[Linux-ha-jp] Heartbeat 3のメンテナンススケジュールがアナウンスされました

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Motoharu Kubo mkubo****@3ware*****
2009年 12月 2日 (水) 12:01:23 JST


サードウェアの久保と申します。

DRBDのサポートで提携しているLINBIT社から、Heartbeatのメンテナンスに関す
る情報が届きました。しばらく停止していたHeartbeatのメンテナンスが再開
し、Heartbeatバージョン3.0が来年リリースされるということです。


LINBITがHeartbeatのメンテナンスを引き継ぐという方向性は、すでに11/15の
Linux-HAメーリングリストに発表されていました。

http://lists.linux-ha.org/pipermail/linux-ha/2009-November/038969.html

そして、具体的なリリースプランが昨日(12/1)発表されました。

http://lists.linux-ha.org/pipermail/linux-ha/2009-December/039069.html


今回の発表内容の重要な点をサマリーしましたので、今後のHeartbeatの方向性
を考えるときの参考にしていただければ幸いです。

- 現在のLinux-HAボードメンバーの了承にもとづいて、Heartbeatのコード
  (http://hg.linux-ha.org/dev/)のメンテナンス、linux-haおよびlinux-ha-
  devメーリングリストの運営をLINBITが引き継ぐ

- Pacemakerプロジェクトと協力してPacemakerが持つデュアルスタック機能を維
  持する

- 現在のLinux-HAサイトのドキュメントの改良に取り組む

- Heartbeat/Pacemakerクラスタスタックに対するサポートサービスを提供する

- プロジェクト全体の最終的な判断について現在のボードメンバーの意向を尊重
  する

一方、今回のメンテナンスの引き継ぎにあたって、今後のHeartbeatの内容や方
向性に関する次のような意向も表明されています。

- Heartbeatに顕著な新しい機能を追加する意向はない。

- Heartbeatのライセンス、開発モデル、協業モデルを変更する予定はない

- HeartbeatがOpenAIS/Corosyncに対する長期的な代替物だとか競合ソフトウェ
  アだとは考えていない。しかしOpenAIS/Corosyncには成長に伴う痛みがあるの
  で、短期的〜中期的な代替ソフトウェアとして有用だと考えている

- haresourcesを使うHeartbeat V1スタイルの支持、サポートを続ける気持ちは
  ない。引き続きPacemakerクラスタスタックへの移行を勧めていく。

昨日発表されたリリーススケジュールによると、Heartbeat 3.0.2および
Resource Agents 1.0.1のリリースは来年1月18日になるそうです。RC版のスケ
ジュールについては上述のアナウンス原文をご参照ください。

# 3.0.2というバージョン番号は、post-2.99にもとづいてFedoraがリリースした
# バージョン3.0.0および3.0.1との混乱を避けるために選ばれました。実際には
# 3.0.2が3.0系列の最初の正式なリリースとなります。

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