Yasumichi Akahoshi
yasum****@vinel*****
2011年 5月 9日 (月) 23:51:29 JST
赤星です。 > > .\"O \fB\-l\fR, \fB\-\-libtool\fR > > .\"O exclude the `lt\-' from the program name > > .TP > > \fB\-l\fR, \fB\-\-libtool\fR > > プログラム名から `lt\-' を除外する > > これは、具体的なことがわからないので、何とも言えないのですが、 > プログラム名が ltsomething だった場合に something だけにする > ということなら、「除去する、取り除く、取り去る、除く、落とす、 > 抜かす、消す」といったところではないでしょうか。「除外」でも > わかりますけれど。 「取り除く」などといった方が自然な感じがしますね。 > > .\"O EXECUTABLE should accept `\-\-help' and `\-\-version' options and produce output on > > .\"O stdout although alternatives may be specified using: > > .PP > > マニュアル作成の対象になるコマンド (引数 EXECUTABLE) は、 > > \fB\-\-help\fR や \fB\-\-version\fR というオプションを受け入れて、標準出力にメッセージを表示するようになっているべきである。 > > もっとも、以下のオプションを使えば、\-\-help や \fB\-\-version\fR に相当する別のオプションを指定することが可能だ。 > (snip) > このへんは、書式の違う help と man ページで同じ原稿を使うという > 欲張りなことをしているのですから、適当なところで妥協するより > なさそうです。赤星さんの判断で、どの行き方をとってもよいと思います。 多少、くどくなるかもしれませんが、 引数 EXECUTABLE には、マニュアル作成の対象とするコマンドを指定する。指定するコマンドは、 \fB\-\-help\fR や \fB\-\-version\fR というオプションを受け入れて、標準出力にメッセージ を表示するようになっているべきである。もっとも、以下のオプションを使えば、\-\-help や \fB\-\-version\fR に相当する別のオプションを指定することが可能だ。 としてみました。長南さんの懸念の解決にはなってないかと思いますが、引数 EXECUTABLE が 存在するんだなという風にユーザーを誘導するぐらいにはなるのかなという気はします。 > > .\"O Blocks of verbatim *roff text are inserted into the output either at > > .\"O the start of the given > > .\"O .BI [ section ] > > .\"O (case insensitive), or after a paragraph matching > > .\"O .BI / pattern /\fR. > > .\"O > > 原稿は *roff のテキストであり、出力中の、指定された > > .BI [ セクション ] > > (大文字・小文字は区別されない) の先頭部分や > > .BI / パターン /\fR. > > にマッチするパラグラフの直後に、そのままの形で挿入される。 > > ここは「原稿」より、「本文」の方がよいかもしれません。原稿中の > 「本文」に当たる部分のことですから。 これは、おっしゃるとおり「本文」の方がしっくりきますね。 > > > それから、at your site は意図的に省略なさったのですか。 > > > > 訳出するとすれば、「使用しているコンピュータに」とか「使用している環境に」 > > とするべきところでしょうか。個人的には、省略してしまって構わない気がします。 > > 一般的に考えれば、他のコンピュータとかにインストールされているからと言って > > 使用しているコンピュータにインストールされていなければ、意味がないことは > > 自明ですから。 > > ひょっとすると訳し忘れかもしれないと思って報告しましたが、 > 必要ないと判断して省略なさったのなら、この場合、問題ないと思います。 > ただし、info ファイルや info コマンドが、手元のマシンではなく、 > たとえば、NFS サーバに存在するということはあると思います。 なるほど。あまりそういう想定はしておりませんでしたが、あり得ますね。ただ、 その場合も NFS サーバから読めるように正しく設定されている必要がありますので 「正しくインストールされているならば」に内包してしまっても良い気がします。 管理者 = コマンドの使用者とは限らないですし、「御使用のサイトに」という 言葉にピンと来る人ばかりとは限らないと思われます。 # いささか論理が破綻しているかもしれませんが。 > この部分については、grep の man でほぼ同じ文章を翻訳しました。 > まだ、各ディストリビューションの配布には含まれていないでしょうから、 > JM のサイトでご覧になってみてください。自分でもよいと思っている > わけではありません。でも、こういう訳し方もあるという参考ぐらいには > なると思います。 とても参考になりました。こういった定型文に近いものは、原文が大きく異ならない 限り、JM として統一するような規約にしても良いかもしれませんね。すべて同じにする のは大変な作業になるかもしれませんが。 > > 前メールで反応を書くのを失念したのですが、JM では訳さないのが習慣という > > 事でしたが、個人的には訳すように規約を変える方が良いと思っています。 > > ちなみに man-db のヘルプファイルをのぞいてみたところ、他の言語で訳されて > > いる例がありました。 > > ドイツ語などの場合、同じアルファベットを使っているために、 > 訳さないと読みにくいのではないかと思います。一々、どっちの単語か > 考えなければならないでしょう。だから、英語 (一般に外国語) を > 挿入するときはイタリックにしたりするわけです。 > > 日本語の場合は、文字が別ですから、英単語が出てきても、それで > 混乱することはありません (日本語をローマ字で書いた文に英語が > 混じっていたら、読みにくいでしょうね)。