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Commit MetaInfo

修訂e2d9d62982fc144049d8ebb6b0f01fee413e935a (tree)
時間2013-10-14 20:44:33
作者Akihiro MOTOKI <amotoki@gmai...>
CommiterAkihiro MOTOKI

Log Message

(split) LDP: Release pages based on the previous commit

Change Summary


--- /dev/null
+++ b/release/man1/getent.1
@@ -0,0 +1,146 @@
1+.\" Copyright (c) 2011, Mark R. Bannister <cambridge@users.sourceforge.net>
4+.\" This is free documentation; you can redistribute it and/or
5+.\" modify it under the terms of the GNU General Public License as
6+.\" published by the Free Software Foundation; either version 2 of
7+.\" the License, or (at your option) any later version.
9+.\" The GNU General Public License's references to "object code"
10+.\" and "executables" are to be interpreted as the output of any
11+.\" document formatting or typesetting system, including
12+.\" intermediate and printed output.
14+.\" This manual is distributed in the hope that it will be useful,
15+.\" but WITHOUT ANY WARRANTY; without even the implied warranty of
17+.\" GNU General Public License for more details.
19+.\" You should have received a copy of the GNU General Public
20+.\" License along with this manual; if not, see
21+.\" <http://www.gnu.org/licenses/>.
22+.\" %%%LICENSE_END
26+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
29+.TH GETENT 1 2013\-03\-15 Linux "User Commands"
30+.SH 名前
31+getent \- 名前サービス切り替えライブラリからエントリーを取得する
32+.SH 書式
33+\fBgetent\fP \fIdatabase\fP [\fIkey\fP ...]
34+.SH 説明
35+\fBgetent\fP コマンドは、 名前サービス切り替えライブラリでサポートされているデータベースのエントリーを表示する。
36+名前サービス切り替えライブラリの設定は \fI/etc/nsswitch.conf\fP で行う。 一つ以上の \fIkey\fP 引き数が指定されると、
37+指定されたキーにマッチするエントリーだけが表示される。 \fIkey\fP が指定されなかった場合、 すべてのエントリーが表示される (データベースで列挙
38+(enumeration) がサポートされていない場合を除く)。
40+\fIdatabase\fP には GNU C ライブラリでサポートされているデータベースのいずれかを指定できる。 以下にそのリストを示す。
41+.RS 3
42+.TP 10
44+\fIkey\fP が指定されなかった場合、 \fBsethostent\fP(3), \fBgethostent\fP(3), \fBendhostent\fP(3)
45+を使用して hosts データベースを列挙する。 これは \fBhosts\fP を使うのと全く同じである。 \fIkey\fP 引き数が一つ以上指定された場合は、
46+それぞれの \fIkey\fP についてアドレスファミリー \fBAF_UNSPEC\fP で \fBgetaddrinfo\fP(3) を呼び出し、
50+\fBahosts\fP を同じだが、 アドレスファミリーとして \fBAF_INET\fP を使用する。
53+\fBahosts\fP を同じだが、 アドレスファミリーとして \fBAF_INET6\fP を使用する。 この場合の \fBgetaddrinfo\fP(3)
54+の呼び出しでは \fBAI_V4MAPPED\fP も指定される。
57+\fIkey\fP が指定されなかった場合、 \fBsetaliasent\fP(3), \fBgetaliasent\fP(3), \fBendaliasent\fP(3)
58+を使用して aliases データベースを列挙する。 \fIkey\fP 引き数が一つ以上指定された場合は、 それぞれの \fIkey\fP
59+について\fBgetaliasbyname\fP(3) を呼び出し、 結果を表示する。
62+\fIkey\fP 引き数が一つ以上指定された場合、 結果が得られるまで、 それぞれの \fIkey\fP について \fBether_aton\fP(3) と
63+\fBether_hostton\fP(3) を順に呼び出し、 結果を表示する。 \fBethers\fP では列挙はサポートされていない。 したがって、
64+\fIkey\fP は指定しなければならない。
67+\fIkey\fP が指定されなかった場合、 \fBsetgrent\fP(3), \fBgetgrent\fP(3), \fBendgrent\fP(3) を使用して
68+group データベースを列挙する。 \fIkey\fP 引き数が一つ以上指定された場合は、 それぞれの \fIkey\fP について、 数値であれば
69+\fBgetgrgid\fP(3) を、 数値以外であれば \fBgetgrnam\fP(3) を呼び出し、 結果を表示する。
72+\fIkey\fP が指定されなかった場合、 \fBsetsgent\fP(3), \fBgetsgent\fP(3), \fBendsgent\fP(3) を使用して
73+gshadow データベースを列挙する。 \fIkey\fP 引き数が一つ以上指定された場合は、 それぞれの \fIkey\fP について
74+\fBgetsgnam\fP(3) を呼び出し、 結果を表示する。
77+\fIkey\fP が指定されなかった場合、 \fBsethostent\fP(3), \fBgethostent\fP(3), \fBendhostent\fP(3)
78+を使用して hosts データベースを列挙する。 \fIkey\fP 引き数が一つ以上指定された場合は、 それぞれの \fIkey\fP について
79+\fBgethostbyaddr\fP(3) か \fBgethostbyname2\fP(3) を呼び出し、 結果を表示する。
80+\fBgethostbyaddr\fP(3) か \fBgethostbyname2\fP(3) のどちらを呼び出すかは、\fBinet_pton\fP(3)
81+の呼び出しで、 \fIkey\fP が IPv6 や IPv4 アドレスか、 そうでないか、 判定され、その結果によって決まる。
84+\fIkey\fP 引き数が一つ以上指定された場合、 結果が得られるまで、 それぞれの \fIkey\fP について \fBgetgrouplist\fP(3)
85+を呼び出し、 結果を表示する。 \fBinitgroups\fP では列挙はサポートされていない。 したがって、 \fIkey\fP は指定しなければならない。
88+1 個の \fIkey\fP を指定すると、 その \fIkey\fP を \fBsetnetgrent\fP(3) に渡し、 \fBgetnetgrent\fP(3)
89+を使って結果の 3 つ組の文字列 (\fIhostname\fP, \fIusername\fP, \fIdomainname\fP) を表示する。 代わりに、 3 個の
90+\fIkey\fP を指定することもできる。 3 個の \fIkey\fP は \fIhostname\fP, \fIusername\fP, \fIdomainname\fP
91+と解釈され、 \fBinnetgr\fP(3) を使って対応する netgroup があるか照合される。 \fBnetgroup\fP
92+では列挙はサポートされていない。 したがって、 1 個か 3 個のいずれかの \fIkey\fP を指定しなければならない。
95+\fIkey\fP が指定されなかった場合、 \fBsetnetent\fP(3), \fBgetnetent\fP(3), \fBendnetent\fP(3) を使用して
96+networks データベースを列挙する。 \fIkey\fP 引き数が一つ以上指定された場合は、 それぞれの \fIkey\fP について、 数値であれば
97+\fBgetnetbyaddr\fP(3) を、 数値以外であれば \fBgetnetbyname\fP(3) を呼び出し、 結果を表示する。
100+\fIkey\fP が指定されなかった場合、 \fBsetpwent\fP(3), \fBgetpwent\fP(3), \fBendpwent\fP(3) を使用して
101+passwd データベースを列挙する。 \fIkey\fP 引き数が一つ以上指定された場合は、 それぞれの \fIkey\fP について、 数値であれば
102+\fBgetpwgid\fP(3) を、 数値以外であれば \fBgetpwnam\fP(3) を呼び出し、 結果を表示する。
105+\fIkey\fP が指定されなかった場合、 \fBsetprotoent\fP(3), \fBgetprotoent\fP(3), \fBendprotoent\fP(3)
106+を使用して protocols データベースを列挙する。 \fIkey\fP 引き数が一つ以上指定された場合は、 それぞれの \fIkey\fP について、
107+数値であれば \fBgetprotobynumber\fP(3) を、 数値以外であれば \fBgetprotobyname\fP(3) を呼び出し、
