[JM:02174] Re: [POST: DP] LDP_man-pages strftime.3

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Akihiro Motoki amoto****@gmail*****
2021年 5月 1日 (土) 21:50:45 JST


On Sat, May 1, 2021 at 8:57 PM 長南洋一 <cyoic****@maple*****> wrote:
>
> 長南です。
>
> era とか century といった用語の訳語について考えていました。なかなか難しい。
> それについては、別のメールに書きます。
>
> strftime.3.ja.po でも、原文と訳文を突き合わせられないことはないのですが、
> やはり原文の roff ファイルもあった方がよいと思います。roff ファイルを
> man コマンドで見た方が、po ファイルを less などで見るより、見やすいですから。

この場合だと、 以下があればいいですか?

draft/man3/strftime.3
original/man3/strftime.3

strftime.3.ja.po は参考に付けたのですが、これは po4a/time/po/ja.po だと見るのも
大変だと思ったからです。 original/man3/strftime.3 を添付するなら不要かもしれません。

>
> ちょっと脱線します。
>
> >      msggrep -N build/C/man3/strftime.3 po4a/time/po/ja.po
>
> このコマンドは面白いですね。こうして出来たたとえば strftime.po を
>
>   $ po4a-translate -f man -m strftime.3 -p strftime.po -l strftime.ja -v
>
> のようにして、strftime の日本語版マニュアルを作成するわけですか。

いえ、生成はそのようなことはしていません。
以下みたいに po4a cfg を使って一括生成しています。
実際のコマンドは Makefile 参照。

  $ po4a -k 80 --variable langs=ja po4a/time/time.cfg

>
> > 翻訳自体での相談事項としては、あまりないのですが強いて挙げるならこのくらいかな。
> > (1) 各 conversion specifier の説明で、Calculated from .... と
> >    nl_langinfo(3) に関するものが今回追加されているのですが、いずれも括弧書きに
> >    なっています。英語だと別に違和感はないのですが、日本語だと少し違和感があるかなと
> >    思っています。括弧なしにしてしまっていいかなとも思います。
> > (2) 対応する標準がカッコ書きで (SU) とか (C99) とかありますが、
> >    この位置が原文でけっこう適当です。全部一番最後においた方がいいですかね。
>
> 原文でもあまり美しくないと思います。とくに (SU) とか (TZ) の位置。どの文に
> 付いているのかよく分かりません。意味的に分かりやすいように、また見やすいように
> 変えてしまってもよいと思います。面倒ならばそのままでも、とくに問題になるという
> ほどではありませんが。

場所は統一した方がよさそうね。
マークは、各項目の短い説明の直後くらいが妥当かなと思います。
説明の本当の末尾だとちょっと遠すぎるので。
その後に、残りの括弧付きの説明を括弧なしで続けるのが落としどころかな。

>
> ああ、それから、「準拠」セクションの (SU印), (TZ印) などは、何のことを
> 言っているのか分かりにくいし、アルファベットと漢字が直接くっついているのは、
> ちょっと見かけが悪いと思います。「SU の指標あり」とか「TZ とマーク」なども
> 考えられるところです。
>
> それに、日本語の続き具合もちょっと変かもしれません。この部分で何を言って
> いるのか、私にはよく分かりませんが、訳文の解釈が正しいとしたら、日本語の
> 構文は逆になるのではないでしょうか。
>
> まず、原文を挙げておきます。
>
>   ... There are strict inclusions between the set of conversions
>   given in ANSI C (unmarked), those given in the Single UNIX
>   Specification (marked SU), those given in Olson's timezone
>   package  (marked TZ),  and those given in glibc (marked GNU),
>   except that %+ is not supported in glibc2.  On the other hand
>   glibc2  has  several  more  exten‐sions.
>
> 訳文はこうなっています。
>
>   個々の変換が厳密にどの規格に含まれるかは、 ANSI C (印なし)、統一 UNIX 規格
>   (SU印)、Olson  の  timezone  パッケージ  (TZ印)、glibc  独自 (GNU印)
>   で示している。glibc2 では %+ はサポートされていないが、 いくつかの拡張が
>   行われている。
>
> この解釈なら、意味的には、こっちの方が自然では。
>
>   個々の変換が厳密にどの規格に含まれるかは、「指標なし」で ANSI C、
>   「指標 SU」で統一 UNIX 規格、「TZ」で Olson の timezone
>   パッケージ、「GNU」で glibc のものであることを示している。
>
> 全く別の訳し方もあるでしょうけれど。

こんな感じなのかなぁ。

 個々の変換が厳密にどの規格に含まれるかは、次のマークで示している:
 マークなし = ANSI C、 SU = 統一 UNIX 規格、 TZ = Olson の timezone パッケージ、
 GNU = glibc 。

glibc は規格ではなく glibc による拡張なので、「glibc 独自」も個人的には
しっくり来ますが、まあ原文尊重で「glibc」でしょうね。


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