Kentaro Fukuchi
fukuc****@is*****
2003年 7月 22日 (火) 01:09:59 JST
第3段落 【マシンを待つのとマシンの世話を焼くのとでははっきりとした違いがある。 /マシンを待つのとマシンに振り回されるのとはまったく違う。 ;「世話を焼く」だと苛立たしいイメージがうまく出ていないような気がする。 「はっきりとした違いがある」という言い回しも、やや非日常的だ。(福地)】 【プリンタの側に立って紙が一枚また一枚と印刷されて出てくるのを眺めるのはこれが初めてというわけではない。 /プリンタの脇で紙が一枚また一枚と印刷されて出てくるのをじっと眺めるハメになるのは、 これが初めてではなかった。 ;(福地)】 【マシンとそれを制御するソフトウェアの効率を上げるため日夜掛かり切りの人間として、 ストールマンはそのマシンを開け、中身を見て、問題の根源を見つけたいというごく自然な欲求を覚えた。 /マシンとそれを動かすソフトウェアの改善に昼夜を問わず没頭している人間の常として、 ストールマンは、マシンの蓋を開けて、中身を見て、何が問題なのか調べてやりたいという衝動にかられた。 ;/.Jでも試訳がいくつか出ていますね。「(マシンの)蓋を」としたのは、より一般的な言葉づかいを意識しての ことです。(福地)】 第4段落 【印刷された文書がしれっとした顔でマシンから吐き出されると、 /印刷された文書がしれっとした顔でマシンから吐き出される間に、 ;後続の文章との兼ね合い。(福地)】 【ストールマンは印刷時の紙づまり問題を回避する別の手段をじっくり考える機会を得た。 /ストールマンはこの紙づまり問題を回避する別の手段をじっくりと考える事にした。 ;have a chance to はあんまり重い表現ではありません。この程度で充分でしょう。 あるいは、機会という言葉に重きを置くのであれば、前の文章とあわせて 「印刷された〜時間はストールマンにとって、この紙づまり問題〜いい機会となった。」 という訳文も考えられます。(福地)】 第5段落 【スタッフメンバー/スタッフ;日本語の「スタッフ」はスタッフメンバーの意味も含むように思う。(福地)】 【新しいプリンタ/この新しいプリンタ;(福地)】 【コンピューター・ネットワーク越しに繋がったソフトウェアのデータを元に、そのデータをプロの手になるような見栄えのする文書に仕立て上げてくれる。 /コンピューター・ネットワーク越しにデータが送られてくると、それをプロ並みの仕上がりで印刷してくれるのだった。 ;(福地)】 【ゼロックスのパロアルト研究所でエンジニアたちによって/ゼロックス・パロアルト研究所のエンジニアたちによって ;こちらの方が日本語としては通りが良い。(福地)】 【数年後に他のコンピュータ産業にも根付くことになるデスクトップ・プリンティング革命の /数年後には他のコンピュータ産業にも残らず普及することになるデスクトップ印刷革命の ;"seize the rest of..."に忠実に訳すとこうなる。(福地)】 第6段落 【新しいマシンはさらに正確な再現性もあった。/さらに、新しいマシンは精度が良くなっていた。 ;ここは素直に訳した方が良いように思う。(福地)】 第8段落 【通常マシンは操作する人間が直接管理する必要がある。/通常マシンは操作する人間が直に監視する必要がある。 ;ここではoversightは「目視」の意味で使われている。とりあえず「監視」にしておいた。(福地)】 今日はここまで。Wikiに反映するのは明日。 ------------------------------------------------- FUKUCHI kentaro | 福地 健太郎 E-mail: fukuc****@is***** Web: http://matsu-www.is.titech.ac.jp/~fukuchi/