111+\fIkey\fP が指定されなかった場合、 \fBsetrpcent\fP(3), \fBgetrpcent\fP(3), \fBendrpcent\fP(3) を使用して
112+rpc データベースを列挙する。 \fIkey\fP 引き数が一つ以上指定された場合は、 それぞれの \fIkey\fP について、 数値であれば
113+\fBgetrpcbynumber\fP(3) を、 数値以外であれば \fBgetrpcbyname\fP(3) を呼び出し、 結果を表示する。
116+\fIkey\fP が指定されなかった場合、 \fBsetservent\fP(3), \fBgetservent\fP(3), \fBendservent\fP(3)
117+を使用して services データベースを列挙する。 \fIkey\fP 引き数が一つ以上指定された場合は、 それぞれの \fIkey\fP について、
118+数値であれば \fBgetservbynumber\fP(3) を、 数値以外であれば \fBgetservbyname\fP(3) を呼び出し、 結果を表示する。
121+\fIkey\fP が指定されなかった場合、 \fBsetspent\fP(3), \fBgetspent\fP(3), \fBendspent\fP(3) を使用して
122+shadow データベースを列挙する。 \fIkey\fP 引き数が一つ以上指定された場合は、 それぞれの \fIkey\fP について
123+\fBgetspnam\fP(3) を呼び出し、 結果を表示する。
125+.SH 終了ステータス
126+\fBgetent\fP は以下のいずれかの終了ステータスを返す。
127+.RS 3
128+.TP 10
133+引き数が不足しているか、 知らない \fIdatabase\fP が指定された。
136+指定された \fIkey\fP が \fIdatabase\fP で見つからなかった。
139+この \fIdatabase\fP では列挙はサポートされていない。
141+.SH 関連項目
143+.SH この文書について
144+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.54 の一部
146+http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
--- a/release/man2/access.2
+++ b/release/man2/access.2
@@ -157,10 +157,9 @@ POSIX.1\-2001 では、 呼び出し元プロセスが適切な特権を持っ
157157 ファイルを作成することが可能なことを意味するのであり、ディレクトリに ファイルとして書き込むことができるわけではない。 同様に DOS
158158 のファイルは「実行可能」と判断されるが、 \fBexecve\fP(2) コールは失敗するだろう。
159159 .PP
160-\fBaccess\fP() may not work correctly on NFSv2 filesystems with UID mapping
161-enabled, because UID mapping is done on the server and hidden from the
162-client, which checks permissions. (NFS versions 3 and higher perform the
163-check on the server.) Similar problems can occur to FUSE mounts.
160+\fBaccess\fP() は、 UID マッピングを使用した NFSv2 ファイルシステムでは正常に機能しないかもしれない。なぜならば UID
161+のマッピングはサーバーで 行なわれ、権利のチェックをするクライアントには見えないからである。 (NFS バージョン 3
162+以降ではサーバー側でチェックが実行される。) 同様の問題は FUSE マウントでも起こり得る。
164163 .SH バグ
165164 .\" This behavior appears to have been an implementation accident.
166165 バージョン 2.4 (とそれ以前) のカーネルには、スーパーユーザでの \fBX_OK\fP のチェックの扱いに奇妙な点がある。 ディレクトリ以外のファイルで
--- a/release/man2/clock_getres.2
+++ b/release/man2/clock_getres.2
@@ -158,7 +158,7 @@ CPU による高分解能のプロセス毎のタイマー。
158158 \fBEPERM\fP
159159 指示されたクロックを設定する権限が \fBclock_settime\fP() にない。
160160 .SH バージョン
161-These system calls first appeared in Linux 2.6.
161+これらのシステムコールは Linux 2.6 で初めて登場した。
162162 .SH 準拠
163163 SUSv2, POSIX.1\-2001.
164164 .SH 可用性
@@ -168,11 +168,10 @@ SUSv2, POSIX.1\-2001.
168168 \fBCLOCK_THREAD_CPUTIME_ID\fP が利用可能なことを示す。 (\fBsysconf\fP(3) も参照すること。)
169169 .SH 注意
170170 .SS "SMP システムに関する歴史的な注意事項"
171-Before Linux added kernel support for \fBCLOCK_PROCESS_CPUTIME_ID\fP and
172-\fBCLOCK_THREAD_CPUTIME_ID\fP, glibc implemented these clocks on many platforms
173-using timer registers from the CPUs (TSC on i386, AR.ITC on Itanium). These
174-registers may differ between CPUs and as a consequence these clocks may
175-return \fBbogus results\fP if a process is migrated to another CPU.
172+クロックのカーネルによるサポートを追加する前は、 glibc はこれらのクロックは多くのプラットフォームで CPU のタイマーレジスタ (i386 上の
173+TSC、Itanium 上の AR.ITC) を用いて実現されていた。 これらのレジスタは CPU 間で異なる可能性があり、 プロセスが他の CPU
174+に移動させられた場合、 結果としてこれらのクロックが\fB偽の結果\fP (bogus results) を返すかもしれない。
176175 .PP
177176 SMP システムの各 CPU が別々のクロック源を持つ場合、 タイマーレジスタ間の相互関係を管理する方法はない。 これは各 CPU
178177 が微妙に異なる周波数で動作するためである。 これが真実の場合 (訳註: 各 CPU が別々のクロック源を持つ場合)、
@@ -183,11 +182,9 @@ SMP システムの各プロセッサは全く同じ時刻に起動する訳で
183182 オフセットをブート時に制限するコードが含まれるアーキテクチャもある。 しかし、このコードがオフセットを正確に調整することは保証できない。 glibc は
184183 (Linux カーネルとは異なり) オフセットを扱うためのコードを提供しない。 通常はこれらのオフセットが小さいので、多くの場合でその影響は無視できる。
186-Since glibc 2.4, the wrapper functions for the system calls described in
187-this page avoid the abovementioned problems by employing the kernel
188-implementation of \fBCLOCK_PROCESS_CPUTIME_ID\fP and
189-\fBCLOCK_THREAD_CPUTIME_ID\fP, on systems that provide such an implementation
190-(i.e., Linux 2.6.12 and later).
185+glibc 2.4 以降では、 このページで説明したシステムコールのラッパー関数は、 \fBCLOCK_PROCESS_CPUTIME_ID\fP と
186+\fBCLOCK_THREAD_CPUTIME_ID\fP のカーネル実装が利用できるシステム (すなわち Linux 2.6.12 以降)
187+ではカーネル実装を利用することで、 上述の問題を回避している。
191188 .SH バグ
192189 .\" See http://bugzilla.kernel.org/show_bug.cgi?id=11972
193190 POSIX.1\-2001 では、 「適切な特権 (appropriate privileges)」を持ったプロセスは、
--- a/release/man2/futex.2
+++ b/release/man2/futex.2
@@ -100,13 +100,11 @@ wake (起床) させる手段を提供する (プロセスが異なれば同じ
100100 現在のところ 5 つの操作が定義されている:
101101 .TP
102102 \fBFUTEX_WAIT\fP
103-This operation atomically verifies that the futex address \fIuaddr\fP still
104-contains the value \fIval\fP, and sleeps awaiting \fBFUTEX_WAKE\fP on this futex
105-address. If the \fItimeout\fP argument is non\-NULL, its contents specify the
106-duration of the wait. (This interval will be rounded up to the system clock
107-granularity, and kernel scheduling delays mean that the blocking interval
108-may overrun by a small amount.) If \fItimeout\fP is NULL, the call blocks
109-indefinitely. The arguments \fIuaddr2\fP and \fIval3\fP are ignored.
