如何安裝 msys2-crossgcc

MSYS2用の全部入りbinutilsと46種類のクロスコンパイラのパッケージです。全部インストールしたときに必要なディスク容量は約1.6GBです。
  • aarch64, alpha, arc, arm, avr, bfin, c6x, cr16, cris, crossgcc, epiphany, fr30, frv, h8300, hppa, i386, ia64, m32c, m32r, m68k, mcore, microblaze, mips, mmix, mn10300, moxie, msp430, nios2, pdp11, powerpc, powerpc64, rl78, rx, s390, score, sh, sh64, sparc, sparc64, spu, tilegx, tilepro, v850, vax, x86_64, xstormy16, xtensa
クロスコンパイラの使い方は次の記事を参照してください。
MSYS2のインストール方法は次の記事を参照してください。

pacmanの設定

クロスコンパイラのリポジトリを追加します。

環境を確認します。
$ uname -m
i686と表示されれば32bit、x86_64と表示されれば64bitです。

/etc/pacman.conf にリポジトリを追記します。

64bitの場合

[crossgcc]
SigLevel = Optional TrustAll
Server = http://osdn.dl.osdn.jp/msys2-crossgcc/62918

32bitの場合

[crossgcc]
SigLevel = Optional TrustAll
Server = http://osdn.dl.osdn.jp/msys2-crossgcc/62921

インストール方法

パッケージ一覧を更新します。
$ pacman -Sy
追加されたパッケージを確認します。
$ pacman -Sl crossgcc
次のようにすれば必要なパッケージを選択してインストールできます。
$ pacman -S crossgcc

アンインストール方法

すべてのパッケージを一度にアンインストールすることが可能です。
$ pacman -R crossgcc
個別に削除することも可能です。

その他

プロジェクト定義をシェルスクリプトで生成してパッケージを作成しています。使用したファイルは次で公開しています。
一般的なクロスコンパイラの説明は次の記事を参照してください。
クロスコンパイラで生成したテストコードは次を参照してください。
色々なアーキテクチャに触れて遊ぶ楽しさが伝われば幸いです。