるように > 書いてあるべきだと思っています。すでに分かっている人なら分かるように > ではなく。 > > 私がくどくなるのを承知で、訳注を付けるのはそのためです。 > この xargs の -I オプションについて言うと、「何を言っているのか > わからない」という批判を何回か聞きました。確かに、原文を読んでも > 分かりにくいところで、これは原文が説明不足でしょう。こういうのは、 > 例を上げて説明しなければ、分かるわけがありません (あるいは、実際に > 動かしてみなければ)。それで、ここまで説明すれば分かってもらえるだろうと、 > 長い長い訳注を付けたわけです。言わば、毒くわば皿までで。 > > ついでに言うと、欧米の人は、解説を演繹的と言うか、体系的にするのが > 好きなようです。それに対して、日本人は、具体的な例から始めるのが > 好きらしい (イラストを付けるのも好き)。私としては、manpage に > 例が少ないことを残念に思っています。ここに実例があれば、もっと > 分かりやすくなるのに、と。そこで、ここでも例を付けたのですが、 > 例を付けると、どうしても長くなります。バランスがくずれるほどに。 > > > 引き数: 間にひらがなの「き」を含める表記に違和感。 > > これは、「翻訳の指針」の「セクション名について」に書いてある表記です。 > 「インスウ」と読ませないためではないかと思っています。 > > > 中黒の利用の不統一性: > > 基本的に日本語として熟しているもの、別の言い方をすれば、英語を直感的に > 連想できるものには、中黒を使いません。中黒で区切らないと、英語を連想 > しにくいと思うものは、中黒で区切っています。感覚的な判断ですから、 > 自分とは感覚が違うというものもあると思います。 > > -- > 長南洋一 > > _______________________________________________ > linuxjm-discuss mailing list > linux****@lists***** > https://lists.osdn.me/mailman/listinfo/linuxjm-discuss