From takebayashi.shinya @ oss.ntt.co.jp Fri Jul 25 11:34:52 2008 From: takebayashi.shinya @ oss.ntt.co.jp (Shinya TAKEBAYASHI) Date: Fri, 25 Jul 2008 11:34:52 +0900 Subject: [Ultramonkey-l7-develop 177] =?iso-2022-jp?b?aXB2cyAbJEIkThsoQiBwZXJzaXN0ZW5jZSAbJEIlKiVXGyhC?= =?iso-2022-jp?b?GyRCJTclZyVzJHIbKEIgc2Vzc2lvbmxlc3MgGyRCJEshJiEmISYbKEI=?= Message-ID: 竹林です. お疲れ様です. 先ほど ipvs 関連のドキュメントを読んでいたのですが, -p|--persistence というオプションがあって,タイムアウトを用いて persistence 機能を実現できるそうです. しかもネットマスクを指定して,クライアントの範囲を絞ることもできる・・・ sessionless に入れ込んでみましょうか. この機能を入れ込めば,FTP の passive モードにも対応できそうです. パッチ作ってみましょうか. ----------------------------------------------------------- Shinya TAKEBAYASHI E-mail: takebayashi.shinya @ oss.ntt.co.jp GPG ID: 395EFCE8 GPG FP: 58B2 B5D0 A692 1BD8 328B E31E E027 AC35 395E FCE8 ----------------------------------------------------------- From kondo.hideaki @ oss.ntt.co.jp Fri Jul 25 12:59:14 2008 From: kondo.hideaki @ oss.ntt.co.jp (Hideaki Kondo) Date: Fri, 25 Jul 2008 12:59:14 +0900 Subject: [Ultramonkey-l7-develop 178] Re: =?iso-2022-jp?b?aXB2cyAbJEIkThsoQiBwZXJzaXN0ZW5jZSA=?= =?iso-2022-jp?b?GyRCJSolVyU3JWclcyRyGyhCIHNlc3Npb25sZXNzIBskQiRLISYbKEI=?= =?iso-2022-jp?b?GyRCISYhJhsoQg==?= In-Reply-To: References: Message-ID: <20080725124222.4255.KONDO.HIDEAKI@oss.ntt.co.jp> 竹林さん 近藤です。 お疲れ様です。 UM-L4に含まれるipvsに --persistence 機能が存在している ことは知ってましたが、現状UM-L7に取り込めていない機能 の一つですね。 一つの例として、UM-L4の場合は、persistenceオプションを 適用させ、SSLセッション再利用を効かせることで性能向上に 寄与するために用いてましたが、UM-L7の場合はSSL SessionID モジュールが追加されましたので、この用途ではあまり役立た ないですね。 やはり、役立つ場面やニーズ次第のように思いますが、 現状のUM-L7で対応できないFTP Passiveモードに対応できる ということであれば、実現させる価値はありそうですね。 他の方の意見も聞いてみたいところですね。 On Fri, 25 Jul 2008 11:34:52 +0900 Shinya TAKEBAYASHI wrote: > 竹林です. > お疲れ様です. > > > 先ほど ipvs 関連のドキュメントを読んでいたのですが, > -p|--persistence というオプションがあって,タイムアウトを用いて > persistence 機能を実現できるそうです. > しかもネットマスクを指定して,クライアントの範囲を絞ることもできる・・・ > > > sessionless に入れ込んでみましょうか. > この機能を入れ込めば,FTP の passive モードにも対応できそうです. > > パッチ作ってみましょうか. > > ----------------------------------------------------------- > Shinya TAKEBAYASHI > > E-mail: takebayashi.shinya @ oss.ntt.co.jp > GPG ID: 395EFCE8 > GPG FP: 58B2 B5D0 A692 1BD8 328B E31E E027 AC35 395E FCE8 > ----------------------------------------------------------- -- Hideaki Kondo From takebayashi.shinya @ oss.ntt.co.jp Fri Jul 25 14:06:10 2008 From: takebayashi.shinya @ oss.ntt.co.jp (Shinya TAKEBAYASHI) Date: Fri, 25 Jul 2008 14:06:10 +0900 Subject: [Ultramonkey-l7-develop 179] Re: =?iso-2022-jp?b?aXB2cyAbJEIkThsoQiBwZXJzaXN0ZW5jZSA=?= =?iso-2022-jp?b?GyRCJSolVyU3JWclcyRyGyhCIHNlc3Npb25sZXNzIBskQiRLISYbKEI=?= =?iso-2022-jp?b?GyRCISYhJhsoQg==?