103+この操作は futex アドレス \fIuaddr\fP に指定された値 \fIval\fP がまだ格納されているかどうかを不可分操作で検証し、 sleep 状態で
104+この futex アドレスに対して \fBFUTEX_WAKE\fP が実行されるのを待つ。 \fItimeout\fP 引き数が NULL
105+でない場合、その内容は待ち時間の最大値を表す (この停止時間はシステムクロックの粒度に切り上げられ、
106+カーネルのスケジューリング遅延により少しだけ長くなる可能性がある)。 NULL の場合、 呼び出しは無限に停止する。 引き数 \fIuaddr2\fP と
107+\fIval3\fP は無視される。
111109 \fBfutex\fP(7) に照らし合わせると、この呼び出しは カウントのデクリメントで負の値 (競合を表す) になった場合に実行され、
112110 別のプロセスがその futex を解放し \fBFUTEX_WAKE\fP の操作を実行するまで sleep する。
--- a/release/man2/kill.2
+++ b/release/man2/kill.2
@@ -94,12 +94,10 @@ glibc 向けの機能検査マクロの要件 (\fBfeature_test_macros\fP(7) 参
9494 \fIsig\fP に 0 を指定した場合、シグナルは送られないが、 エラーのチェックは行われる。これを使って、プロセス ID や プロセスグループ ID
9595 の存在確認を行うことができる。
97-For a process to have permission to send a signal it must either be
98-privileged (under Linux: have the \fBCAP_KILL\fP capability), or the real or
99-effective user ID of the sending process must equal the real or saved
100-set\-user\-ID of the target process. In the case of \fBSIGCONT\fP it suffices
101-when the sending and receiving processes belong to the same session.
102-(Historically, the rules were different; see NOTES.)
97+プロセスがシグナルを送信する許可を持つためには、 プロセスが特権 (Linux では \fBCAP_KILL\fP ケーパビリティ (capability))
98+を持つか、 送信元プロセスの実ユーザー ID または実効ユーザー ID が 送信先プロセスの実 set\-user\-ID または保存
99+set\-user\-ID と 等しくなければならない。 \fBSIGCONT\fP の場合、送信プロセスと受信プロセスが
100+同じセッションに属していれば十分である。 (過去には、 ルールは違っていた; 「注意」の節を参照。)
103101 .SH 返り値
104102 成功した場合 (少なくとも一つのシグナルが送信された場合)、 0 が返される。エラーの場合 \-1 が返され、 \fIerrno\fP が適切に設定される。
105103 .SH エラー
@@ -130,14 +128,11 @@ POSIX.1\-2001 では以下の動作になることを要求している。 自
130128 .SS "Linux での注意"
131129 .\" In the 0.* kernels things chopped and changed quite
132130 .\" a bit - MTK, 24 Jul 02
133-Across different kernel versions, Linux has enforced different rules for the
134-permissions required for an unprivileged process to send a signal to another
135-process. In kernels 1.0 to 1.2.2, a signal could be sent if the effective
136-user ID of the sender matched effective user ID of the target, or the real
137-user ID of the sender matched the real user ID of the target. From kernel
138-1.2.3 until 1.3.77, a signal could be sent if the effective user ID of the
139-sender matched either the real or effective user ID of the target. The
140-current rules, which conform to POSIX.1\-2001, were adopted in kernel 1.3.78.
131+Linux では、特権のないプロセスが他のプロセスにシグナルを送信するために必要な権限についてのルールが、カーネルバージョンにより違っている。 カーネル
132+1.0 から 1.2.2 では、送信側の実効ユーザー ID が送信対象の実効ユーザー ID と一致するか、 送信側の実ユーザー ID
133+が送信対象の実ユーザー ID と一致すれば、 シグナルを送信できた。 カーネル 1.2.3 から 1.3.77では、送信側の実効ユーザー ID
134+が送信対象の実ユーザー ID か実効ユーザー ID のいずれかと一致すればシグナルを送信できた。 現在のルールは、POSIX.1\-2001
135+に準拠しており、カーネル 1.3.78 以降で 適用されている。
141136 .SH バグ
142137 バージョン 2.6.7 以前の 2.6 系のカーネルには、 プロセスグループにシグナルを送ったときに、 呼び出し元のプロセスがプロセスグループの
143138 (全メンバーではなく) 一部のメンバーに対してのみシグナルを送る許可を持っていない場合に、 \fBkill\fP() がエラー \fBEPERM\fP
--- a/release/man2/open.2
+++ b/release/man2/open.2
@@ -302,45 +302,37 @@ PID を組み合わせた名前) を作成し、 \fBlink\fP(2) を使用して
302302 .\" Subject: Re: [PATCH] open(2): document O_PATH
303303 .\" Newsgroups: gmane.linux.man, gmane.linux.kernel
304304 .\"
305-Obtain a file descriptor that can be used for two purposes: to indicate a
306-location in the filesystem tree and to perform operations that act purely at
307-the file descriptor level. The file itself is not opened, and other file
308-operations (e.g., \fBread\fP(2), \fBwrite\fP(2), \fBfchmod\fP(2), \fBfchown\fP(2),
309-\fBfgetxattr\fP(2), \fBmmap\fP(2)) fail with the error \fBEBADF\fP.
305+このフラグを指定して取得したファイルディスクリプタは、 ファイルシステムツリー内での場所を示すため、
306+純粋にファイルディスクリプタレベルでの作用する操作を実行するため、 の二つの目的で使用することができる。 ファイル自身はオープンされず、
307+他のファイル操作 (例えば \fBread\fP(2), \fBwrite\fP(2), \fBfchmod\fP(2), \fBfchown\fP(2),
308+\fBfgetxattr\fP(2), \fBmmap\fP(2)) はエラー \fBEBADF\fP で失敗する。
311-The following operations \fIcan\fP be performed on the resulting file
313311 .RS
314312 .IP * 3
315313 .\" commit 332a2e1244bd08b9e3ecd378028513396a004a24
316314 .\" fstat(): commit 55815f70147dcfa3ead5738fd56d3574e2e3c1c2
317-\fBclose\fP(2); \fBfchdir\fP(2) (since Linux 3.5); \fBfstat\fP(2) (since Linux
315+\fBclose\fP(2); \fBfchdir\fP(2) (Linux 3.5 以降); \fBfstat\fP(2) (Linux 3.6 以降)
319316 .IP *
320-Duplicating the file descriptor (\fBdup\fP(2), \fBfcntl\fP(2) \fBF_DUPFD\fP, etc.).
317+ファイルディスクリプタの複製 (\fBdup\fP(2), \fBfcntl\fP(2) \fBF_DUPFD\fP など)
321318 .IP *
322-Getting and setting file descriptor flags (\fBfcntl\fP(2) \fBF_GETFD\fP and
319+ファイルディスクリプタフラグの取得と設定 (\fBfcntl\fP(2) の \fBF_GETFD\fP と \fBF_SETFD\fP)
324320 .IP *
325-Retrieving open file status flags using the \fBfcntl\fP(2) \fBF_GETFL\fP
326-operation: the returned flags will include the bit \fBO_PATH\fP.
321+\fBfcntl\fP(2) の \fBF_GETFL\fP 操作を使ったオープンされたファイルの状態フラグの取得。 返されるフラグには \fBO_PATH\fP
328324 .IP *
329-Passing the file descriptor as the \fIdirfd\fP argument of \fBopenat\fP(2) and
330-the other "*at()" system calls.
325+\fBopenat\fP(2) や他の "*at()" 系のシステムコールの \fIdirfd\fP 引数としてそのファイルディスクリプタを渡す。
331326 .IP *
332-Passing the file descriptor to another process via a UNIX domain socket (see
333-\fBSCM_RIGHTS\fP in \fBunix\fP(7)).
