From momose.ayako @ nttcom.co.jp Mon Apr 7 15:08:20 2008 From: momose.ayako @ nttcom.co.jp (=?UTF-8?B?55m+54CsIOe2vuWtkA==?=) Date: Mon, 07 Apr 2008 15:08:20 +0900 Subject: [Ultramonkey-l7-develop 163] Re: =?utf-8?b?W2w3Z3VpXSDjg5XjgqHjgqTjg6vlkIzmnJ8g77yId2FzOltV?= =?utf-8?q?ltramonk=EF=BF=BDey-l7-develop_146=5D_Re=3A?= In-Reply-To: References: Message-ID: <47F9BA54.5090502@nttcom.co.jp> 竹林様 百瀬です。 いつもお世話になっております。 回答が大変遅くなり申し訳ございません。 以下、インラインにて回答させていただきますので ご確認いただければ幸いです。 Shinya TAKEBAYASHI さんは書きました: > 百瀬 様 > > > 竹林です. > メッセージスレッドを切り直しました. > > オリジナルは > > * Message-ID: 47BE6B61.2070205 @ nttcom.co.jp > * Subject: [Ultramonkey-l7-develop 146] Re: GUI の実装状況について > * Date: Fri, 22 Feb 2008 15:27:45 +0900 > > です. > > 以降,ファイル同期についてはこのスレッドにぶら下げてください. > > >> ■概要 >> 設定リソース同期ツールは、UltraMonkey-L7が冗長化構成時に >> ACT-SBY間で設定ファイルの同期処理を行う機能です。 > > l7directord.cf の同期という認識でよろしいでしょうか. > つまり,ユーザ自身が l7vsadm コマンドを用いて,l7directord.cf の変更をせずに > 仮想サービスの設定を変更した場合は,これは対象外ということですね. > > どこまで出来て,どこから出来ないのかを明確にする必要があると思います. 同期する対象は、以下3ファイルに保存されている設定内容となります。 1)l7directord.cf 2)l7vs.cf (lilithで導入予定) 3)GUIのユーザ情報 (lilithで導入予定) 竹林さんのご指摘どおり、設定ファイルの変更をせずに設定を変更した 情報については、同期されません。 > > >> ■起動方法 >> 1) ACT側の実行方法は下記の2種類があります。 >> a.. GUIアプリケーションから起動 >> b.. ACT側のコマンドラインから起動 >> >> 2) SBY側の実行方法は以下の通りです。 >> ACT側の設定リソース同期機能が、xinetd経由でSBY側の >> 設定リソース同期機能を起動 > > GUI とは独立した機能として見えます. > l7directord のパッケージに入れましょうか. ご指摘いただいた通り、GUIとは独立しており、単独で動作可能です。 ただし、GUIで作成したコードを利用しています。 > > ちなみに,使用する言語は決まっていますか? > バックグラウンドで動作させなければならないという都合上, > 例えば Java などに見られる IL を VM で実行するような重い言語では > 実用性に欠けるかと思います. > 同期ツールではJavaを使用します。 上記の通り、GUIで設定ファイルを読み書きするコードがあるためです。 > また,xinetd が使えない場合も多く存在しますが,その場合は > inetd 経由での起動もできるような設計になっているのでしょうか. > # だいたい,両対応になるかと思いますが. 同期ツールはinet.dにも対応しています。 SBY側は標準入力から情報を取得する設計になっています。 > > >> ■同期対象ファイル >> 設定リソース同期ツールで同期可能なファイルは下記3ファイルとなります。 >> a.. 負荷分散プロセス設定ファイル(/etc/l7vs/l7vs.cf) >> b.. サーバ設定監視補助設定ファイル(/etc/ha.d/conf/l7directored.cf) >> c.. GUIのユーザ情報 > > l7vs.cf は現在存在しませんが,これは新規で作成するのですか? > l7vsd に設定ファイルを作るという検討すらされていない気がしますが. l7vs.cf についてはlilithでサポート予定です。 (以前にMLで流れているようなのでご確認ください。) > > また,「GUI のユーザ情報」とありますが,GUI を使っていない場合は > 単純に無視されるという扱いでよろしいでしょうか. > 設定ファイルの場所はどこに置くのか,どうやって設定するのか,なども > 検討する必要があると思います. ご指摘いただいた通り、GUIを使っていない場合は無視されます。 