ページの先頭に英語の行が > あるのは、便箋の上部にロゴがついているようで、わたしなど、 > かえって格好よく感じたりします。 なんとなく気持ちは分かります。ただ、コマンド名などアルファベットのままでないと 通用しない部分を除いてはできるだけ翻訳した方がよいのかなと個人的には思っています。 この辺は、別途、スレッドを立てて論議したほうが良いのかもしれませんが。 > ついでに、バグ報告の真似事です。 > Vine 5.2 で help2man-1.39.2-4vl6 を使って見ました。 > > help2man -L ja_JP.UTF-8 -o cat.man cat > > をやってみたのですが、「例」の見出しがちょっと変です。「説明」の > 中の小見出しのような形で「Examples:」となっています。 > それから、「バグの報告」のセクションが独立していません。 > > Vine Seed なら、こういった問題は生じないのですか。 おそらく、VineSeed と 5.2 で locale の定義が変わっているのが原因です。 help2man -L ja_JP.utf8 -o cat.man cat とするとうまく行きませんでしょうか。ダメであれば、SPEC ファイルの echo "ja ja_JP.utf8" >> locales となっている部分を echo "ja ja_JP.UTF-8" >> locales に修正してビルドしなおす必要があるかもしれません。 > すでにご存知かも知れませんが、name of manual や source of program が > 何かについては、man 7 man-pages に書いてありました。「タイトル行」を > 説明している部分です。もしまだなら、お読みになっておくと、よいと思います。 勉強不足で申し訳ありません。読んでみて --name オプションや --source オプションの訳文を修正しました。 # source は、なんか GNU でも本来の意味が忘れられているんじゃないかという # 感じがしましたが… <STATUS> stat: DP ppkg: help2man page: help2man.1 date: 2011/05/09 mail: yasum****@vinel***** name: Yasumichi Akahoshi </STATUS> .\" DO NOT MODIFY THIS FILE! It was generated by help2man 1.39.2. .\"O .TH HELP2MAN "1" "May 2011" "help2man 1.39.2" "User Commands" .TH HELP2MAN "1" "2011年5月" "help2man 1.39.2" "ユーザーコマンド" .\"O .SH NAME .\"O help2man \- generate a simple manual page .SH 名前 help2man \- 簡易マニュアルページの生成 .\"O .SH SYNOPSIS .\"O .B help2man .\"O [\fIOPTION\fR]... \fIEXECUTABLE\fR .SH 書式 .B help2man [\fIOPTION\fR]... \fIEXECUTABLE\fR .\"O .SH DESCRIPTION .\"O `help2man' generates a man page out of `\-\-help' and `\-\-version' output. .SH 説明 `help2man' は `\-\-help' および `\-\-version' の出力を元にマニュアルページを生成する。 .\"O .TP .\"O \fB\-n\fR, \fB\-\-name\fR=\fISTRING\fR .\"O description for the NAME paragraph .TP \fB\-n\fR, \fB\-\-name\fR=\fISTRING\fR 「名前」セクションで使うコマンドの短い説明 .\"O .TP .\"O \fB\-s\fR, \fB\-\-section\fR=\fISECTION\fR .\"O section number for manual page (1, 6, 8) .TP \fB\-s\fR, \fB\-\-section\fR=\fISECTION\fR マニュアルページが所属するセクションの番号 (1, 6, 8) .\"O .TP .\"O \fB\-m\fR, \fB\-\-manual\fR=\fITEXT\fR .\"O name of manual (User Commands, ...) .TP \fB\-m\fR, \fB\-\-manual\fR=\fITEXT\fR マニュアルの種類 (ユーザコマンド, ...) .\"O .TP .\"O \fB\-S\fR, \fB\-\-source\fR=\fITEXT\fR .\"O source of program (FSF, Debian, ...) .TP \fB\-S\fR, \fB\-\-source\fR=\fITEXT\fR プログラムの出自 (FSF, Debian, ...) .\"O .TP .\"O \fB\-L\fR, \fB\-\-locale\fR=\fISTRING\fR .\"O select locale (default "C") .TP \fB\-L\fR, \fB\-\-locale\fR=\fISTRING\fR ロケールを選択する (デフォルトは "C") .\"O .TP .\"O \fB\-i\fR, \fB\-\-include\fR=\fIFILE\fR .\"O include material from `FILE' .TP \fB\-i\fR, \fB\-\-include\fR=\fIFILE\fR `FILE' から原稿を取り込む .\"O .TP .\"O \fB\-I\fR, \fB\-\-opt\-include\fR=\fIFILE\fR .\"O include material from `FILE' if it exists .TP \fB\-I\fR, \fB\-\-opt\-include\fR=\fIFILE\fR `FILE' が存在した場合 `FILE' から原稿を取り込む .\"O .TP .