327+そのファイルディスクリプタを別のプロセスに UNIX ドメインソケット経由で渡す。 (\fBunix\fP(7) の \fBSCM_RIGHTS\fP を参照)
334328 .RE
335329 .IP
336-When \fBO_PATH\fP is specified in \fIflags\fP, flag bits other than \fBO_DIRECTORY\fP
337-and \fBO_NOFOLLOW\fP are ignored.
330+\fIflags\fP に \fBO_PATH\fP が指定された場合、 \fBO_DIRECTORY\fP と \fBO_NOFOLLOW\fP
339-If the \fBO_NOFOLLOW\fP flag is also specified, then the call returns a file
340-descriptor referring to the symbolic link. This file descriptor can be used
341-as the \fIdirfd\fP argument in calls to \fBfchownat\fP(2), \fBfstatat\fP(2),
342-\fBlinkat\fP(2), and \fBreadlinkat\fP(2) with an empty pathname to have the calls
343-operate on the symbolic link.
333+\fBO_NOFOLLOW\fP フラグも合わせて指定された場合、 この呼び出しではシンボリックリンクを参照するファイルディスクリプタを返す。
334+このファイルディスクリプタは、 空のパス名を指定した \fBfchownat\fP(2), \fBfstatat\fP(2), \fBlinkat\fP(2),
335+\fBreadlinkat\fP(2) の呼び出しで \fIdirfd\fP 引数として使うことで、 そのシンボリックリンクに対して操作を行うことができる。
344336 .TP
345337 \fBO_SYNC\fP
346338 ファイルは同期 (synchronous) I/O モードでオープンされる。 \fBopen\fP() が返したファイルディスクリプタに対して
@@ -382,8 +374,7 @@ operate on the symbolic link.
382374 システムコールがシグナルハンドラにより割り込まれた。 \fBsignal\fP(7) 参照。
383375 .TP
384376 \fBEINVAL\fP
385-The filesystem does not support the \fBO_DIRECT\fP flag. See \fBNOTES\fP for more
377+ファイルシステムが \fBO_DIRECT\fP フラグをサポートしていない。 詳細は\fB注意\fPを参照。
387378 .TP
388379 \fBEISDIR\fP
389380 \fIpathname\fP はディレクトリを参照しており、書き込み要求が含まれていた (つまり \fBO_WRONLY\fP または \fBO_RDWR\fP
--- a/release/man2/poll.2
+++ b/release/man2/poll.2
@@ -100,13 +100,10 @@ struct pollfd {
100100 どのファイルディスクリプタにも要求したイベントが発生しておらず、 エラーも起こらない場合、 \fBpoll\fP()
101101 はイベントのうちいずれか一つが発生するまで停止 (block) する。
103-The \fItimeout\fP argument specifies the number of milliseconds that \fBpoll\fP()
104-should block waiting for a file descriptor to become ready. This interval
105-will be rounded up to the system clock granularity, and kernel scheduling
106-delays mean that the blocking interval may overrun by a small amount.
107-Specifying a negative value in \fItimeout\fP means an infinite timeout.
108-Specifying a \fItimeout\fP of zero causes \fBpoll\fP() to return immediately,
109-even if no file descriptors are ready.
103+\fItimeout\fP 引き数は、 ファイルディスクリプタが利用可能になるまで \fBpoll\fP() が停止する時間をミリ秒で指定する。
104+この停止時間はシステムクロックの粒度に切り上げられ、 カーネルのスケジューリング遅延により少しだけ長くなる可能性がある。 \fItimeout\fP
105+に負の値を指定した場合、タイムアウト時間が無限大を意味する。 \fItimeout\fP を 0 に指定した場合、I/O
106+可能なファイルディスクリプタがない場合であっても、 \fBpoll\fP() はすぐに返る。
111108 \fIevents\fP に指定したり、 \fIrevents\fP で返されるビットは \fI<poll.h>\fP で定義されている:
112109 .RS
--- a/release/man2/setfsgid.2
+++ b/release/man2/setfsgid.2
@@ -52,24 +52,20 @@ setfsgid \- ファイルシステムのチェックに用いられるグルー
5252 .sp
5353 \fBint setfsgid(uid_t \fP\fIfsgid\fP\fB);\fP
5454 .SH 説明
55-The system call \fBsetfsgid\fP() changes the value of the caller's filesystem
56-group ID\(emthe group ID that the Linux kernel uses to check for all
57-accesses to the filesystem. Normally, the value of the filesystem group ID
58-will shadow the value of the effective group ID. In fact, whenever the
59-effective group ID is changed, the filesystem group ID will also be changed
60-to the new value of the effective group ID.
55+システムコール \fBsetfsgid\fP() は、 呼び出し元のファイルシステムグループ ID \(em
56+ファイルシステムへの全てのアクセスのチェックにおいて Linux カーネルが使用するグループ ID \(em
57+の値を変更する。通常はファイルシステムグループ ID の値は実効 (effective) グループ ID と同じになる。実際、 実効グループ ID
58+が変更される度にファイルシステムグループ ID もまた新しい実効グループ ID の値に変更される。
6260 通常、 \fBsetfsuid\fP() や \fBsetfsgid\fP() を明示的に呼び出すのは、Linux NFS サーバー のように、
6361 ファイルアクセスに用いるユーザID / グループID を変更しなければならないが、 対応する実(real)/実効(effective) ユーザID /
6462 グループID は変更したくないような プログラムに限られる。 NFS サーバーのようなプログラムで、通常のユーザID を変更すると、
6563 プロセスを望まないシグナルにさらす可能性があり、 セキュリティホールになる。(下記参照)
67-\fBsetfsgid\fP() will succeed only if the caller is the superuser or if
68-\fIfsgid\fP matches either the caller's real group ID, effective group ID,
69-saved set\-group\-ID, or current the filesystem user ID.
65+\fBsetfsgid\fP() は、スーパーユーザによって呼び出された場合か、 \fIfsgid\fP が呼び出し元の実グループID、実効グループID、
66+保存セットグループID (saved set\-group\-ID)、現在のファイルシステムグループ ID の値のいずれかに一致する場合にのみ成功する。
7067 .SH 返り値
71-On both success and failure, this call returns the previous filesystem group
72-ID of the caller.
68+成功時も失敗時も、 この呼び出しは直前の呼び出し元のファイルシステムグループ ID の値を返す。
7369 .SH バージョン
7470 .\" This system call is present since Linux 1.1.44
7571 .\" and in libc since libc 4.7.6.
@@ -80,11 +76,9 @@ ID of the caller.
8076 glibc が引き数がグループID として不正だと判断した場合は、 システムコールを行わず \fIerrno\fP に \fBEINVAL\fP を設定して \-1
8177 が返される。
8278 .LP
83-Note that at the time this system call was introduced, a process could send
84-a signal to a process with the same effective user ID. Today signal
85-permission handling is slightly different. See \fBsetfsuid\fP(2) for a
86-discussion of why the use of both \fBsetfsuid\fP(2) and \fBsetfsgid\fP() is
87-nowadays unneeded.
79+このシステムコールが導入された当時、プロセスは 同じ実効ユーザIDのプロセスへシグナルを送ることができた。
80+今日では、シグナル送信権限の扱いはかなり違うものになっている。 なぜ今日では \fBsetfsuid\fP(2) と \fBsetfsgid\fP()
81+の両者が不要なのかの議論については \fBsetfsuid\fP(2) を参照のこと。
8983 元々の Linux の \fBsetfsgid\fP() システムコールは
9084 16 ビットのグループ ID だけに対応していた。
@@ -93,14 +87,11 @@ nowadays unneeded.
9387 glibc の \fBsetfsgid\fP() のラッパー関数は
9488 カーネルバージョンによるこの違いを吸収している。
9589 .SH バグ
96-No error indications of any kind are returned to the caller, and the fact
97-that both successful and unsuccessful calls return the same value makes it
98-impossible to directly determine whether the call succeeded or failed.
