imeatuさま はじめまして。 松浦と申します。 サービス用の通信経路が切断された際にフェイルオーバするには、以下で紹介している ようなpingリソース(通信状態を監視するリソース)を定義してあげ、その監視結果をもと にサービスを提供しているリソースやリソースグループをフェイルオーバするように設定 してあげる必要があります。 オープンソースカンファレンス2016 Fukuoka セミナー資料 http://linux-ha.osdn.jp/wp/wp-content/uploads/OSC2016_Fukuoka.pdf - pingリソースの定義: 63ページ 表7-2-1 pingリソースをprmPing として定義しています。 また、この際にnameパラメータにdefault_ping_setを設定することにより疎通確認 結果をdefault_ping_setという名称のステータスとして格納するようにしています。 host_listにはサービス用の通信経路を監視するためにpingコマンドを実行する 疎通先を設定します。スイッチの先にあるゲートウェイのIPアドレスを指定するのが 良いかと思います。 - pingリソースをクローンリソースとして定義: 61ページ 表4-1 clnPing設定行 上記にて定義したprmPingリソースを全ノードで起動するようにクローンリソース clnPing として定義しています。 - 監視結果に基づいてフェイルオーバするための設定: Ø 64ページ 表8-1 default_ping_set設定行 監視結果が格納されたdefault_ping_setの値を元にサービスを提供している リソース、もしくはリソースグループをフェイルオーバするように設定しています。 この例ではリソースグループ(grpApache)をフェイルオーバするように設定して います。 Ø 65ページ 表9-1、表10-1 clnPing設定行 pingリソースが先に起動してからサービスを提供するリソース、もしくはリソース グループを起動するように設定しています。 「監視結果に基づいてフェイルオーバするための設定」で設定している表8-1~表10-1の 箇所の設定方法については同上のPDFの24~31ページ、およびの49~55ページところ でも説明されていますので、こちらも参考になるかと思います。 以上です。 From: Linux-ha-japan <linux****@lists*****> On Behalf Of imeat u Sent: Friday, February 7, 2020 2:42 PM To: linux****@lists***** Subject: [Linux-ha-jp] リンクダウン時のVirtual IPの切替 imeatu と申します。 標記の件ですが、DRBD9+Pacemaker1.1.19 のサーバー2台で HA構成を組んでおります。 CorosyncとDRBDの同期通信はスイッチを使わずサーバー間で直接接続 サービス用の通信はIPaddr2を使って冗長化し、サーバー間はスイッチ経由で接続 Switch1 == Switch2 || || || || Server1 == Server2 この状態で、Server1のリンクダウンが発生しても ocf::heartbeat:IPaddr2 のリソースが切り替わりません。 ※リンクダウンはしているもののServer1内ではIPアドレスへのpingは出来る状態 Switch1 == Switch2 X || X || Server1 == Server2 スクリプト:/lib/ocf/resource.d/heartbeat/IPaddr2 を確認しても リンク状態を見ているようでは無かったので、IPaddr2 ではこのような障害には 対応できないものと考えておりますが、この認識でよろしかったでしょうか? ※ 障害を認識できていないのでon-failをrestart、standby などに変更しても変わらず ※ ノード障害としてServer1を再起動などをすると当然、Virtual IPは切り替わる また、この問題を回避する方法はございますでしょうか? 以上、よろしくお願い致します。 -------------- next part -------------- HTMLの添付ファイルを保管しました... URL: <https://lists.osdn.me/mailman/archives/linux-ha-japan/attachments/20200210/fd28a05a/attachment-0001.html>