『世界樹』は、フリーでオープンソースの、MIDIシーケンサーソフトです。このソフトは、複数のトラックを同時に表示・編集でき、かつ印刷可能なトラックリストウィンドウ・ピアノロールウィンドウ・イベントリストウィンドウ・譜面ウィンドウを装備しており、メタイベント・システムエクスクルーシヴイベントを含む、すべての種類の MIDIイベントを編集することができます。また、世界樹シーケンスファイル(*.skj)、Cherryシーケンスファイル(*.chy)、スタンダードMIDIファイル(*.mid)、MIDICSVファイル(*.csv)の読み込み・保存に対応しています。
このヴァージョンでは、次の点を改良しました。
・初のUnicode版をリリース。 ファイル名やテキスト系のイベントの文字列において、 ラテン文字・漢字・ハングル文字・キリル文字など、あらゆる文字が利用可能になった。 ・「言語」ダイアログで、デフォルトのテキストエンコーディングを下記から指定できるようにした。 ここで選択した文字コードは、文字コード指定のないテキスト系イベントの文字列を エンコードするのに用いられる。これまでは、"932-Japanese Shift-JIS"固定だった。 ・874-Thai ・936-Chinese Simplified ・950-Traditional Chinese (BIG5) ・932-Japanese Shift-JIS ・1250-Central European (Windows) ・1251-Cyrillic (Windows) ・1252-Western Latin-1 recommended ・1253-Greek (Windows) ・1254-Turkish (Windows) ・1255-Hebrew (ISO-Visual) ・1256-Arabic ・1257-Baltic (Windows) ・1258-Vietnamese ・20866-Cyrillic (KOI8-R) ・28592-Central European (ISO) ・50225-Korean (ISO) ・1200-Unicode UTF-16 Little Endian ・1201-Unicode UTF-16 Big Endian ・テキスト系イベントで下記の4種類の文字コードの指定が可能になった。 いったん文字コードを指定すると、同一トラックの後続の同種のイベントも同様に適用される。 文字コードが何も指定されていない場合、「言語」ダイアログのテキストエンコーディングで指定した 文字コードが適用される。 "{@UTF-16LE}"と"{@UTF-16BE}"は、それぞれ{0xFF,0xFE}と{0xFE,0xFF}に変換されて保持される。 ・"{@LATIN}"で始まる : 1252-Western Latin-1 ・"{@JP}"で始まる : 932-Japanese Shift-JIS ・"{@UTF-16LE}"で始まる : 1200-Unicode UTF-16 Little Endian ・"{@UTF-16BE}"で始まる : 1201-Unicode UTF-16 Big Endian ・Sekaiju.iniの文字コードは、すべての文字を保存できるようにするため、 Windowsレジストリと同じ、Unicode UTF-16 Little Endian フォーマットとなった。 ・GUIのフォントを変更した。
・オプションダイアログで、フォントのページが追加された。 これにより、表示用と印刷用で、より良いフォントとフォントサイズが選択できるようになった。 ・第2ツールバーのタイム値および小節:拍:ティック値が、 MIDIデータの終端で演奏終了したとき正しくないバグを修正。 ・ピアノロールウィンドウの鍵盤部で、1キーが12ピクセル以上に拡大されたときは、 ノート名を表示するようにした。 ・ピアノロールウィンドウで非常に短いノートイベントのバーをつかんだとき、 右にドラッグして音長さを伸ばせるようにした。 ・「編集(E)」-「イベントのテンポ変更...」ダイアログを追加し、 選択範囲のテンポを一括変更できるようにした。 ・CC#64(ホールドペダル)などのコントロールチェンジの値は、63と64の間をしきい値とみなすように修正。 ・MIDIIOライブラリを1.0に更新。 ・MIDIDataライブラリを3.1に更新。 ・MIDIClockライブラリを1.0に更新。 ・MIDIStatusライブラリを0.9に更新。 ・MIDIInstrumentライブラリを0.7に更新。
詳しくはhttp://openmidiproject.sourceforge.jp/index.htmlをご覧ください。