99-Instead, the caller must resort to looking at the return value from a
100-further call such as \fIsetfsgid(\-1)\fP (which will always fail), in order to
101-determine if a preceding call to \fBsetfsgid\fP() changed the filesystem group
102-ID. At the very least, \fBEPERM\fP should be returned when the call fails
103-(because the caller lacks the \fBCAP_SETGID\fP capability).
90+いかなる種類のエラーメッセージも返さず、 成功した場合も失敗した場合も呼び出しは同じ値を返すため、
91+呼び出しが成功したか失敗したかを直接判定することはできない。 その代わり、 直前の \fBsetfsgid\fP() の呼び出しがファイルシステムグループ
92+ID を変更したかどうかを判定するために、 呼び出し元はこの後に \fIsetfsgid(\-1)\fP などを呼び出して返り値を見なければならない
93+(\fIsetfsgid(\-1)\fP は常に失敗する)。 最低でも、失敗した場合は \fBEPERM\fP くらいは返すべきである (呼び出し元には
94+\fBCAP_SETGID\fP ケーパビリティがなかったのだから)。
10495 .SH 関連項目
10596 \fBkill\fP(2), \fBsetfsuid\fP(2), \fBcapabilities\fP(7), \fBcredentials\fP(7)
10697 .SH この文書について
--- a/release/man2/setfsuid.2
+++ b/release/man2/setfsuid.2
@@ -52,24 +52,19 @@ setfsuid \- ファイルシステムのチェックに用いられるユーザ I
5252 .sp
5353 \fBint setfsuid(uid_t \fP\fIfsuid\fP\fB);\fP
5454 .SH 説明
55-The system call \fBsetfsuid\fP() changes the value of the caller's filesystem
56-user ID\(emthe user ID that the Linux kernel uses to check for all accesses
57-to the filesystem. Normally, the value of the filesystem user ID will
58-shadow the value of the effective user ID. In fact, whenever the effective
59-user ID is changed, the filesystem user ID will also be changed to the new
60-value of the effective user ID.
55+\fBsetfsuid\fP() は、 呼び出し元のファイルシステムユーザー ID \(em ファイルシステムへの全てのアクセスのチェックにおいて
56+Linux カーネルが使用するユーザ ID \(em の値を変更する。通常はファイルシステムユーザー ID の値は実効 (effective)
57+ユーザID と同じになる。実際、 実効ユーザID が変更される度にファイルシステムユーザー ID もまた新しい実効ユーザ ID の値に変更される。
6259 通常、 \fBsetfsuid\fP() や \fBsetfsgid\fP() を明示的に呼び出すのは、Linux NFS サーバー のように、
6360 ファイルアクセスに用いるユーザID / グループID を変更しなければならないが、 対応する実(real)/実効(effective) ユーザID /
6461 グループID は変更したくないような プログラムに限られる。 NFS サーバーのようなプログラムで、通常のユーザID を変更すると、
6562 プロセスを望まないシグナルにさらす可能性があり、 セキュリティホールになる。(下記参照)
67-\fBsetfsuid\fP() will succeed only if the caller is the superuser or if
68-\fIfsuid\fP matches either the caller's real user ID, effective user ID, saved
69-set\-user\-ID, or current filesystem user ID.
64+\fBsetfsuid\fP() は、スーパーユーザによって呼び出された場合か、 \fIfsuid\fP が呼び出し元の実ユーザID、実効ユーザID、
65+保存セットユーザID (saved set\-user\-ID)、現在のファイルシステムグループ ID の値のいずれかに一致する場合にのみ成功する。
7066 .SH 返り値
71-On both success and failure, this call returns the previous filesystem user
72-ID of the caller.
67+成功時も失敗時も、 この呼び出しは直前の呼び出し元のファイルシステムユーザー ID の値を返す。
7368 .SH バージョン
7469 .\" This system call is present since Linux 1.1.44
7570 .\" and in libc since libc 4.7.6.
@@ -80,19 +75,13 @@ ID of the caller.
8075 glibc が引き数がユーザID として不正だと判断した場合は、 システムコールを行わず \fIerrno\fP に \fBEINVAL\fP を設定して \-1
8176 が返される。
8277 .LP
83-At the time when this system call was introduced, one process could send a
84-signal to another process with the same effective user ID. This meant that
85-if a privilged process changed its effective user ID for the purpose of file
86-permission checking, then it could become vulnerable to receiving signals
87-sent by another (unprivileged) process with the same user ID. The
88-filesystem user ID attribute was thus added to allow a process to change its
89-user ID for the purposes of file permission checking without at the same
90-time becoming vulnerable to receiving unwanted signals. Since Linux 2.0,
91-signal permission handling is different (see \fBkill\fP(2)), with the result
92-that a process change can change its effective user ID without being
93-vulnerable to receiving signals from unwanted processes. Thus,
94-\fBsetfsuid\fP() is nowadays unneeded and should be avoided in new
95-applications (likewise for \fBsetfsgid\fP(2)).
78+このシステムコールが導入された当時、 あるプロセスは同じ実効ユーザー ID を持つ別のプロセスにシグナルを送信できた。 これは、
79+特権プロセスがファイルのアクセス許可をチェックするために自身の実効ユーザー ID を変更すると、 同じユーザー ID を持つ別の (非特権)
80+プロセスが送信したシグナルを受け取るようになってしまうことを意味する。そのため、 プロセスが、 受け取りたくないシグナルを受信する状態にならずに、
81+ファイルのアクセス許可をチェックするために自身のユーザー ID を変更できるように、 ファイルシステムユーザー ID 属性が追加された。 Linux
82+2.0 以降では、 シグナルの送信許可の扱いは異なり (\fBkill\fP(2) 参照)、 プロセスは、
83+望まないプロセスからシグナルを受信してしまう状態にならずに、 自身の実効ユーザー ID を変更することができる。 したがって、
84+\fBsetfsuid\fP() は今日では不要であり、 新規のアプリケーションでは使用すべきではない (\fBsetfsgid\fP(2) も同様)。
9786 元々の Linux の \fBsetfsuid\fP() システムコールは
9887 16 ビットのグループ ID だけに対応していた。
@@ -101,14 +90,11 @@ applications (likewise for \fBsetfsgid\fP(2)).
10190 glibc の \fBsetfsuid\fP() のラッパー関数は
10291 カーネルバージョンによるこの違いを吸収している。
10392 .SH バグ
104-No error indications of any kind are returned to the caller, and the fact
105-that both successful and unsuccessful calls return the same value makes it
106-impossible to directly determine whether the call succeeded or failed.
107-Instead, the caller must resort to looking at the return value from a
108-further call such as \fIsetfsuid(\-1)\fP (which will always fail), in order to
109-determine if a preceding call to \fBsetfsuid\fP() changed the filesystem user
110-ID. At the very least, \fBEPERM\fP should be returned when the call fails
111-(because the caller lacks the \fBCAP_SETUID\fP capability).
