[Linux-ha-jp] リンクダウン時のVirtual IPの切替

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imeat u imeat****@hotma*****
2020年 2月 14日 (金) 15:17:59 JST


松浦様

本件、遅くなりましたが
以下のような設定で正しく動作しております。

# pcs resource create ping_r0 ocf:pacemaker:ping name=ping_set dampen=5s multiplier=100 \
   use_fping=1 timeout=2s host_list="GW IP" attempts=2 op monitor interval=5s --clone --wait=10s
# pcs constraint location group-XX rule score=-INFINITY not_defined ping_set or ping_set lt 100
# pcs constraint order start ping_r0-clone then promote group-XX

ご教授頂き、ありがとうございました。


________________________________
差出人: imeat u <imeat****@hotma*****>
送信日時: 2020年2月10日 16:00
宛先: linux****@lists***** <linux****@lists*****>
件名: Re: [Linux-ha-jp] リンクダウン時のVirtual IPの切替

松浦様

ご回答、ありがとうございます。
やはり、pingリソースを使うのですね。

以前、JPでは無い方のLinux-HAのメーリングリストにて
ping だと外部の環境に依存した判定方法になるので良くない
というようなニュアンスの内容を見た気がしたので、"リンクダウン" という状態を
監視するべきかと考えましたが
最終的にサービスを活かすには、どの道 通信の疎通性が必要となるので
pingリソースで良いと思い直しました。

資料含めて、ありがとうございます。
pingリソースを使う方向で構築しようと思います。


________________________________
差出人: Linux-ha-japan <linux****@lists*****> が Matsuura Kenta <kenta****@hco*****> の代理で送信
送信日時: 2020年2月10日 10:37
宛先: linux****@lists***** <linux****@lists*****>
件名: Re: [Linux-ha-jp] リンクダウン時のVirtual IPの切替


imeatuさま



はじめまして。

松浦と申します。



サービス用の通信経路が切断された際にフェイルオーバするには、以下で紹介している

ようなpingリソース(通信状態を監視するリソース)を定義してあげ、その監視結果をもと

にサービスを提供しているリソースやリソースグループをフェイルオーバするように設定
してあげる必要があります。



 オープンソースカンファレンス2016 Fukuoka セミナー資料

 http://linux-ha.osdn.jp/wp/wp-content/uploads/OSC2016_Fukuoka.pdf



-      pingリソースの定義: 63ページ 表7-2-1
pingリソースをprmPing として定義しています。
また、この際にnameパラメータにdefault_ping_setを設定することにより疎通確認
結果をdefault_ping_setという名称のステータスとして格納するようにしています。
host_listにはサービス用の通信経路を監視するためにpingコマンドを実行する
疎通先を設定します。スイッチの先にあるゲートウェイのIPアドレスを指定するのが
良いかと思います。


-      pingリソースをクローンリソースとして定義: 61ページ 表4-1 clnPing設定行
上記にて定義したprmPingリソースを全ノードで起動するようにクローンリソース
clnPing として定義しています。


-      監視結果に基づいてフェイルオーバするための設定:

Ø  64ページ 表8-1 default_ping_set設定行
監視結果が格納されたdefault_ping_setの値を元にサービスを提供している
リソース、もしくはリソースグループをフェイルオーバするように設定しています。
この例ではリソースグループ(grpApache)をフェイルオーバするように設定して
います。


Ø  65ページ 表9-1、表10-1 clnPing設定行
pingリソースが先に起動してからサービスを提供するリソース、もしくはリソース
グループを起動するように設定しています。



「監視結果に基づいてフェイルオーバするための設定」で設定している表8-1~表10-1の

箇所の設定方法については同上のPDFの24~31ページ、およびの49~55ページところ
でも説明されていますので、こちらも参考になるかと思います。



以上です。



From: Linux-ha-japan <linux****@lists*****> On Behalf Of imeat u
Sent: Friday, February 7, 2020 2:42 PM
To: linux****@lists*****
Subject: [Linux-ha-jp] リンクダウン時のVirtual IPの切替



imeatu と申します。



標記の件ですが、DRBD9+Pacemaker1.1.19 のサーバー2台で

HA構成を組んでおります。

CorosyncとDRBDの同期通信はスイッチを使わずサーバー間で直接接続

サービス用の通信はIPaddr2を使って冗長化し、サーバー間はスイッチ経由で接続



Switch1 == Switch2

    ||               ||

    ||               ||

Server1 == Server2



この状態で、Server1のリンクダウンが発生しても

ocf::heartbeat:IPaddr2 のリソースが切り替わりません。

 ※リンクダウンはしているもののServer1内ではIPアドレスへのpingは出来る状態



Switch1 == Switch2

     X               ||

     X               ||

Server1 == Server2



スクリプト:/lib/ocf/resource.d/heartbeat/IPaddr2 を確認しても

リンク状態を見ているようでは無かったので、IPaddr2 ではこのような障害には

対応できないものと考えておりますが、この認識でよろしかったでしょうか?



※ 障害を認識できていないのでon-failをrestart、standby などに変更しても変わらず

※ ノード障害としてServer1を再起動などをすると当然、Virtual IPは切り替わる



また、この問題を回避する方法はございますでしょうか?





以上、よろしくお願い致します。




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