設定ファイルの場所や設定方法はGUIの仕様に従います。 > > レアなケースだとは思いますが,現用系と待機系でファイルの > パスが異なる場合なども考慮する必要があると思います. ファイルパスの違いには以下の通り対応しています。 1)以下2つの情報は、ファイルのパスは同期対象から外しています。 a..l7directord.cfの設定内容 b..GUIのユーザ情報 2)l7vsd.cfは/etc/l7vsのパス以外は無効なため、違いを考慮しなくても 問題ないと考えています。 > > >> ■同期単位 >> 以下のカテゴリ単位で同期を取ることができます。 >> a.. 負荷分散プロセスのログ >> b.. UltraMonkey-L7設定ツールのログ >> c.. SNMPAgentのログ >> d.. Replicationの設定 >> e.. SNMPAgentの設定 >> f.. UltraMonkey-L7設定 >> g.. RealServerの監視設定 >> h.. VirtualService及びRealServerの設定 >> i.. ユーザ情報 > > どの設定項目が,どの設定ファイルに属すのかを整理するところから > 始めていかなければならないと思います. 設定項目と設定ファイルの対応は下記の通りです。 a.. 負荷分散プロセスのログ・・・・・・・・ l7vs.cf b.. UltraMonkey-L7設定ツールのログ・・・・ l7vs.cf c.. SNMPAgentのログ ・・・・・・・・・・・ l7vs.cf d.. Replicationの設定 ・・・・・・・・・・ l7vs.cf e.. SNMPAgentの設定 ・・・・・・・・・・・ l7vs.cf f.. UltraMonkey-L7設定・・・・・・・・・・ l7vs.cf g.. RealServerの監視設定・・・・・・・・・ l7directord.cf h.. VirtualService及びRealServerの設定・・ l7directord.cf i.. ユーザ情報・・・・・・・・・・・・・・ userdata.dat > > ところでログファイルの同期まで行うのですか? > さすがにそれは不要かと思いますが. > 時刻が異なる場合,log4cxx の設定でホスト名を記録しない設定にした場合など, > 同期されると逆に解析がややこしくなる場合があると思います. ログファイルの同期は行いません。 上記で「ログ」と書いてあるものは、ログの設定情報です。 > > >> ■通信方法 >> ACTとSBYでのやり取りは、TCPメッセージ通信を利用します。 > > 「TCP メッセージ通信」という言葉は初耳ですが, > 単純に TCP で send/recv をするということでしょうか. はい。ご指摘のとおり、TCPでsend/recvするということです。 > > また,インタフェイスの設定などはできますか? > 実際の運用の形態としては,「運用ネットワーク」「保守ネットワーク」 > 「バックアップネットワーク」を用意して,運用ネットワークには > サービス情報以外の無用なトラヒックが流れないようにするパターンが > 非常に多く見受けられます. > > こういった場合には,送受信するインタフェイスを個別に設定できることが > 求められますが,この辺りは考慮されていますか? > # 多くのデーモンに「-i [interface]」オプションがあるのは,このためです はい。以下の3つの情報を設定できるため、別ネットワークでの情報送受信に対 応しています。 -ACTが同期ツールで使用するNIC名、ホスト名、またはIPアドレス -SBYが同期ツールで使用するNIC名、ホスト名、またはIPアドレス -SBYが同期ツールで使用するポート番号 > > 受信側はスーパーデーモンによってインタフェイスが制御されるため > 問題ないかと思いますが,送信側については考慮する必要があります. > > ---------------------------------------------------------------- > Shinya TAKEBAYASHI > > E-mail(Office) : takebayashi.shinya @ nttcom.co.jp > E-mail(private): makoto @ kanon-net.jp > GPG ID : FFD20D1F > GPG FP : 7B5B E0FC B785 7457 683C 47D6 5564 DDDD FFD2 0D1F > CC FP : 7456 70EE 0A68 BC95 B1FC F78F C6A9 3E0E F798 A218 > ---------------------------------------------------------------- > > 以上 よろしくお願いいたします。 -- 百瀬 綾子 momose.ayako @ nttcom.co.jp