= In-Reply-To: <20080725124222.4255.KONDO.HIDEAKI@oss.ntt.co.jp> References: <20080725124222.4255.KONDO.HIDEAKI@oss.ntt.co.jp> Message-ID: たけばやしです. お疲れ様です. > やはり、役立つ場面やニーズ次第のように思いますが、 > 現状のUM-L7で対応できないFTP Passiveモードに対応できる > ということであれば、実現させる価値はありそうですね。 > > 他の方の意見も聞いてみたいところですね。 実際に配布物に入るか入らないかは別として,ちょこっとパッチ作ってみます. とりあえず実現方式を考えてみました. 1) sessionless モジュールの中に,クライアント IP アドレス, 最後にアクセスしてきた時刻,振り分け先の 3 項目を放り込むテーブルを 用意する 2) コネクションが来たら,(1) のテーブルの中に同じ IP アドレスを持つ エントリがあるかを探す(あったら 3 へ,なければ 4 へ) 3) タイムアウト期間内である場合は,同じリアルサーバに渡し,タイムスタンプを 更新する(2〜3 の繰り返し) ※ タイムアウトを過ぎていた場合は,テーブルからエントリを削除し 4 へ 4) スケジューラに渡し,振り分け先リアルサーバの情報,タイムスタンプと ともに,(1) のテーブルへ格納(あとは 2〜3 の繰り返し) 上記は IP アドレス単位で制御していますが,ipvs ではオプションとして, ネットマスクを使ってパーシステンスを効かす粒度を設定できるようになっています. たとえば,-p 10 -M 255.255.255.0 と設定すると,192.168.0.1 から リクエストを受け付けて RS1 に振られた後,10 秒以内に 192.168.0.200 から リクエストを受け付けた場合でも RS1 に飛ばします. この際,10 秒以内であっても,192.168.1.100 などサブネットから外れるものから きた場合は,スケジューラに回して,RR なり WRR なりでスケジューリングされます. 問題は,将来的にマルチスレッドになったときに管理が面倒臭くなること・・・. ----------------------------------------------------------- Shinya TAKEBAYASHI E-mail: takebayashi.shinya @ oss.ntt.co.jp GPG ID: 395EFCE8 GPG FP: 58B2 B5D0 A692 1BD8 328B E31E E027 AC35 395E FCE8 ----------------------------------------------------------- Hideaki Kondo wrote in message <20080725124222.4255.KONDO.HIDEAKI @ oss.ntt.co.jp > *** Subject: [Ultramonkey-l7-develop 178] Re: ipvs の persistence オプションを sessionless に・・・ *** Date: 2008/07/25 12:59:14 > > 竹林さん > > 近藤です。 > お疲れ様です。 > > UM-L4に含まれるipvsに --persistence 機能が存在している > ことは知ってましたが、現状UM-L7に取り込めていない機能 > の一つですね。 > > 一つの例として、UM-L4の場合は、persistenceオプションを > 適用させ、SSLセッション再利用を効かせることで性能向上に > 寄与するために用いてましたが、UM-L7の場合はSSL SessionID > モジュールが追加されましたので、この用途ではあまり役立た > ないですね。 > > やはり、役立つ場面やニーズ次第のように思いますが、 > 現状のUM-L7で対応できないFTP Passiveモードに対応できる > ということであれば、実現させる価値はありそうですね。 > > 他の方の意見も聞いてみたいところですね。 > > > On Fri, 25 Jul 2008 11:34:52 +0900 > Shinya TAKEBAYASHI wrote: > > > 竹林です. > > お疲れ様です. > > > > > > 先ほど ipvs 関連のドキュメントを読んでいたのですが, > > -p|--persistence というオプションがあって,タイムアウトを用いて > > persistence 機能を実現できるそうです. > > しかもネットマスクを指定して,クライアントの範囲を絞ることもできる・・・ > > > > > > sessionless に入れ込んでみましょうか. > > この機能を入れ込めば,FTP の passive モードにも対応できそうです. > > > > パッチ作ってみましょうか. > > > > ----------------------------------------------------------- > > Shinya TAKEBAYASHI > > > > E-mail: takebayashi.shinya @ oss.ntt.co.jp > > GPG ID: 395EFCE8 > > GPG FP: 58B2 B5D0 A692 1BD8 328B E31E E027 AC35 395E FCE8 > > ----------------------------------------------------------- > > -- > Hideaki Kondo > > _______________________________________________ > Ultramonkey-l7-develop mailing list > Ultramonkey-l7-develop @ lists.sourceforge.jp > http://lists.sourceforge.jp/mailman/listinfo/ultramonkey-l7-develop From n.nakai @ sdy.co.jp Fri Jul 25 23:20:14 2008 From: n.nakai @ sdy.co.jp (=?iso-2022-jp?q?=1B=24BCf5o7=7B5W=1B=28B?