\"O \fB\-o\fR, \fB\-\-output\fR=\fIFILE\fR .\"O send output to `FILE' .TP \fB\-o\fR, \fB\-\-output\fR=\fIFILE\fR `FILE' へ出力を送る .\"O .TP .\"O \fB\-p\fR, \fB\-\-info\-page\fR=\fITEXT\fR .\"O name of Texinfo manual .TP \fB\-p\fR, \fB\-\-info\-page\fR=\fITEXT\fR Texinfo マニュアルの名前 .\"O .TP .\"O \fB\-N\fR, \fB\-\-no\-info\fR .\"O suppress pointer to Texinfo manual .TP \fB\-N\fR, \fB\-\-no\-info\fR Texinfo マニュアルの紹介を省略する .\"O .TP .\"O \fB\-l\fR, \fB\-\-libtool\fR .\"O exclude the `lt\-' from the program name .TP \fB\-l\fR, \fB\-\-libtool\fR プログラム名から `lt\-' を取り除く .\"O .TP .\"O \fB\-\-help\fR .\"O print this help, then exit .TP \fB\-\-help\fR 簡単な使い方を表示し終了する .\"O .TP .\"O \fB\-\-version\fR .\"O print version number, then exit .TP \fB\-\-version\fR バージョン番号を表示し終了する .\"O .PP .\"O EXECUTABLE should accept `\-\-help' and `\-\-version' options and produce output on .\"O stdout although alternatives may be specified using: .PP 引数 EXECUTABLE には、マニュアル作成の対象とするコマンドを指定する。指定するコマンドは、 \fB\-\-help\fR や \fB\-\-version\fR というオプションを受け入れて、標準出力にメッセージを表示するようになっているべきである。 もっとも、以下のオプションを使えば、\-\-help や \fB\-\-version\fR に相当する別のオプションを指定することが可能だ。 .\"O .TP .\"O \fB\-h\fR, \fB\-\-help\-option\fR=\fISTRING\fR .\"O help option string .TP \fB\-h\fR, \fB\-\-help\-option\fR=\fISTRING\fR ヘルプ表示オプションの文字列 .\"O .TP .\"O \fB\-v\fR, \fB\-\-version\-option\fR=\fISTRING\fR .\"O version option string .TP \fB\-v\fR, \fB\-\-version\-option\fR=\fISTRING\fR バージョン表示オプションの文字列 .\"O .TP .\"O \fB\-\-version\-string\fR=\fISTRING\fR .\"O version string .TP \fB\-\-version\-string\fR=\fISTRING\fR バージョンとして表示する文字列 .\"O .TP .\"O \fB\-\-no\-discard\-stderr\fR .\"O include stderr when parsing option output .TP \fB\-\-no\-discard\-stderr\fR オプションの出力を解析するときに標準エラー出力を含める .\"O .SH "INCLUDE FILES" .\"O Additional material may be included in the generated output with the .\"O .B \-\-include .\"O and .\"O .B \-\-opt\-include .\"O options. The format is simple: .\"O .\"O [section] .\"O text .\"O .\"O /pattern/ .\"O text .\"O .SH インクルードファイル .B \-\-include や .B \-\-opt\-include オプションを使用すると、生成する出力に追加の原稿を取り込むことができる。ファイルの書式は単純である。 [セクション] 本文 /パターン/ 本文 .\"O Blocks of verbatim *roff text are inserted into the output either at .\"O the start of the given .\"O .BI [ section ] .\"O (case insensitive), or after a paragraph matching .\"O .BI / pattern /\fR. .\"O 本文は *roff のテキストであり、出力中の、指定された .BI [ セクション ] (大文字・小文字は区別されない) の先頭部分や .BI / パターン /\fR. にマッチするパラグラフの直後に、そのままの形で挿入される。 .\"O Patterns use the Perl regular expression syntax and may be followed by .\"O the .\"O .IR i , .\"O .I s .\"O or .\"O .I m .\"O modifiers (see .\"O .BR perlre (1)). .\"O パターンには Perl の正規表現の文法を使用する。修飾子の .IR i , .I s , .I m を後に付けることもできる ( .BR perlre (1) を参照)。 .\"O Lines before the first section or pattern which begin with `\-' are .\"O processed as options. Anything else is silently ignored and may be .