93+いかなる種類のエラーメッセージも返さず、 成功した場合も失敗した場合も呼び出しは同じ値を返すため、
94+呼び出しが成功したか失敗したかを直接判定することはできない。 その代わり、 直前の \fBsetfsuid\fP() の呼び出しがファイルシステムグループ
95+ID を変更したかどうかを判定するために、 呼び出し元はこの後に \fIsetfsuid(\-1)\fP などを呼び出して返り値を見なければならない
96+(\fIsetfsuid(\-1)\fP は常に失敗する)。 最低でも、失敗した場合は \fBEPERM\fP くらいは返すべきである (呼び出し元には
97+\fBCAP_SETUID\fP ケーパビリティがなかったのだから)。
11298 .SH 関連項目
11399 \fBkill\fP(2), \fBsetfsgid\fP(2), \fBcapabilities\fP(7), \fBcredentials\fP(7)
114100 .SH この文書について
--- a/release/man2/wait.2
+++ b/release/man2/wait.2
@@ -80,8 +80,8 @@ wait, waitpid, waitid \- プロセスの状態変化を待つ
8080 \fBpid_t waitpid(pid_t \fP\fIpid\fP\fB, int *\fP\fIstatus\fP\fB, int \fP\fIoptions\fP\fB);\fP
8282 \fBint waitid(idtype_t \fP\fIidtype\fP\fB, id_t \fP\fIid\fP\fB, siginfo_t *\fP\fIinfop\fP\fB, int \fP\fIoptions\fP\fB);\fP
83- /* This is the glibc and POSIX interface; see
84- NOTES for information on the raw system call. */
83+ /* これは glibc と POSIX のインターフェイスである。
84+ 生のシステムコールについての情報は「注意」の節を参照。 */
8585 .sp
8686 .in -4n
8787 glibc 向けの機能検査マクロの要件 (\fBfeature_test_macros\fP(7) 参照):
@@ -309,10 +309,9 @@ Linux 2.4 より前では、スレッドは単に特殊なプロセスであっ
309309 .\" since patch-2.4.0-test8
310310 同じスレッドグループの他のスレッドの子プロセスは待たない。 Linux 2.4 より前ではデフォルトであった。
311311 .PP
312-The raw \fBwaitid\fP() system call takes a fith argument, of type \fIstruct
313-rusage\ *\fP. If this argument is non\-NULL, then it is used to return
314-resource usage information about the child, in the same manner as
315-\fBwait4\fP(2). See \fBgetrusage\fP(2) for details.
312+生の \fBwaitid\fP() システムコールは \fIstruct rusage\ *\fP 型の第 5 引数を取る。 この引数が NULL 以外の場合、
313+この引数が子プロセスのリソース使用状況を返すのに使用される。 これは \fBwait4\fP(2) と同じ方法である。 詳細は \fBgetrusage\fP(2)
316315 .SH バグ
317316 POSIX.1\-2008 によると、 \fBwaitid\fP() を呼び出すアプリケーションは、 \fIinfop\fP が \fIsiginfo_t\fP
318317 構造体を指していること (つまり \fIinfop\fP が NULL でないポインタであること) を保証しなければならない。 Linux では、
--- a/release/man3/clock.3
+++ b/release/man3/clock.3
@@ -71,9 +71,9 @@ C の標準規格ではプログラムの開始の時点ではどんな値が返
7171 子プロセスの時間が含まれる場合もある。 Linux では、 \fBclock\fP() が返す値には wait された子プロセスの時間は含まれない。
7272 \fBtimes\fP(2) 関数は呼び出し元とその子プロセスに関する情報を (別々に) 明示的に返すので、より好ましいだろう。
74-In glibc 2.17 and earlier, \fBclock\fP() was implemented on top of
75-\fBtimes\fP(2). For improved precision, since glibc 2.18, it is implemented on
76-top of \fBclock_gettime\fP(2) (using the \fBCLOCK_PROCESS_CPUTIME_ID\fP clock).
74+glibc 2.17 以前では、 \fBclock\fP() は \fBtimes\fP(2) を使って実装されていた。 glibc 2.18 以降では、
75+精度を向上させるため、 \fBclock_gettime\fP(2) (の \fBCLOCK_PROCESS_CPUTIME_ID\fP クロック)
7777 .SH 関連項目
7878 \fBclock_gettime\fP(2), \fBgetrusage\fP(2), \fBtimes\fP(2)
7979 .SH この文書について
--- a/release/man3/malloc_info.3
+++ b/release/man3/malloc_info.3
@@ -66,24 +66,17 @@ malloc_info \- malloc の状態をストリームに出力する
6767 \fBmalloc_info\fP() 関数は、 \fBmalloc_stats\fP(3) と \fBmallinfo\fP(3) の不備を解決するために設定された。
6868 .SH 例
69-The program below takes up to four command\-line arguments, of which the
70-first three are mandatory. The first argument specifies the number of
71-threads that the program should create. All of the threads, including the
72-main thread, allocate the number of blocks of memory specified by the second
73-argument. The third argument controls the size of the blocks to be
74-allocated. The main thread creates blocks of this size, the second thread
75-created by the program allocates blocks of twice this size, the third thread
76-allocates blocks of three times this size, and so on.
78-The program calls \fBmalloc_info\fP() twice to display the memory\-allocation
79-state. The first call takes place before any threads are created or memory
80-allocated. The second call is performed after all threads have allocated
83-In the following example, the command\-line arguments specify the creation of
84-one additional thread, and both the main thread and the additional thread
85-allocate 10000 blocks of memory. After the blocks of memory have been
86-allocated, \fBmalloc_info\fP() shows the state of two allocation arenas.
69+以下のプログラムは最大で 4 つのコマンドライン引数を取り、 最初の 3 つは必須である。 最初の引数は、このプログラムが生成するスレッド数を指定する。
70+メインスレッドを含む全てのスレッドが第 2 引数で指定した数のメモリブロックの割り当てを行う。 第 3 引数は割り当てるブロックのサイズを制御する。
71+メインスレッドはこのサイズのブロックを作成し、 このプログラムが生成する 2 番目のスレッドはこのサイズの 2 倍のサイズのブロックを、 3
72+番目のスレッドはこのサイズの 3 倍のサイズのブロックを割り当て、 以下同様である。
74+このプログラムは \fBmalloc_info\fP() を 2 回呼び出し、メモリ割り当て状態を表示する。
75+最初の呼び出しはスレッドの生成もメモリの割り当ても行われる前に実行される。 2 回目の呼び出しは全てのスレッドがメモリ割り当てを行った後に実行される。
77+以下の例では、 コマンドライン引数で、 追加でスレッドを一つ生成し、メインスレッドと追加のスレッドの両方が 10000
78+個のメモリブロックを割り当てるように指定している。 メモリブロックの割り当て後の \fBmalloc_info\fP() では、 2
8780 .in +4
8881 .nf
--- a/release/man3/posix_memalign.3
+++ b/release/man3/posix_memalign.3
@@ -120,9 +120,8 @@ NULL か一意なポインタ値が書かれる。 このポインタ値は、
120120 \fBaligned_alloc\fP(), \fBmemalign\fP(), \fBvalloc\fP(), \fBpvalloc\fP() は割り当てられた
121121 メモリへのポインタを返す。 割り当てに失敗した場合は NULL を返す。
123-\fBposix_memalign\fP() returns zero on success, or one of the error values
124-listed in the next section on failure. The value of \fIerrno\fP is
125-indeterminate after a call to \fBposix_memalign\fP().
123+\fBposix_memalign\fP() は成功した場合は 0 を返し、 失敗した場合は次のセクションに記載されたエラー値のいずれかを返す。
124+\fBposix_memalign\fP() の呼び出し後は \fIerrno\fP の値は不定である。
126125 .SH エラー
127126 .TP
128127 \fBEINVAL\fP
--- a/release/man3/printf.3
+++ b/release/man3/printf.3
@@ -216,18 +216,13 @@ glibc 2.2 では、さらに一つフラグ文字が追加されている。
216216 フィールド幅が小さかったり指定がなかったりしても、フィールドが切り詰められる ことはない。もし変換結果がフィールド幅よりも広かった場合、
217217 フィールドは変換結果が入る幅に広げられる。
218218 .SS 精度
219-An optional precision, in the form of a period (\(aq.\(aq) followed by an
220-optional decimal digit string. Instead of a decimal digit string one may
221-write "*" or "*m$" (for some decimal integer m) to specify that the
222-precision is given in the next argument, or in the m\-th argument,
223-respectively, which must be of type \fIint\fP. If the precision is given as
224-just \(aq.\(aq, the precision is taken to be zero. A negative precision is
225-taken as if the precision were omitted. This gives the minimum number of
226-digits to appear for \fBd\fP, \fBi\fP, \fBo\fP, \fBu\fP, \fBx\fP, and \fBX\fP conversions, the
227-number of digits to appear after the radix character for \fBa\fP, \fBA\fP, \fBe\fP,
228-\fBE\fP, \fBf\fP, and \fBF\fP conversions, the maximum number of significant digits
229-for \fBg\fP and \fBG\fP conversions, or the maximum number of characters to be
230-printed from a string for \fBs\fP and \fBS\fP conversions.