=) Date: Fri, 25 Jul 2008 10:20:14 -0400 Subject: [Ultramonkey-l7-develop 180] Re: =?iso-2022-jp?b?aXB2cyAbJEIkThsoQiBwZXJzaXN0ZW5jZSA=?= =?iso-2022-jp?b?GyRCJSolVyU3JWclcyRyGyhCIHNlc3Npb25sZXNzIBskQiRLISYbKEI=?= =?iso-2022-jp?b?GyRCISYhJhsoQg==?= In-Reply-To: References: <48894A70.2040207@sdy.co.jp> Message-ID: <200807251020.14716.n.nakai@sdy.co.jp> 中居@OLS会場です。 昨晩眠る前にメールを書いてしまったので間違ってたけばやしさん宛のメールに してしまいました。 申し訳ありません。 で、IPVSの挙動をsessionlessに適用しようという話ですね。 せっかくmodule系を書き換えるならばIPv6の対応と一緒に作業できれば よいかとは思います。 さすがにそろそろ待ったなしだよねとUSAGIの方にアドバイスもらいましたし(^^;;;; > たけばやしです. > お疲れ様です. > > > 1) sessionlessからipvsadmをcall? > > 2) ipvsadmを全体にsessionlessを書く?? > > 3) etc.. > > そんな難しい事ではありませんよ. > ipvs の persistence オプションの動作を,sessionless モジュールで > 踏襲してしまう,それだけのことです. > > 中で ipvs を呼び出すとか,そこまで大がかりなことは考えていません. > > > 1) sessionless モジュールの中に,クライアント IP アドレス, > 最後にアクセスしてきた時刻,振り分け先の 3 項目を放り込むテーブルを > 用意する > > 2) コネクションが来たら,(1) のテーブルの中に同じ IP アドレスを持つ > エントリがあるかを探す(あったら 3 へ,なければ 4 へ) > > 3) タイムアウト期間内である場合は,同じリアルサーバに渡し,タイムスタンプを > 更新する(2〜3 の繰り返し) > ※ タイムアウトを過ぎていた場合は,テーブルからエントリを削除し 4 へ > > 4) スケジューラに渡し,振り分け先リアルサーバの情報,タイムスタンプと > ともに,(1) のテーブルへ格納(あとは 2〜3 の繰り返し) > > > 上記は IP アドレス単位で制御していますが,ipvs ではオプションとして, > ネットマスクを使ってパーシステンスを効かす粒度を設定できるようになっています. > > たとえば,-p 10 -M 255.255.255.0 と設定すると,192.168.0.1 から > リクエストを受け付けて RS1 に振られた後,10 秒以内に 192.168.0.200 から > リクエストを受け付けた場合でも RS1 に飛ばします. > この際,10 秒以内であっても,192.168.1.100 などサブネットから外れるものから > きた場合は,スケジューラに回して,RR なり WRR なりでスケジューリングされます. > > 元ネタはココです > > http://jlvs.infoscience.co.jp/persistence.html > > ----------------------------------------------------------- > 日本電信電話株式会社 研究企画部門 OSS センタ > 技術ユニット 高信頼グループ > > 竹林 信哉(たけばやし しんや) > > TEL: 03-5860-5135 (直通 5085) > E-mail: takebayashi.shinya @ oss.ntt.co.jp > GPG ID: 395EFCE8 > GPG FP: 58B2 B5D0 A692 1BD8 328B E31E E027 AC35 395E FCE8 > ----------------------------------------------------------- > > 中居憲久 wrote in message <48894A70.2040207 @ sdy.co.jp> > *** Subject: Re: [Ultramonkey-l7-develop 177] ipvs の persistence オプションを > sessionless に・・・ > *** Date: 2008/07/25 12:37:20 > > > 中居です。 > > お疲れ様です。 > > > > ipvsと猿を組み合わせる部分だと思いますが、 > > 入れ込むと言うのがちょっと想像外になってます。 > > > > 1) sessionlessからipvsadmをcall? > > 2) ipvsadmを全体にsessionlessを書く?? > > 3) etc.. > > > > すいませんもうちょっと詳しく説明してくださると幸いです。 > > #ちょっと英語付け(時々フランス語)で頭がウニ状態ですorz > > > > > > 休刊話題: > > USAGIの吉藤さん、お猿の話をしたら > > 「テストしたいならば持ってきてくれればいくらでも」と > > お話されてくださいました(^^;; > > リップサービスとはいえうれしい限りです。 > > > > > 竹林です. > > > お疲れ様です. > > > > > > > > > 先ほど ipvs 関連のドキュメントを読んでいたのですが, > > > -p|--persistence というオプションがあって,タイムアウトを用いて > > > persistence 機能を実現できるそうです. > > > しかもネットマスクを指定して,クライアントの範囲を絞ることもできる・・・ > > > > > > > > > sessionless に入れ込んでみましょうか. > > > この機能を入れ込めば,FTP の passive モードにも対応できそうです. > > > > > > パッチ作ってみましょうか. > > > > > > ----------------------------------------------------------- > > > Shinya TAKEBAYASHI > > > > > > E-mail: takebayashi.shinya @ oss.ntt.co.jp > > > GPG ID: 395EFCE8 > > > GPG FP: 58B2 B5D0 A692 1BD8 328B E31E E027 AC35 395E FCE8 > > > ----------------------------------------------------------- > > > > > > _______________________________________________ > > > Ultramonkey-l7-develop mailing list > > > Ultramonkey-l7-develop @ lists.sourceforge.jp > > > http://lists.sourceforge.jp/mailman/listinfo/ultramonkey-l7-develop -- n.nakai @ sdy.co.jp 株式会社SDY. From n.nakai @ sdy.co.jp Fri Jul 25 23:36:40 2008 From: n.nakai @ sdy.co.jp (=?iso-2022-jp?q?=1B=24BCf5o7=7B5W=1B=28B?=) Date: Fri, 25 Jul 2008 10:36:40 -0400 Subject: [Ultramonkey-l7-develop 181] Re: =?iso-2022-jp?b?aXB2cyAbJEIkThsoQiBwZXJzaXN0ZW5jZSA=?= =?iso-2022-jp?b?GyRCJSolVyU3JWclcyRyGyhCIHNlc3Npb25sZXNzIBskQiRLISYbKEI=?= =?iso-2022-jp?b?GyRCISYhJhsoQg==?= In-Reply-To: <20080725124222.4255.KONDO.HIDEAKI@oss.ntt.co.jp> References: <20080725124222.4255.KONDO.HIDEAKI@oss.ntt.co.jp> Message-ID: <200807251036.40511.n.nakai@sdy.co.jp> 中居です。 お疲れ様です。 sessionlessが現状はl7vsdのモジュール構造のスケルトンとして機能していると思うのですよ。 したがって、「基本的モジュールはsessionlessの構造でそれを参考に実装してね」という 形になるかと思います。 そのような視点で見た場合には別途-persistance-sessonlessのようなモジュールを 作った方がよいかもしれません。 また、IPv6ではIPv4とIPv6が一つのデバイスで持つために、 addrinを直接持つわけにはいかず、ちょっと構造に手が入ると思いますし せっかく新規機能実装ならばこのあたりを決めてしまって進むと幸せになれそうな気がします。 Usagiの吉藤さんとお話しましたが待ったなし!といわれてしまいましたし(^^;;;; > 竹林さん > > 近藤です。 > お疲れ様です。 > > UM-L4に含まれるipvsに --persistence 機能が存在している > ことは知ってましたが、現状UM-L7に取り込めていない機能 > の一つですね。 > > 一つの例として、UM-L4の場合は、persistenceオプションを > 適用させ、SSLセッション再利用を効かせることで性能向上に > 寄与するために用いてましたが、UM-L7の場合はSSL SessionID > モジュールが追加されましたので、この用途ではあまり役立た > ないですね。 > > やはり、役立つ場面やニーズ次第のように思いますが、 > 現状のUM-L7で対応できないFTP Passiveモードに対応できる > ということであれば、実現させる価値はありそうですね。 > > 他の方の意見も聞いてみたいところですね。 > > > On Fri, 25 Jul 2008 11:34:52 +0900 > > Shinya TAKEBAYASHI wrote: > > 竹林です. > > お疲れ様です. > > > > > > 先ほど ipvs 関連のドキュメントを読んでいたのですが, > > -p|--persistence というオプションがあって,タイムアウトを用いて > > persistence 機能を実現できるそうです. > > しかもネットマスクを指定して,クライアントの範囲を絞ることもできる・・・ > > > > > > sessionless に入れ込んでみましょうか. > > この機能を入れ込めば,FTP の passive モードにも対応できそうです. > > > > パッチ作ってみましょうか. > > > > ----------------------------------------------------------- > > Shinya TAKEBAYASHI > > > > E-mail: takebayashi.shinya @ oss.ntt.co.jp > > GPG ID: 395EFCE8 > > GPG FP: 58B2 B5D0 A692 1BD8 328B E31E E027 AC35 395E FCE8 > > ----------------------------------------------------------- > > -- > Hideaki Kondo > > _______________________________________________ > Ultramonkey-l7-develop mailing list > Ultramonkey-l7-develop @ lists.sourceforge.jp > http://lists.sourceforge.jp/mailman/listinfo/ultramonkey-l7-develop -- n.nakai @ sdy.co.jp 株式会社SDY.