\"O used for comments, RCS keywords and the like. .\"O 最初のセクションやパターンより前にある行で、'\-' で始まっている行は、 オプションとして処理される。それ以外は、何もせずに無視されるのでコメントや RCS のキーワードなどに使用することができる。 .\"O The section output order (for those included) is: .\"O .\"O NAME .\"O SYNOPSIS .\"O DESCRIPTION .\"O OPTIONS .\"O ENVIRONMENT .\"O FILES .\"O EXAMPLES .\"O \fIother\fR .\"O AUTHOR .\"O REPORTING BUGS .\"O COPYRIGHT .\"O SEE ALSO .\"O セクションの出力順序: 名前 書式 説明 オプション 環境変数 ファイル 例 \fIその他\fR 作者 バグの報告 著作権 関連項目 .\"O Any .\"O .B [NAME] .\"O or .\"O .B [SYNOPSIS] .\"O sections appearing in the include file will replace what would have .\"O automatically been produced (although you can still override the .\"O former with .\"O .B --name .\"O if required). .\"O インクルードファイルに .B [名前] や .B [書式] というセクションがあれば、そこに記述した内容が、自動的に生成される内容のかわりに出力される。 (もっとも、どうしても必要ならば、前者については、 .B --name オプションを使って、さらに置き換えることができるが。) .\"O Other sections are prepended to the automatically produced output for .\"O the standard sections given above, or included at .\"O .I other .\"O (above) in the order they were encountered in the include file. それ以外のセクションについては、上記の標準的なセクションのために 自動的に生成される出力の前に挿入されるか、あるいは、(上記の) .I その他 の位置に、インクルードファイル中で見つかった順番で取り込まれる。 .\"O .SH AVAILABILITY .\"O The latest version of this distribution is available on-line from: .\"O .\"O ftp://ftp.gnu.org/gnu/help2man/ .SH 入手先 この配布物の最新バージョンは次の場所から入手可能である。 ftp://ftp.gnu.org/gnu/help2man/ .\"O .SH AUTHOR .\"O Written by Brendan O'Dea <bod****@debia*****> .SH 作者 作者は Brendan O'Dea <bod****@debia*****> である。 .\"O .SH "REPORTING BUGS" .\"O Report bugs to <bug\-help****@gnu*****>. .SH バグの報告 バグを発見した場合は <bug\-help****@gnu*****> に報告されたい。 .\"O .SH COPYRIGHT .\"O Copyright \(co 1997, 1998, 1999, 2000, 2001, 2002, 2003, 2004, 2005, 2009, 2010, .\"O 2011 Free Software Foundation, Inc. .\"O .br .\"O This is free software; see the source for copying conditions. There is NO .\"O warranty; not even for MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. .SH 著作権 Copyright \(co 1997, 1998, 1999, 2000, 2001, 2002, 2003, 2004, 2005, 2009, 2010, 2011 Free Software Foundation, Inc. This is free software; see the source for copying conditions. There is NO warranty; not even for MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. .\"O .SH "SEE ALSO" .\"O The full documentation for .\"O .B help2man .\"O is maintained as a Texinfo manual. If the .\"O .B info .\"O and .\"O .B help2man .\"O programs are properly installed at your site, the command .\"O .IP .\"O .B info help2man .\"O .PP .\"O should give you access to the complete manual. .SH 関連項目 .B help2man の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、 .B info および .B help2man のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド .IP .B info help2man .PP を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。 -- Yasumichi Akahoshi <yasum****@vinel*****>