219+オプションである精度は、ピリオド (\(aq.\(aq) とそれに続く10進数という 形式で指定する (10進数はオプション) 。
220+10進数の文字列の代わりに "*" や "*m$" (m は 10 進整数)を書くこともできる。 "*" と "*m$" はそれぞれ、次の引き数と m
221+番目の引き数を精度として 使うことを指定する (これらの引き数は \fIint\fP 型でなければならない)。 精度として \(aq.\(aq
222+だけが指定された場合、 精度はゼロとみなされる。 精度が負の数だった場合、 精度は指定されなかったものとみなされる。 \fBd\fP, \fBi\fP, \fBo\fP,
223+\fBu\fP, \fBx\fP, \fBX\fP 変換では、表示される最小の桁数を指定する。 \fBa\fP, \fBA\fP, \fBe\fP, \fBE\fP, \fBf\fP, \fBF\fP
224+変換では、小数点以下に表示される数字の桁数を指定する。 \fBg\fP と \fBG\fP 変換では、有効数字の最大桁数を指定する。 \fBs\fP と \fBS\fP
231226 .SS 長さ修飾子
232227 「整数変換」とは、 \fBd\fP, \fBi\fP, \fBo\fP, \fBu\fP, \fBx\fP, \fBX\fP 変換のことである。
233228 .TP
--- a/release/man4/wavelan.4
+++ b/release/man4/wavelan.4
@@ -30,8 +30,7 @@ wavelan \- AT&T GIS WaveLAN ISA デバイスドライバ
3030 \fBinsmod wavelan_cs.o [io=\fP\fIB,B..\fP\fB] [ irq=\fP\fII,I..\fP\fB]
3131 [name=\fP\fIN,N..\fP\fB]\fP
3232 .SH 説明
33-\fIThis driver is obsolete:\fP it was removed from the kernel in version
33+\fBこのドライバーは時代遅れである\fP: このドライバーはカーネル 2.6.35 で削除された。
3635 \fIwavelan\fP は、NCR / AT&T / Lucent の \fBWaveLan ISA\fP と Digital(DEC) の
3736 \fBRoamAbout DS\fP というワイアレス・イーサネット (wireless ethernet) アダプタのための
--- a/release/man5/proc.5
+++ b/release/man5/proc.5
@@ -111,8 +111,7 @@ proc \- プロセスの情報を含む擬似ファイルシステム
111111 \fI/proc\fP にマウントされる。 大部分のファイルは読み出し専用 (read\-only) であるが、 いくつかのファイルは書き込み可能であり、
112112 そのファイルに書き込めばカーネルの内部変数を変更できる。
113113 .LP
114-The following list describes many of the files and directories under the
115-\fI/proc\fP hierarchy.
114+以下のリストでは \fI/proc\fP 階層以下のファイルやディレクトリの多くについて説明している。
116115 .PD 1
117116 .TP
118117 \fI/proc/[pid]\fP
@@ -1578,8 +1577,7 @@ UNIX ドメインソケットのリスト。 フォーマットは以下のと
15781577 St はソケットの内部状態で、Path は(もしあれば) ソケットのパス名である。
15791578 .TP
15801579 \fI/proc/partitions\fP
1581-Contains the major and minor numbers of each partition as well as the number
1582-of 1024\-byte blocks and the partition name.
1580+各パーティションのメジャー番号とマイナー番号が書かれている。 さらに、 1024 バイトブロック数とパーティション名も書かれている。
15831581 .TP
15841582 \fI/proc/pci\fP
15851583 カーネルの初期化時に見つかったすべての PCI デバイスのリストと その設定。
@@ -1835,10 +1833,9 @@ deallocate freed file handles, and the "free file handles" value is always
18351833 zero.
18361834 .TP
18371835 \fI/proc/sys/fs/inode\-max\fP (Linux 2.2 までにのみ存在)
1838-This file contains the maximum number of in\-memory inodes. This value
1839-should be 3\-4 times larger than the value in \fIfile\-max\fP, since \fIstdin\fP,
1840-\fIstdout\fP and network sockets also need an inode to handle them. When you
1841-regularly run out of inodes, you need to increase this value.
1836+このファイルには、メモリ内 inode の最大値が書かれている。 この値は \fIfile\-max\fP の値の 3\-4 倍にすべきである。 これは
1837+\fIstdin\fP, \fIstdout\fP, ネットワークソケットを扱うにも inode が必要なためである。 日常的に inode
18431840 Starting with Linux 2.4, there is no longer a static limit on the number of
18441841 inodes, and this file is removed.
@@ -2291,8 +2288,8 @@ To free pagecache, dentries and inodes, use:
22922289 echo 3 > /proc/sys/vm/drop_caches
2294-Because writing to this file is a nondestructive operation and dirty objects
2295-are not freeable, the user should run \fBsync\fP(8) first.
2291+このファイルへの書き込みは非破壊的な操作で、 ダーティな (dirty) オブジェクトは 解放されないので、 この操作を行う際は最初に
2292+\fBsync\fP(8) を実行しておくべきである。
22962293 .TP
22972294 \fI/proc/sys/vm/legacy_va_layout\fP (Linux 2.6.9 以降)
22982295 .\" The following is from Documentation/filesystems/proc.txt
--- a/release/man7/standards.7
+++ b/release/man7/standards.7
@@ -193,8 +193,8 @@ POSIX.1/SUS の次の改訂版に関する作業は 2008 年に完了し承認
193193 一般には、マニュアルページの「準拠」の章のリストに POSIX.1\-2001 が あれば、他に注意書きがなければ、そのインターフェイスは
194194 POSIX.1\-2008 にも準拠していると考えてよい。
196-Technical Corrigenda 1 (minor fixes and improvements) of this standard was
197-released in 2013 (referred to as \fIPOSIX.1\-2013\fP).
196+この標準の Technical Corrigenda 1 (正誤表; 細かな修正と改良) が 2013 年にリリースされている
197+(\fIPOSIX.1\-2013\fP と呼ばれる)。
199199 詳しい情報は Austin Group のウェブサイト
200200 .UR http://www.opengroup.org\:/austin/
--- a/release/man8/ld.so.8
+++ b/release/man8/ld.so.8
@@ -68,7 +68,7 @@ Linux のバイナリは、コンパイルの時に \fBld\fP(1) に対して \f
6868 それらの文字列は以下のように置き換えられる。
6969 .TP
7070 \fI$ORIGIN\fP (\fI${ORIGIN}\fP も同じ)
71-これは、 アプリケーションの実行ファイルが入っているディレクトリに展開される。 したがって、 \fIsomedir/app\fP に置かれたアプリケーションを
71+アプリケーションの実行ファイルが入っているディレクトリに展開される。 したがって、 \fIsomedir/app\fP に置かれたアプリケーションを
7373 gcc \-Wl,\-rpath,\(aq$ORIGIN/../lib\(aq
@@ -77,8 +77,8 @@ Linux のバイナリは、コンパイルの時に \fBld\fP(1) に対して \f
7777 特別なディレクトリではなく任意のディレクトリにインストールしても「ややこしい設定なしで」独自の共有ライブラリを使えるアプリケーションを作成することができる。
7878 .TP
7979 \fI$LIB\fP (\fI${LIB}\fP も同じ)
80-This expands to \fIlib\fP or \fIlib64\fP depending on the architecture (e.g., on
81-x86\-64, it expands to \fIlib64\fP and on x86\-32, it expands to \fIlib\fP).
80+アーキテクチャに応じて \fIlib\fP か \fIlib64\fP に展開される (例えば、 x86\-64 では \fIlib64\fP に、 x86\-32 では
81+\fIlib\fP に展開される)。
8282 .TP
8383 \fI$PLATFORM\fP (\fI${PLATFORM}\fP も同じ)
8484 .\" To get an idea of the places that $PLATFORM would match,
@@ -89,11 +89,9 @@ x86\-64, it expands to \fIlib64\fP and on x86\-32, it expands to \fIlib\fP).
8989 .\"
9090 .\" ld.so lets names be abbreviated, so $O will work for $ORIGIN;
9191 .\" Don't do this!!
92-This expands to a string corresponding to the processor type of the host
93-system (e.g., "x86_64"). On some architectures, the Linux kernel doesn't
94-provide a platform string to the dynamic linker. The value of this string
95-is taken from the \fBAT_PLATFORM\fP value in the auxiliary vector (see
92+ホストシステムのプロセッサ種別に対応する文字列に展開される (例えば "x86_64")。
93+いくつかのアーキテクチャでは、 Linux カーネルから動的リンカにプラットフォームを表す文字列が提供されない。 この文字列の値は補助ベクトルの
94+\fBAT_PLATFORM\fP 値から取得される (\fBgetauxval\fP(3) 参照)。
9795 .SH オプション
9896 .TP
9997 \fB\-\-list\fP
@@ -149,18 +147,14 @@ mmx, mtrr, pat, pbe, pge, pn, pse36, sep, ss, sse, sse2, tm
149147 4 つの重要な環境変数がある。
150148 .TP
152-(glibc since 2.2.3) Each shared library can inform the dynamic linker of
153-the minimum kernel ABI version that it requires. (This requirement is
154-encoded in an ELF note section that is viewable via \fIreadelf\ \-n\fP as a
155-section labeled \fBNT_GNU_ABI_TAG\fP.) At run time, the dynamic linker
156-determines the ABI version of the running kernel and will reject loading
157-shared libraries that specify minimum ABI versions that exceed that ABI
150+(glibc 2.2.3 以降) 各共有ライブラリは動的リンカに必要なカーネル ABI の最小バージョンを通知することができる (必要なバージョンは
151+ELF の note section に格納され、 \fIreadelf\ \-n\fP で \fBNT_GNU_ABI_TAG\fP
152+のラベルが付いたセクションとして見ることができる)。 実行時に、 動的リンカは実行中のカーネルの ABI バージョンを判定し、 カーネルの ABI
153+バージョンよりも大きな ABI の最小バージョンが指定された共有ライブラリのロードを行わない。
160-\fBLD_ASSUME_KERNEL\fP can be used to cause the dynamic linker to assume that
161-it is running on a system with a different kernel ABI version. For example,
162-the following command line causes the dynamic linker to assume it is running
163-on Linux 2.2.5 when loading the shared libraries required by \fImyprog\fP:
155+\fBLD_ASSUME_KERNEL\fP を使うことで、 動的リンカに、 異なるカーネル ABI
156+バージョンのシステムで実行されているかのように見せることができる。 例えば、 以下のコマンドラインを実行すると、 動的リンカは \fImyprog\fP
157+が必要とする共有ライブラリをロードする際に Linux 2.2.5 上で動作していると仮定する。
165159 .in +4n
166160 .nf
@@ -168,14 +162,11 @@ $ \fBLD_ASSUME_KERNEL=2.2.5 ./myprog\fP
168162 .fi
169163 .in
171-On systems that provide multiple versions of a shared library (in different
172-directories in the search path) that have different minimum kernel ABI
173-version requirements, \fBLD_ASSUME_KERNEL\fP can be used to select the version
174-of the library that is used (dependent on the directory search order).
175-Historically, the most common use of the \fBLD_ASSUME_KERNEL\fP feature was to
176-manually select the older LinuxThreads POSIX threads implementation on
177-systems that provided both LinuxThreads and NPTL (which latter was typically
178-the default on such systems); see \fBpthreads\fP(7).
165+必要なカーネル ABI の最低バージョンが異なる複数の共有ライブラリが (検索パス中の異なるディレクトリに) あるシステムでは、
166+\fBLD_ASSUME_KERNEL\fP を使って (ディレクトリ検索順序に基づき) 使用するライブラリのバージョンを選択することができる。
167+歴史的に見ると、 \fBLD_ASSUME_KERNEL\fP の最も一般的な使い道は、 LinuxThreads と NPTL
168+の両方を提供しているシステムで、 古い LinuxThreads の POSIX スレッド実装を手動で選択するためであった
169+(そのようなシステムでは、通常は NPTL がデフォルトであった)。 \fBpthreads\fP(7) を参照。
179170 .TP
180171 \fBLD_BIND_NOT\fP
181172 (glibc 2.2 以降) シンボルを解決した際、Global Offset Table (GOT) と Procedure Linkage
--- a/translation_list
+++ b/translation_list
@@ -1,4 +1,4 @@
1-×:LDP man-pages:3.54:2013/03/15:getent:1:::::
1+○:LDP man-pages:3.54:2013/03/15:getent:1:2013/10/14::amotoki@gmail.com:Akihiro MOTOKI:
22 ○:LDP man-pages:3.54:2007/11/15:intro:1:2013/09/30::amotoki@gmail.com:Akihiro MOTOKI:
33 ○:LDP man-pages:3.54:2012/07/16:ldd:1:2013/07/24::ysato@h4.dion.ne.jp:Yuichi SATO:
44 ○:LDP man-pages:3.54:2008/11/14:time:1:2013/10/02::amotoki@dd.iij4u.or.jp:Akihiro MOTOKI:
@@ -11,7 +11,7 @@
1111 @:LDP man-pages:3.54:2012/12/22:_sysctl:2:sysctl:2:
1212 ○:LDP man-pages:3.54:2010/09/10:accept:2:2013/03/26::amotoki@gmail.com:Akihiro MOTOKI:
1313 @:LDP man-pages:3.54:2010/09/10:accept4:2:accept:2:
14-☆:LDP man-pages:3.53=>3.54:2013/09/13:access:2:2013/03/25::amotoki@gmail.com:Akihiro MOTOKI:
14+○:LDP man-pages:3.54:2013/09/13:access:2:2013/10/14::amotoki@gmail.com:Akihiro MOTOKI:
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@@ -34,7 +34,7 @@
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37+○:LDP man-pages:3.54:2013/09/04:clock_getres:2:2013/10/14::amotoki@gmail.com:Akihiro MOTOKI:
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9292 @:LDP man-pages:3.54:2013/04/01:ftruncate:2:truncate:2:
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1312+○:LDP man-pages:3.54:2013/04/19:malloc_info:3:2013/10/14::amotoki@gmail.com:Akihiro MOTOKI:
13131313 ※:LDP man-pages:3.54:2012/05/04:malloc_set_state:3:malloc_get_state:3:
13141314 ○:LDP man-pages:3.54:2012/05/06:malloc_stats:3:2013/05/06::amotoki@gmail.com:Akihiro MOTOKI:
13151315 ×:LDP man-pages:3.54:2012/03/29:malloc_trim:3:::::
@@ -1409,7 +1409,7 @@
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14141414 ○:LDP man-pages:3.54:2010/09/12:pow:3:2013/07/24::amotoki@dd.iij4u.or.jp:Akihiro MOTOKI:
14151415 ○:LDP man-pages:3.54:2008/08/11:pow10:3:2013/07/24::ysato444@yahoo.co.jp:Yuichi SATO:
@@ -1417,7 +1417,7 @@
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